畑中ジム興行、場内で飲食禁止とのこと。「飲み物は外で飲んでペットボトルは捨ててから入場を」と、もぎり係が言っている。え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ。あれだけコロナが厳しい時期も、後楽園ホール内、水分補給は可にしてたのに? 畑中ジムさん、どういうつもり?
目次
本日の興行
本日の興行は、16時終了。畑中興行の全体像が見えず、用心して名古屋20時5分発の新幹線を取ってしまったのだが、今日は興行の後味が良いので苦しゅうないぞ。これが「スター1UPの法則」でドローとかで丸め込まれた日には、「殿ご乱心」というくらい悪罵を書き込むところだったので善き善き。
客入り
客入りは、6割くらいか。関東に限らず、やはりボクシング興行は名古屋でも苦戦中か。名古屋のムエタイ興行は、ここを完売させるからねぇ。畑中ジム30周年記念興行であり、御曹司のエースが出場、さらには松田ジムのホープ3人が紹介されたりと名古屋のジムで協力してはいたが、空席は目立った。
金山の、にぼしラーメン88にて、にぼし涼麺を食べて帰宅。後、名古屋駅の抽選で4等の1000円商品券が当たり。お土産を増加させて購入。
坂井涼VS久保春平について。
この試合の最終8R中、レフェリーが突如の尻餅。ゆっくりと立ち上がったが、ちゃんと歩けない様子。これは非常に珍しい、試合中のレフェリー交代劇となった。プロレスみたいな「タッチ」はしなかったが、サブレフェリーが現れ急遽リング内に入る。
その後、リングサイドのパイプ椅子に座ったレフェリーは、左足首をドクターに見せている。最終的に両肩をかつがれ退場して行ったが、大丈夫だったろうか。ひねったくらいならいいが、アキレス腱断絶とかなら大事だよね。瞬間火事場のバカ力で立ち上がり、リングを下りるまでは歩いたのかも知れん。
本日のええ写真
本日の「ええ写真撮れたでぇ~」は、タナンチャイ・チャルンパック。正直日本のリングでは、どうしてもタイ人やフィリピン人の判官贔屓となるサーバル。同時に「でもどうせ負けにされるんでしょ」の諦念で90年代から生きているが、最近はいい意味で裏切られる。「生きていてよかった」(byフラカン)
トレーナーさんやジムのお偉いスーツおじさんに、1人1人「ワーイ(合掌)」をして頭を下げていたタナンチャイ。試合後、通訳にA島さんもいたのに勝利者マイクなし(畑中が勝てば絶対やったよね)。ただ、A島さんが皆を並べて記念撮影しているのを、さらに記念撮影したサーバル。今日はこれで満足です。
蒸し返して悪いが、この日の畑中ジム興行は場内で一切の飲食禁止。入口のもぎりの兄ちゃんは、はっきりと「飲み物は外で飲んでペットボトルは捨ててから入場を」という主旨のことを言っていた。クーラーは効いているにせよ、真夏の興行に誰がどういう意図でこれを決めた? ゴミ捨てが面倒だから?
なお、リングアナの須藤氏は、はっきり「場内で水分を摂るな」とは言いづらかったのか、「場内では係員の指示をお守りください」と「逃げ」のアナウンス。本部席には安河内氏の顔も見えたが、この措置をただの1人も「おかしい」と言う大人はいなかったのか。日本のボクシング界、大丈夫?
