ギャラリー戦線異状なし。今日はチケット売れてるの? ホンマかいな、なんでやねん。
目次
本日の興行
本日の興行は、21時35分終了。終わって外に出ると東京ドームの野球客とバッティング。普段なら「先祖のことを考えるお盆の時期に何野球やっとるねん」と怒るところだが、メイン試合について色々と考え続けていた。22時過ぎまで深く思考に沈む。私にも真面目になるところはあるのです。
客入り
客入りは、8割くらいか。当日券は、15000円、10000円席はありも、8000円席は「残り8」、6000円席は「残り6」。本当にそんなに売れているのかとは思ったが、おおむねよく売れていたのは間違いない。しかし、試合ごとに客が帰る帰る。ボクシング客、帰り過ぎ。
まぁ、チケット代を払っているのだし、いつ来ようが、いつ帰ろうがは自由だよ。それでも客の半数近くが途中で帰ってしまうイベントって、どうよと思うだけ。決していいこととは思えないけどね。業界として熱心なファンを作れていないのではないかという懸念はある。メインが21時近くに始まる欠点もある。
本日の「考えさせられる写真撮れたでぇ~」は、大橋哲朗。健康のためにボクシングをしているわけではないので、実戦をしてノーダメージのわけはない。ただし、生涯残る後遺症のリスクもある中、どこまでやらせるのが正解なのか。選手は死んでも勝ちたい人もいるだろう。毎回考えさせられる。
コーナーには「ガスワン」。「ガンスワン」ではございません。#ボクシングファンが分からないことを言う
席比率
【席比率】2024年、磯谷大心チケット、ハジ席。124興行中、101ハジ席(81%)、21空き席(17%)、2中席(2%)。5369→5374(-01,+06)。
「真正ジムが悪いわけではなく、チャンピオンクラスの選手が多いジムなだけやと思います。足は揺れてたけどポイントも競ってなかなか止められなかったとは思う。競技として構造的に問題なのはめちゃくちゃ納得できる」(髙岸)
「> 試合ごとに客が帰る帰る。ボクシング客、帰り過ぎ。20年前から変わってない。初めて来た時、驚いた。チケット買って会場観戦している人の結構な割合が、ボクシングという競技が好きなのではなく、特定選手との繋がりで観に来ているのだろうな…と幾度も。市場、膨らまんなぁ…。」(Takahiro2FZ)
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第6試合 WBOアジアパシフィックS・フライ級タイトルマッチ12回戦 大橋哲朗(真正) 川浦龍生(三迫)
川浦11RTKO勝ち。新王者に。
ボクシング、構造的に人が死ぬって…。どうしようもなく仕方がないことだが、12回戦は人が死ぬって…。また真正ジムだし…。本当に本当に本当に肝を冷やした…。大橋は意識はあったが、念のためか担架送りへ。後遺症が残ったりしないことを祈りたい。
サウスポー同士。試合は、3Rまで川浦の左ストレートがキレキレ。まともにもらう大橋は最後まで持たないのではの印象。ただし、3Rに川浦があれだけワンツー、右フックボディと釣瓶打ちにしたのに、ぐらつきもしない大橋にゾッとする。さらには4Rより遮二無二、前に出て攻め出した大橋。
その後、4~8Rまで、大橋の積極策に打たれてしまう川浦。これは「大橋が生物的に強かった」と結論づけられる試合としか思えず。とにかく川浦も左ストレートを当ててないわけではないのだが、あれだけ攻めに攻めてそれを無効化する選手がいたことに驚愕。常識の通じないゾンビ体質選手は国際式界にいる。
ただし、9Rもあきらめず、左ストレートをねじ込み続けた川浦。すると、よれ出した大橋。彼も人間だった。10R、完全に左ストレート集積にダメージの大橋は、コーナーに戻る歩みが千鳥足。これは穴口選手パターンではないかと恐怖の中、インターバルへ。真正ジム陣営に止めて欲しかったが11R開始…。
