ジロリアン選手をスポンサーしている赤羽の「タイかぶれ食堂」来たーっ。場所は赤羽のすずらん通り、エレカシの聖地でもある。三種盛りでイム。会計時、マスターに「ジロリアン選手のスポンサーされてますよね。それで来ました」とはっきりアピール。これ選手を助けるので大事。


有明アリーナ、メッチャ行列。ここだけの話、珍しくダフ屋も出ていたのでチケットは売れているのだと思う。

開場時、天心がリングチェックに登場。四方のコーナーに順番に上がり、勝ち名乗りをする練習(?)。客席より拍手を受けていた。
16時30分試合開始予定のはずが、しれっと「16時20分より試合を開始します」とアナウンスの冨樫リングアナ。バンタム級ウエイト問題だけではなく、ボクシング興行、そういうとこやぞ。
16時20分開始、第1試合終了が16時45分。「第2試合の開始は17時を予定してます」とアナウンスの冨樫リングアナ。10分前倒しして興行を始めた意味とは? ボクシング興行、そういうとこやぞ。
本日、チケットの売れ行きは、あくまで「主催者用意分が完売状態」ということに注意。有明アリーナ、やはりと言うか3階席は潰してます。天心に加え、中谷、堤、比嘉というスターを重ねても、有明アリーナをフルバージョンで売り出せない状況は記憶するべきかと。天心いなかったらどうなっていた?

本日の興行は、21時終了。ここのところメインを中谷にまかせて早く倒してもらっているので地獄の蓋は開いていないが、判定なら22時となるメニューだということを忘れてはならない。もう1時間、早めて行えないものなのか。配信優先で21時にはなってもらわないとなのか。
客入りは、8割くらいか。あえて3階席も入れての目分量としてそう記しておく。2階席までならほぼ満員。よく埋まってはおり。私は今まで天心絡みの有明アリーナ興行では、「天心の試合後に帰る客」をかたまりでは認識出来ず。そりゃ、パラパラはいるのだろうが目立った大量移動は見られず。

それが今回、私の周りは天心応援団が多く、セミ後に30人ほどが席を立った。「これは初の帰り案件では」と思ったが、トイレに行っていただけのようでメイン時、皆帰って来ていた。私の客席写真をよく拡大して見て欲しい。歯抜けでボロボロだろうか。そう思う人がいるなら指摘して欲しい。
今回ももしかすると「天心試合後に天心ファンは大勢帰って行った」と語る者が現れるだろう。もちろん帰って行った人もいるにはいるのだろうが、それはごくごく一部のはず。ことさら大袈裟に触れ回る者は、元から天心憎しのボクシング崇拝主義者の可能性が高いので注意が必要だ。
「この世にある『不便さ』の粋を集めたような作り」として有名な有明アリーナですが、この日は客席で20分ほど過ごしてから出口に向かうと、通路での渋滞はほぼなく戸外へ出られる。前回と何か違ったのかしら。扉が多く開放されていたから? 3階から降りて来る客がいなかったから? 不思議だ。
天心の試合後、リングに武居由樹が上がる。何か両者のカードが前進したのかと思いきや、天心曰く「お互いチャンピオン同士でやりましょう」。ちょと待てちょと待て。そんな果てしない未来の話しなんかい。それより天心はどのベルトを獲って武居の前に現れるのよ。まさかのIBOじゃないよね?