ちなみに、リングサイドの記者席を見ると、気を遣ってか誰もテーブルにペットボトルは置いておらず(ただし、JBCの役員でペットボトルを手にして歩いていた者は見た)。記者さんの中には、カバンからサッとお茶を出し一口飲んでカバンにしまう者あり。あー、やだやだ。バカの集団だろうか。
私は「動画を撮るな」などの決まりは守ってはいるが、この決まりはさすがに命の危険もあるので守らずに水分摂取。休憩時間もなく3時間、いちいち会場の外に出て飲んでる内に、中の試合進行を止めてくれないし。本当に掃除が面倒だからこれを決めらたとしたら目も当てられない悪法だよ。やれやれ。
追記。知らない人のために書いておくと、この会場は音楽ホールなどによくある「元々飲食が出来ない場所」ではないですからね。6月30日(日)、ここでのムエタイスーパーファイト興行では、場内2ヶ所で香辛料の匂いをガンガンさせてタイ料理を売ってましたので。それを分かって私は書いてます。
それとJBCさんにはもう1つ。これは東日本の人なのか中日本の人なのか知らないが、メイン試合にて青コーナー側に立ってた君。後楽園ホールなどのインスペクターは試合中しゃがみ込むのが基本だが(ロバート山本氏を見よ)、この人はずっと仁王立ち。
中腰になっていたタイ人トレーナーや、リングに指を置いた背広タイ人にズカズカ近づき注意を与えていたが、その後はやはり仁王立ち。後方に客はいる。「あ・ん・た・が・じ・ゃ・ま・な・ん・じ・ゃ・ご・ざ・い・ま・せ・ん・か?」
色々書きましたが、名古屋まで遠征してサラッと終わってしまう興行よりも、書けども書けども言うべきことが尽きない興行は好物です。これがあるから現地観戦はやめられない。次回、時間が合えば名古屋遠征などは、せきちゃんとの対談収録を合わせ技にしたい。
席比率
【席比率】2024年、久保春平チケット、ハジから7席目も人が来なかったのでハジ席認定。123興行中、100ハジ席(81%)、21空き席(17%)、2中席(2%)。5369→5370(-02,+03)。
「試合中の立ち歩き、ほんとに多くなった。インターバルまで数分待とうよ!一見さんかな?って人ならまだしも、どこかのジムの関係ですよねって人まで。前座だからいいでしょ?って思ってない?その選手の試合見れるの人生一度きりかもなんだぞ。んで、インスペクターさんは尚更見本になる様な配慮を。」(せきちゃん@mos)
「もうこうゆうの辞めましょうよ。サーバルさんが言ってくれたから明るみに出たのが唯一の救い」(スマイルゆう)
「3150興行でも、思いっきり矢場とんとか売ってましたねw」(saeasa)
「謎の名古屋ルールですね。単に掃除が面倒だからでしょう」(Hard Blow!(亮チャン応援隊))
「門茂男の著書によると、昔の日本プロレスの地方興行では〇〇ザが飲み物を暴利で売るために冷房はおろか、トイレの水栓も閉めてたという・・・まるで昭和の地方興行。」(チャベスのボディ・ブロー)
「以前も別会場で飲食禁止やってました。その時は会場の関係かな・・・って思ってたけど今日も禁止だったので主催者の意向なんですかね。」(みーるー)
「そうなんですか。。。畑中ジムの興行は行かんとこうかな。。。って思っちゃいますね!」(タボオク)
名古屋のアウェイ感はかなり薄れてる。明らかなジモハン!って思えた試合は何年前か…。普通に地元選手が負ける試合も多いよ。ギリ納得…って試合はあるけど、それも年に一度あるかないか。自分の見る目の問題かなって疑ったりする。判定についてはある程度安心して来てくれて大丈夫。
ちなみに中日本は判定不正が過去に発覚している。伴ってJBC中日本事務局は解体され、現在は東日本の管轄。今日のJBCはあまり見ない面々、池原さんとかもいたので、西の人達が参加してた模様。中日本の人員は足りておらず、「地元を勝たせる意識」の判定は成り立たない。名古屋判定は終わっている。
ちなみに名古屋判定の色眼鏡を外してもらいたい意図もあり、観戦記には必ずマイジャッジを記載している。大きくズレてる試合もある。納得いかない時は納得いかないって書いてる。どっちともとれるなっていうのは大事にしてる。自分の主観で誰かを悪者にしないように。
選手がこれだけ減った中で、バリバリ地元判定やって、アウェイは嫌だなんて思われたら地方ボクシングは破滅する。仮に忖度ジャッジがあるなら中日本の為にもやめてもらいたい。負けてもいい試合してれば選手の価値は昔ほど損なわれない。戦績しか見れなかった昔とは違う。
