両国国技館、開場時にすげぇ長蛇の列にて不安しかなかったが、ONEと違ってスイスイ進むので一安心。いくら手際よくやっても、金属探知機と荷物検査があるONEは時間かかる。
大ビジョンにゲスト・井上尚弥が紹介されたら、両国国技館中が「おーっ」と驚きの声。いやいや、一昨日後楽園ホールの最前列に座っていたから。あまり後楽園ホールに頻繁に来るような客層とはまた違うのかな。(ホールでは気を遣ってか、客は誰も尚弥に群がりに行かず偉かった)
あれっ、JBCの進行表では中谷がメインだったのに、やはりメインは拓真だったの…。まぁ、いいけど…。
目次
本日の興行
本日の興行は、21時45分終了。増田選手の試合が初回で終わった時は、「21時前終了あるかも」と思った私がバカでした。しかし、世界配信でもないのに、メイン開始を20時55分にして、しばらく休憩を取ったりするのは何故だろう。そもそも論では、もう1時間早く始めるとか考えないのかな。
客入りは、9割くらいか。2階席の四隅は座席が潰されていたが、結果的にはよく入っていた。メインに向けて微減して行ったが。ただし、あれだけ安い席が「○」だったプレイガイド売りが、興行直前に一気に売り切れになった謎は残る。実券の動きにはブラックボックス的要素が多い。
なお、今興行は日本人全勝にて私のTLのボクシングオタク系アカウントさん達は歓喜にあふれていた。別に悪くはないのだが、私はどちらかと言うと外国人選手応援心情で、特にメインはアンカハスを強く応援していたので、やや傷心帰宅。だから私はあまりボクシングファン系の友人が出来ないのだな。
アレハンドロ・サンティアゴVS中谷潤人について
これはもうかなり話題になっている可能性もあるが、中谷は左アッパーを打った後など、ほぼグローブをトランクスでゴシゴシ拭う仕草が癖になっているよね。つまりは、打ち終わりに左手は完全に下がっている。
ある種、狙われてもおかしくないポイントながら、じゃあ今分かっていても誰が打てるんだ、にはなっているけど。ただし、常に研究され尽くされるのはトップ選手の運命。今後は、こういった点を相手陣営は利用しようとするのか否か。そんな点も興味が出る。
今興行のチケット
今興行のチケットは、田中恒成後援会より購入。会場入りする際、両国国技館前にまるで阪神タイガース応援団のようなハッピ姿の一群を見て、一抹の不安に包まれる。さすがにないとは思われるが、目の前で旗を振り回されたらどうしようと。
そんは中、試合時にハッピ姿の兄ちゃん達をマス席にて発見して、ホッとする。おう、そこならワイには関係ないので、踊りまくって応援してくれ。苦しゅうないぞ。(でも、試合中は座って見ましょう)
席は見やすかったのだが、途中より横移動で座りに来た人が、前のめりになって見ているもので、リングが頭で隠されて見づらくなり。仕方がないので、私は右に左にヘッドスリップをしながらの観戦。
しばらくして、この人が前のめりになるのは動画を撮っているからだと分かり、注意するかとも思ったのだが、同時にこの人らはフィリピン人だと分かった。うーん、言いたいけど外国人だと注意しづらいな…。
席比率
【席比率】2024年、田中恒成チケット、ハジ席。25興行中、20ハジ席(80%)、4空き席(16%)、1中席(4%)。4973→4975(-02,+04)。
第5試合 WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦 井上拓真(大橋) ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)
拓真9RKO勝ち。王座防衛。
試合は、いつになく意欲的に打ち合いに出た拓真。サウスポーのアンカハスも長いワンツーを当てるシーンはあったが、細かいパンチ集めのうまさは拓真。アンカハスがはっきりとポイントを取れている印象はなく、このまま拮抗した内容では、判定は拓真に出て終わりなのだろうなの流れ。
その中、4Rなど真正面からの打ち合いをたびたび仕掛けたアンカハス。拓真は適宜アウトボクシングも折り込み飲まれない。それでも拓真にかげりもありか、7、8Rとアンカハスの左右フックの凶弾が拓真に激しくヒット。明らかに前半戦よりは、拓真に余裕はなくなっている様子。
