ギャラリー戦線異状なし。東京ドームは、「L’Arc〜en〜Ciel LIVE 2025 hyde BIRTHDAY CELEBRATION -hyde誕生祭-」。うわぁ、恐いよ。しかも18時開始とは。
隣より回された「樹輝弥」応援プラカード。お、おう。ワイは違うけどな…。ちょうど応援団席のつなぎ目に座っているのかな。まぁ、協力はするけど。(基本、そういうことはしないタイプ)

本日の興行は、21時25分終了。流れもあり仕方ないとはいえ、8回戦1試合に12回戦3試合。試合数そのものは少なかったが、1試合が潰れてさえもメインが21時過ぎスタートだからね。その上、戸外に出ると東京ドーム客とバッティング。踏んだり蹴ったりとはこのことか。
実はもう定年過ぎの元職場同僚から、今年はボクシングかキックの生観戦をしたいと頼まれているんだよね。昨年12月、中嶋VS辰吉戦を誘ったら断られたのだが、結果を見て後悔したみたい。ただし、ボクシング興行は当たり外れが大きくてね。今日だったらメイン以外、きつい修行の場になっちゃうよ…。
サーバルは生観戦を楽しみにして来ているというステージはとうに卒業して、真言密教の荒行よろしく「修行の場」として観戦に臨んでいるからいいのだが、普通の客はそうではないからね。今日もセミ時には周りの客がヘトヘトになっていた。そう考えると1試合が短いキック興行が無難となるのよね。
客入りは、6割くらいか。これも90年代とは社会情勢が何もかも違うので比べても仕方ないのだが、東洋格の3試合を並べても、この入りなのかとは思う。後述するが、現在のボクシング興行は「ボクシングファンが会場に来ないモデル」を構築中ではないのか。そんなことをしみじみと思う。

当日券は、16500円、11000円、7700円、5500円、3300円席とあり。3300円席は今日はどの辺だったのか、訊けば良かったな。
これはあくまでもデータに基づいた考察でもなく肌感覚なのだが、ボクシング興行において配信の整備はファン拡大に貢献しているのだろうか。キック興行は間違いなく貢献している。新生K-1、RISE、KNOCK OUTという一部団体とはいえ、常に8、9割と埋まるのは配信を見た若いファンが来るからだろう。
それに比べボクシング興行は、若いファンが増えている気配が薄い。そして配信は、ボクシング興行をよく分かっている年輩ファンをパソコンやスマホの前に引きこもらせ、後楽園ホールに引っ張って来る魅力を引き出していないのではないのか。ホールに来るのは身内客ばかり。まさに身内の運動会化している。
ボクシング興行は平日が多い。さらには22時上等でやっている。関東圏内のファンでも、家に帰りつく時間を考えれば、「配信でいいや」の思考に走らされるのでは? さらには40代、50代といった古株ファンの体力低下。それを補う若いファンがいない。そんな閉塞感を私は感じている。
さらには、最近は井上尚弥の試合でさえも、有明アリーナからの帰路を思うと「配信でいいや」と宣言するボクオタアカウントまで現れているのだ。考えたら恐ろしいことだ。どんどん会場に行く意味をボクシングファンが見失う日々。今、純粋なボクシングが好きで来ている層はどのくらいいるのだろ。
まぁ、今はボクシング興行数が増加中ゆえ、サーバルのようにすべて行けなどとの気狂いな要求をするつもりはない。ただし、一般的なボクシングファンが生観戦すること、会場に来ることに喜びを持てない今の興行の作り方は、やはり何か間違っていると結論づけるしかないのではないか。
ではどうすればいいのか。それが分かれば苦労はない。ただし、色々と仕掛けるキック興行に比べ、相変わらず親方日の丸的にノホホンとして見えるボクシング興行。まぁ、サーバルはボクオタというわけでもなく、どちらかというと観察者なので、沈み行くならその落日の様子を実況して行きますけどね。
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本日の「ええ写真撮れたでぇ~」は、軍司佳祐。開場時、ホールのエレベーター内にて、軍司うちわを持った人達と一緒になり。すると第1試合に大応援団が来ていることが分かった。配信で「礼文島でウニ漁師になるためにデビュー戦が引退試合。応援団200人」の情報があったらしいが現場にもそれ欲しかったな。