なお、もし名古屋判定だと感じた場合、水道橋判定名古屋支部と呼んでほしい。下記事情でもう名古屋判定なんて成り立たないのだから。
僕はバリバリの名古屋判定に嫌気が差して後楽園ホール通いを開始。10年以上名古屋を見なかった。その間に素晴らしい選手たちがたくさんの戦いを残していた。僕はそれを見れなかった。名古屋判定には恨みにも近い思いがある。
後楽園ホールと地方の構造は違うんだ。地方が後楽園ホールの価値観でやっちゃだめだと思うんだ。地方だからやれること、地方だから存在する価値がある。東京に出なくたって、サーバルさんと会話できるくらいの有名ボクシングマニアにはなれたぞ。
(せきちゃん@mos)
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第5試合 WBOアジアパシフィックフライ級タイトルマッチ12回戦 畑中建人(畑中) タナンチャイ・チャルンパック(タイ)
タナンチャイ判定勝ち。新王者に。
いやぁ~~~~~~名古屋もやれば出来るじゃん(失礼)。ジャッジが日本人2人、タイ人1人という時点で、試合前から畑中2ー1を覚悟したが、日本ボクシング界は確かに判定の公平性は上がっている。1人目のジャッジがドローで三者三様だと確信も2ー0とは。タナンチャイも喜んでたし名古屋来て良かった。
試合は、タナンチャイのワンツーが思いの外、当たるスタート。それでも場所は名古屋、畑中ジム30周年記念興行ということを鑑みると(本来試合には関係ないのだが…)、4Rまでは微差の微差を取れば畑中に振れなくはない展開。しかし、5Rよりタナンチャイのワンツーの毒牙が畑中に襲いかかる。
スタートから気になっていた畑中の被弾の多さは隠せず、タナンチャイのワンツー、左フック、左フックボディと、ロープを背に打ちまくられる畑中。右アッパーも4、5連打され、明らかによれ出す。わずかに12Rはイーブンくらいに戻した畑中も、私の見立ては5R以降はすべてタナンチャイだった。
この試合にて、24歳のタナンチャイは、26戦25勝(15KO)1敗となり。26歳の畑中は、16戦15勝(10KO)1敗となり。
第4試合 54.0kg契約6回戦 大城雄都(おおきゆうと)(トコナメ) 犬塚音也(松田)
犬塚3RTKO勝ち。
試合は、スタートから犬塚が強打をビシビシねじ込み。2R、犬塚はきれいに右ストレートをカウンターし、大城より1ダウン奪取。立ちがり初回終了。2Rには入ったが、ダメージはありあり。犬塚の右ストレート、右アッパーが入ったところでレフェリーが大城を救出。素晴らしいタイミングのストップだった。
この試合にて、21歳の犬塚は、9戦8勝(4KO)1分となり。25歳の大城は、9戦5勝(2KO)4敗となり。
第3試合 S・フライ級8回戦 坂井涼(畑中) 久保春平(パンチアウト)
坂井判定勝ち。
試合は、スタートは良かった久保だが、2Rに坂井のショートの右ストレートをもらいダウンあり。その後、坂井が強い左フックボディよりワンツースリーの連打を釣瓶打ちし、徐々に久保を弱らす。久保も8Rは必死に打ち合ったが、ポイント的には明らかに坂井優勢。坂井は、スタミナもガッツもあるいい選手だ。
この試合にて、21歳の坂井は、8戦7勝(3KO)1敗となり。27歳の久保は、13戦7勝(5KO)4敗2分となり。
第2試合 ライト級4回戦 久松大輝(とよはし) 古川修誠(杉田)
久松判定勝ち。
試合は、両者左右フックをフルスイングにて振り合う展開も、徐々に久松の当たりが上回る。2Rには、久松の左フックボディを受け、古川が丸まり出し。最後まで古川も抵抗して打ち返し判定とはなったが、久松はもう少しで落とせそうなくらい腹を効かせてはいた。
この試合にて、28歳の久松は、4戦3勝(1KO)1敗となり。25歳の古川は、6戦2勝(1KO)3敗1分となり。
第1試合 L・フライ級4回戦 岡田駿也(西遠) 髙橋昭磨(ARITOMI)
ドロー。
サウスポー同士。試合は、両者右ジャブ、ワンツーの細かい打ち合いとなったが、クリーンヒットの集積はわずかに髙橋が上回って見える。3Rは両者ドロドロして差が見えなかったが、4Rは再び髙橋が良い。私はわずかに髙橋優勢に見えたが、1ー0岡田優勢のドローに終わる。
この試合にて、29歳の岡田は、3戦2敗1分となり。25歳の髙橋は、4戦3敗1分となり。