そして9R、ここから4Rをすべて取るつもりでアンカハスに行って欲しいと願ったのだが、まさかの決着。接近戦の中、うまくスペースを作りながら、拓真は右アッパーボディへ。これを効かされ、アンカハスはグシャリとダウン。動けずに10カウント。拓真の技術にしてやられた。
この試合にて、28歳の拓真は、20戦19勝(5KO)1敗となり。32歳のアンカハスは、40戦34勝(23KO)4敗2分となり。
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第4試合 WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦 アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ) 中谷潤人(M.T)
中谷6RTKO勝ち。新王者に。
試合は2R、サウスポーの中谷に左右フックを打ち込み、「おっ」と思わせたサンティアゴ。しかし、中谷が距離を守るとパンチは届かなくなり。4Rを終えて、ジャッジ3者が40ー36にて中谷支持にはどうかと思うも、1発当てただけでもサンティアゴは「健闘」レベル。
その後、中谷は左アッパーボディ、ワンツースリーでのストレート系パンチまとめ。その中6R、中谷は矢のようなワンツーにてサンティアゴより1ダウン奪取。尻餅状態から何とか立ったサンティアゴだったが、中谷の強烈なプレスの中、右フック追撃にて2ダウン目、ストップへ。中谷、バケモノだなぁ。
この試合にて、26歳の中谷は、27戦27勝(20KO)となり。28歳のサンティアゴは、37戦28勝(14KO)4敗5分となり。
第3試合 WBO世界S・フライ級王座決定戦12回戦 田中恒成(畑中) クリスチャン・バカセグア(メキシコ)
田中判定勝ち。新王者に。
バカセグアは「ヘタウマ」というよりも、全くもって「ヘタ」寄りなボクシング(失礼!)。しかし、あれだけ途中効かされながらも判定まで行くのだから、タフネスや馬力は尋常ではないレベルの人間なのだな。田中は確かにもらうシーンもありながらも、一時期に比べてディフェンスは安定している。
試合は、2Rまでは拮抗していたが、3Rよりは一方的な田中ペースへ。特に左アッパーボディがよく当たり、そこからワンツー、左右フックをまとめる田中。8Rには、左アッパーボディからの右ストレートを効かし、田中が1ダウン奪取。この後「もう止めていいよ」と見ていたが、田中も手を焼き判定へ。
この試合にて、28歳の田中は、21戦20勝(11KO)1敗となり。26歳のバカセグアは、29戦22勝(9KO)5敗2分となり。
第2試合 バンタム級8回戦 ジョナス・スルタン(フィリピン) 増田陸(帝拳)
増田初回KO勝ち。
初回、長身サウスポーの増田が、短躯のガッチリ型・スルタンの右ストレートをいなしながら、左ストレートボディ一閃。もんどり打ってダウンしたスルタンはダメージ深く緩慢な立ち上がり。これに10カウント。これはエグいパンチだ。バンタム級、サウスポー、強打者、帝拳にはタレントが揃っている。
この試合にて、26歳の増田は、5戦4勝(4KO)1敗となり。32歳のスルタンは、26戦19勝(11KO)7敗となり。
第1試合 56.0kg契約4回戦 小山田憲昇(三迫) 小林蓮(RK蒲田)
小林4RTKO勝ち。
試合は、小山田も2Rまで左右フックを全力振り。長身の小林はロープに詰まりっ放しだったが、ボクシングのうまさでは小林が上と分かる。押し込まれながらも、シャープな右アッパー、左フックをカウンターしていた小林。腕の折りたたみ方がうまい。そして3Rより小山田の疲弊に乗じ攻め返し。
4R、小林のワンツー、左フックが次々入り、これは危険だろうというゾーンに入り出した小山田をレフェリーが救出。正直、見ていてホッとした。あれ以上は4回戦でも危険。小山田は我慢して打ち返していただけに、こういう時に最後までやらせると事故が起きてもおかしくない香りがしていた。
この試合にて、18歳の小林は、1戦1勝(1KO)となり。28歳の小山田は、1戦1敗となり。