トイレに行った際、声をかけられ振り向くと、元新日本キック協会フェザー級王者の内田雅之さん。珍しいなと思ったら、土屋レフェリー氏の奥さんをパーソナルで見ている関係みたい。私は無精髭で来ちゃったけど、最近はどこで誰に会うか分からないし見られてるかもだから、もっとちゃんとした格好しよう。(招待券をもらったらしい)
興行後、帰路で私の気分が落ちていたのは、天心も人の子、分かっていたことではあるが人外ではないのだろうなが明らかになったため。キック界では「神童」だったが、ボクシング界では「まずまずの子」という現実は否定出来ない面もある。世界的なスポーツとしての規模はボクシングが上だからね。
ただ、どなたかの「プロ6戦目とは辰吉で言えばアブラハム・トーレス戦」の書き込みに「なるほど」と思わされた。尚弥だ中谷だとバグるトップ陣に私まで狂わされていた。トーレスとドローの辰吉は天晴れだった。世界王者級のモロニーに10回戦で競い勝つ。天心も普通じゃない。やっぱ「神童」かな。
AJメーター:3/11。いない。有明アリーナでは見たことない。
【席比率】2025年、堤聖也チケット、ハジ席。34興行中、30ハジ席(88%)、2空き席(6%)、2中席(6%)。5931→5936(-01,+06)。
「昨日の後楽園も最後までいて、今日は有明
お疲れ様です。二ヶ月に一回ペースで有明に行ってませんか? 正気の沙汰やないで。オイラはもう有明アリーナには来世まで行かない」(怠惰@Fight for you)
「これを読むとこの方の採点基準はトータルマスト。ボクシングはラウンドマストです。ボクシング視聴者にRIZINのトータルマストが浸透しているのではなく、モロニー判定勝ち層がまさかまさかのRIZINファンなのでは?と凄く怖い想像しちゃいます。(関根シュレック秀樹)」←これは面白い考察。「総合的にモロニーが勝っていた」とは…。ある程度まともに試合を見ているボクシングファンでアンチ天心的な立場の人は「天心の勝ちかも知れないが~」の論調だが、「モロニーの勝ち」はボクシング自体を知らないアンチ層が文句言ってるかもなのか。SNS時代らしいと言うか。またこういった層の声がでかかったりしてやっかいなのよね。
「さて昨日のサーバルさんの戦評でも見るかと思って見に来たら。めちゃ助かります!笑。さすが分かってくださってる。」(ジロリアン陸)
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目次
第6試合 WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦 中谷潤人(M.T) ダビド・クエジャル(メキシコ)
中谷3RKO勝ち。王座防衛。
初回、サウスポーの中谷がワンツーにて切り込むも、中谷に負けない長身のクエジャルも意外にワンツーを当て返して来る。前試合同様、どうも中谷はもらうようになった印象なのだが、3Rにまた一気に左ストレートボディ、ワンツーにて1ダウン目。続いてワンツーにて2ダウン目10カウントで斬り落とし。



この試合にて、27歳の中谷は、30戦30勝(23KO)となり。23歳のクエジャルは、29戦28勝(18KO)1敗となり。
第5試合 119ポンド契約10回戦 那須川天心(帝拳) ジェイソン・モロニー(オーストラリア)
天心判定勝ち。
うーん、10Rを天心が取った形でドローは脱したとは思ったが、モロニーが3ポイント、もしくは2ポイントしか取れなかった試合ではないわなぁ。またこりゃアンチが燃えるよ…。絶対「帝拳パワー」の言葉が飛び交うだろう。
初回、サウスポーの天心がいつもの見切りスタイルでスタートも、モロニーのワンツーをモロに被弾、腰を落とすスタート。やはりアゴの強さは鍛えられないからなぁ…。正直、この試合は天心プロ初黒星を覚悟。モロニーの躍動感、タフネスが違い過ぎにて、ちょっと物が違うのではないのかの印象。
ただし、ここからの徐々に見切りを効かし、回りつつ左アッパーボディ、右フック、ワンツーと天心のアウトボクシングのうまさに感心。実戦でこれが出来るのがすごいよな。4、5Rは天心がやりたい放題状態。こりゃ、スパーリングではたいていの選手を玩具状態なのではと思わされた。
しかししかし、6R冒頭にモロニーのワンツーにしゃがんでダウン回避の天心。これは長年の足腰鍛練が為せた技では。その後、7Rこそ痛烈な右アッパーを当てた天心だが、モロニーの止まらない連打、前進に消耗が進んでいそうで恐し。モロニーのパンチに反応はしているが、もらっていると言えば言える。
10R、ここもより被弾が目立った天心。モロニーを高評価するジャッジなら、天心は10Rを取られてイーブンがあってもおかしくなく思え。しかし、最後に左アッパーボディを効かした天心。足を止めて打ち合いも敢行。ここで勝ちを引き寄せる根性がすごし。初の「傷だらけの天心」が判定をもぎ取った。