AJメーター:1/3。いない。ボクシング村は平和。
【席比率】2025年、中野幹士チケット、中席。10興行中、9ハジ席(90%)、0空き席(0%)、1中席(10%)。5829→5830(-02,+03)。
「楽しめよwww イカれてるww 修行すんなwww (褒めてる」(ブロッコリーケルベロス)
目次
- 第6試合 OPBF東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦 中野幹士(帝拳) 英洸貴(カシミ)
- 第5試合 OPBF東洋太平洋フライ級王座決定戦12回戦 ローレンス・ドゥマム・AG(フィリピン) 飯村樹輝弥(角海老宝石)
- 第4試合 WBOアジアパシフィックフェザー級タイトルマッチ12回戦 藤田健児(帝拳) マイケル・カサマ(フィリピン)
- 第3試合 バンタム級8回戦 伊藤千飛(真正) アルビン・カミケ(フィリピン)
- 第2試合 58.5kg契約4回戦 池森天力(帝拳) 日向和輝(ワタナベ) 中止。日向の棄権によるもの。
- 第1試合 ウェルター級4回戦 アヌジュ・サティヤ(ハッピーボックス) 軍司佳祐(ワタナベ)
第6試合 OPBF東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦 中野幹士(帝拳) 英洸貴(カシミ)
中野3RKO勝ち。王座防衛。
試合は、サウスポー中野に対して、体の大きな英は左ジャブ。これは長い試合になるかと思ったが、中野のシャープなワンツーが入る中、3Rに左アッパーを当てると英がもんどり打ってのダウン。驚き声が出た。再開も、英もよくガムシャラに打ち合うも、中野の右フックに2ダウン目。立つも10カウントとなった。



この試合にて、29歳の中野は、12戦12勝(10KO)となり。26歳の英は、22戦13勝(5KO)4敗5分となり。
第5試合 OPBF東洋太平洋フライ級王座決定戦12回戦 ローレンス・ドゥマム・AG(フィリピン) 飯村樹輝弥(角海老宝石)
飯村判定勝ち。新王者に。
試合は、スタートから右ストレートボディが冴え、サウスポーのドゥマムにしきりにトランクスを下げさせた飯村。その後も飯村ペースの中、5、6Rはドゥマムがワンツーにて盛り返す予兆も長続きせず。雑なドゥマムに比べ、ガードを固めた飯村が手堅いボクシングにて12R終了。効かすまでは行けずも。



この試合にて、27歳の飯村は、9戦8勝(2KO)1敗となり。26歳のドゥマムは、12戦10勝(7KO)1敗1分となり。
第4試合 WBOアジアパシフィックフェザー級タイトルマッチ12回戦 藤田健児(帝拳) マイケル・カサマ(フィリピン)
藤田9R終了TKO勝ち。王座防衛。
試合は、サウスポーの藤田がうま過ぎにて、カサマはパンチを出す形にも入れず。ただし、藤田特有の淡々としたボクシングに場内は静まり返り。5Rより藤田はワンツー、右フックボディとパンチをよく集め出し、我慢していたカサマだったが9R後のインターバルにてギブアップ。これは妥当な判断だろう。



この試合にて、30歳の藤田は、8戦8勝(4KO)となり。24歳のカサマは、14戦10勝(10KO)3敗1分となり。
第3試合 バンタム級8回戦 伊藤千飛(真正) アルビン・カミケ(フィリピン)
伊藤判定勝ち。
試合は、カミケが強打と同時にヘッドバットで飛び込むところ、もらうシーンもありつつ伊藤はよくさばいた。伊藤はカミケの入りに右アッパー、左アッパーボディ合わせのカウンターがテクニカル。ただし、徐々に試合はドロドロ化し、もみ合い中心となる。カミケはパンチがあり、伊藤は勝っただけでも偉いか。



この試合にて、19歳の伊藤は、3戦3勝(2KO)となり。27歳のカミケは、13戦9勝(4KO)4敗となり。
第2試合 58.5kg契約4回戦 池森天力(帝拳) 日向和輝(ワタナベ) 中止。日向の棄権によるもの。
第1試合 ウェルター級4回戦 アヌジュ・サティヤ(ハッピーボックス) 軍司佳祐(ワタナベ)
軍司判定勝ち。
試合は、両者上半身がマッチョ型同士の一戦。サティヤもたまにワンツーは当てたのだが、軍司が開始から終了まで、ワンツー連打の手数で塗り潰す作戦を決行。その中、何度かコーナーに詰められ、かなりパンチをもらっていたサティヤ。軍司の勝ちは明らかに見えたが、2ー0となったのは意外。



この試合にて、32歳の軍司は、1戦1勝となり。35歳のサティヤは、2戦2敗となり。