SANKYO presents LIFETIME BOXING FIGHTS18 12月31日(日) 大田区体育館

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第5試合 WBA世界S・フライ級タイトルマッチ12回戦 井岡一翔(志成) ホスベル・ペレス(ベネズエラ)

井岡7RKO勝ち。王座防衛。

試合は、いつになく打ち気にはやる井岡が、2Rより自ら前に出て、珍しく被弾上等の打ち合いへ。左ジャブ、左フックボディを当てていた井岡だが、真正面から行くからか、3Rにはペレスの右フックをもらう。4Rには左フックボディを効かせた井岡だが、やはりペレスのパンチも入るシーンあり。

5R、トランクスをしきりに下げるペレスをつかまえ、井岡はカウンターの右ストレートにて1ダウン目。続いて、ワンツーにてコーナーにペレスを飛ばし2ダウン目奪取。7Rには入ったが、再びペレスの上体の動きに右ストレートを合わせ3ダウン目、フィニッシュへ。倒し方は鮮やかも被弾は気になった。

この試合にて、34歳の井岡は、34戦31勝(16KO)2敗1分となり。28歳のペレスは、24戦20勝(18KO)4敗となり。

第4試合 バンタム級10回戦 比嘉大吾(志成) ナワポン・カイカンハ(タイ)

比嘉4RKO勝ち。

ナワポン、惜しい~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。比嘉は被弾が多く、振らせながら後半まで行ければと思わせられたが…。バンタム級ではパンチの効きがいまいちに感じるところはある比嘉だが、一瞬の倒し屋の嗅覚はたいしたものだ。

試合は、これまた接近戦の両者。体の大きいナワポンの左右アッパー、左フックボディの方が比嘉よりいいくらいで、2、3Rとロープに詰まる比嘉は苦しい印象。ポイント的に素直にナワポンには入っていないにせよ、10回戦の後半に比嘉が蓄積したダメージに決壊するシーンもあるのではという流れ。

その中4R、比嘉がペースを変えに暴れに来て、右フックをもらうナワポン。これに飲まれていたナワポンだが、逆に嵐があけた後にチャンスも来るのではないかと見ていた。しかし、比嘉の追撃は止まらず、右フックからの左フックボディにてナワポンを大の字にダウン。完全に伸ばして10カウントを強奪した。

この試合にて、28歳の比嘉は、24戦21勝(19KO)2敗1分となり。32歳のナワポンは、63戦58勝(48KO)4敗1分となり。

第3試合 フェザー級10回戦 堤駿斗(志成) ルイス・モンシオン・ベンチャーラ(ドミニカ共和国)

堤3RTKO勝ち。

堤、接近戦にて、これだけ強ぇのかよぉ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(知ってた)。ただし、わざとなのかマーチンレフェリー、いつになく止めるのが遅えっ。世界ランカー試合とはいえ…。

試合は、接近戦を挑むベンチャーラに呼応する形にて、堤の左フックボディ、左右アッパーのねじ込みが強い強い。2Rには、左アッパーを受けたベンチャーラのマウスピースが、「あしたのジョー」よろしく、リング外に弧を描いて飛んで行った。堤の腹打ちに、かなりベンチャーラは苦しかったか。

そして3R、堤はかつての佐竹政一をほうふつとさせる切り返しの左フックにて、ベンチャーラより1ダウン奪取。よく立ったベンチャーラも、足元はグラグラ。堤に左フックボディをめり込ませられ危うし。マーチンレフェリーに入って欲しかったが、堤の右ストレートに前のめりの2ダウン目まで見せられた。

この試合にて、24歳の堤は、4戦4勝(1KO)となり。25歳のベンチャーラは、12戦11勝(9KO)1敗となり。

第2試合 OPBF東洋太平洋S・フェザー級王座決定戦12回戦 木村吉光(志成) 坂晃典(仲里)

中止。木村が緊急搬送され棄権によるもの。

スパーリング2分2R 坂晃典(仲里) 鈴木稔弘(志成) 勝敗なし。

ガチガチなスパーリングではなく、マスボクシングにて動いた両者。

予備カード第1試合 50.5kg契約4回戦 吉村響(DANGAN越谷) 藤岡冬志也(花形)

ドロー。

初回、大柄な吉村のワンツーペースだったが、2Rより潜り込んだ藤岡の左右フックボディペースへ。吉村も押し込まれながらよく打ち合ったが、藤岡の形にはめ込まれ。4Rには、藤岡の左フックボディが効き、丸まり危うい吉村。藤岡の勝ちに見えたが、1ー0藤岡優勢のドローに終わった。

この試合にて、22歳の吉村は、1戦1分となり。32歳の藤岡は、2戦1敗1分となり。

第1試合 S・フライ級8回戦 重里侃太朗(志成) ダナイ・ギアッブプーキア(タイ)

重里判定勝ち。

サウスポー同士。試合は、重里がジャッジ3者がフルマークとする完勝ながらも、ダナイもよく打ち合いについて行った奮闘ぶりが光る。ダナイもいい選手だ。両者、ワンツーの交錯となったが、ダナイも右フックボディを当てるなどする。何度もワンツーのクリーンヒットでふらつかせたのは重里にせよ。

この試合にて、27歳の重里は、7戦6勝(2KO)1分となり。23歳のダナイは、25戦20勝(12KO)5敗となり。

予備カード第2試合 ウェルター級6回戦 浦嶋将之(角海老宝石) 松野晃汰(神奈川渥美)

浦嶋判定勝ち。

試合は、浦嶋の強さ、うまさに舌を巻く。松野相手に完勝ゆえ、さらにそれが際立つ。浦嶋は左ジャブにて長身の松野を押さえ、左右フックのコンボを存分に当て。松野のプレッシャーは強いも、要所で打ち合いの強さも見せた浦嶋。ただし、1人ドローにつけたジャッジおり。失礼ながらちゃんと見てましたか?

この試合にて、27歳の浦嶋は、3戦2勝(1KO)1分となり。22歳の松野は、5戦3勝(2KO)2敗となり。