この試合にて、26歳の天心は、6戦6勝(2KO)となり。34歳のモロニーは、31戦27勝(19KO)4敗となり。
第4試合 WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦 堤聖也(角海老宝石) 比嘉大吾(志成)
ドロー。王座防衛。
うーん、3ジャッジ共に114ー114かぁ。前半の比嘉のカウンターボクシングは評価出来ると思ったので、9Rを10ー10とするなら、比嘉1がポイントでも差をつけていておかしくなく思ったが…。うーん…。
試合は、比嘉がまさかの左ジャブを中心にしたカウンターボクシング。堤にロープに詰められても回り方がうまいうまい。これは大勢が期待する打ち合いにならず、比嘉がキリキリ舞いさせての判定勝ちなのではと思う。さらには4R、比嘉の頭をもらい堤は右眉がバックリ。この流血は最後までは無理に見え。
ただし、堤は大流血ながらも止められずに推移。その中、6Rより堤もプレスを強め。この嫌な空気を9R、比嘉は左フックにて堤より強烈なダウン奪取にて振り払い。勝負ありに見えたが、堤が右ストレートにて比嘉を前のめりにダウン奪い返し。こんな展開あり得る? ダメージは比嘉が深くストップ寸前。
10R、まだ比嘉はフラフラにて、打ち合わずにクリンチはいい選択。11Rも比嘉は完全には回復せず。12Rは、比嘉は最低限打ち合ったが、堤の細かい連打に終われ続け試合終了。私はドローの目もなくはないが、115ー113比嘉評価を願ったがそうはならず。比嘉は後一歩が遠いボクサーになったな。



この試合にて、29歳の堤は、15戦12勝(8KO)3分となり。29歳の比嘉は、26戦21勝(19KO)3敗2分となり。
第3試合 73.2kg契約6回戦 赤井英五郎(帝拳) 盛合竜也(ワタナベ)
盛合2RTKO勝ち。
初回、長身の盛合のワンツーに、最低限反応して見えた赤井。右フックは届いていたので、これからグチャグチャに行けばチャンスはあるようにも思え。しかし2R、盛合のワンツーに足が滑りつつもタコ踊り化して赤井は1ダウン。再開も盛合のワンツーが集まる様にレフェリーが救出。これは仕方ないな。



この試合にて、23歳の盛合は、8戦5勝(1KO)2敗1分となり。30歳の赤井は、9戦5勝(4KO)4敗となり。
第2試合 ライト級4回戦 木内凌祐(セレス) フエンテス北嶋(E&Jカシ アス)
木内判定勝ち。
試合は、初回、並びに4Rに右ストレートを効かせた木内の判定勝ち。特に4Rの一撃は、北嶋は後一歩でダウンというたたらを踏ませたもの。ただし、それ以外はほぼ拮抗。北嶋も左フックをまとめるシーンもあり、ジャッジ2者評価の木内フルマークというほどの一方的な感じでもなかったか。



この試合にて、25歳の木内は、7戦3勝(2KO)3敗1分となり。36歳の北嶋は、4戦2勝2敗となり。
第1試合 フェザー級4回戦 愛甲隼士(DANGAN越谷) 佐藤結希(ラウンドBS)
愛甲判定勝ち。
試合は、初回こそサウスポー佐藤のアウトボクシングが効いていたが、2Rよりは完全に愛甲の突進ボクシングペース。愛甲はうなり声を挙げながら、左右フックにてゴリゴリのグチャグチャに押し込み。もらい出した佐藤は鼻血まみれとなり。愛甲はマスは下手なのだろうが、実戦で勝てる馬力を持ってるな。



この試合にて、31歳の愛甲は、2戦2勝となり。17歳の佐藤は、1戦1敗となり。