11R、最早夢遊病者のような大橋を、川浦がワンツーでの打ち込み。田中レフェリーが割って入り大橋を抱きかかえたが、意識が遠のいていた様子。これはやらせ過ぎでは。しかし、10R後のインターバル中に王者の大橋が棄権するべきなのか。命の重さと勝利の重さ、考えさせられる一戦だった。
この試合にて、30歳の川浦は、14戦12勝(8KO)2敗となり。25歳の大橋は、17戦12勝(3KO)4敗1分となり。
第5試合 ウェルター級8回戦 西川宏次郎(横田スポーツ) 磯谷大心(輪島功一スポーツ)
磯谷判定勝ち。
試合は、西川が徹底したガードを固めて突進する古城賢一郎戦法。長身の磯谷は、右フックを回し込み上下に叩きつけて対抗。磯谷が打ち勝っていたが、西川は中々弱らず。3R辺りより、西川も左フックボディ、右アッパーにて打ち込み。左手を伸ばし何度も西川を押し倒していた磯谷だが、段々と持て余し気味へ。
4Rに右フックを効かせた磯谷だが、ラッシュにて倒し切れないと、そこより展開が停滞。磯谷はアウトボクシングを折り込み、西川にヒットは重ねたが、決定的なチャンスはなし。結果的に磯谷のフルマークもいた3ー0にて試合は終わったが、ドロドロした展開のまま。ほろ苦い判定勝ちとなったのでは。
この試合にて、23歳の磯谷は、10戦7勝(5KO)3敗となり。36歳の西川は、14戦6勝(2KO)7敗1分となり。
第4試合 ライト級8回戦 保坂剛(三迫) 富岡樹(角海老宝石)
ドロー。
試合は、サウスポーの保坂が攻めに攻めるのだが、動いてボクシングの富岡をとらえ切れず。さらには富岡の先打ちのワンツーが集積し、印象としては保坂はプレッシャーはかけるも、ポイントを取れているのか難しいラウンドが続く。5Rよりはクリンチ多用の富岡。この辺りより富岡にも苦しさはありか。
7Rには保坂にいい左ストレートもあり。8Rは、両者互角な打ち合いの中、試合終了へ。前半はやや保坂リードと見たが、ラウンドが深まるにつれ、富岡のワンツー、左フックボディのヒットの印象が良くなり。採点はジャッジ3者が76ー76。富岡の方がやりたいことは出来ていたがドローに押さえ込まれた。
この試合にて、28歳の保坂は、11戦7勝(5KO)3敗1分となり。27歳の富岡は、18戦10勝(4KO)6敗2分となり。
第3試合 ウェルター級8回戦 平安山太樹(オキナワ) 小畑武尊(こばたたける)(ダッシュ東保)
小畑判定勝ち。
初回、大柄なサウスポー小畑が、いきなりのワンツーにて平安山よりダウン奪取。平安山は横倒しになりダメージはあったか。しかし、ここから両者、なかなかクリーンヒットを取れず、フェイントをかけ合い、打ち合いが起こらない平板な展開が続く。
やや小畑が良く見えたが、7Rに異変。大きな左フックを効かせた平安山がチャンス。8Rも両者打ち合う中、試合終了へ。採点は小畑に出るとは思ったが、何とスプリット。76ー75のスコアにて2ー1と割れて、ギリギリ小畑に出た。意外に平安山のボクシングが評価されていたのは驚き。
この試合にて、26歳の小畑は、21戦14勝(6KO)6敗1分となり。37歳の平安山は、12戦7勝(5KO)5敗となり。
第2試合 S・フェザー級4回戦 池﨑創哉(三迫) 荻原一輝(DANGAN越谷)
池﨑4RKO勝ち。
試合は、スタートからサウスポーの池﨑が、自分の距離の中、ワンツー、右フックと面白いように殴りつけ。荻原は大丈夫かというもらい方。その中3R、荻原も打ち合うと、やや展開はドロドロへ。しかし4R、被弾が続いた荻原は、コーナーにて池﨑の左フックに沈むダウンへ。動けず10カウントとなり。
この試合にて、25歳の池﨑は、6戦5勝(4KO)1敗となり。27歳の荻原は、6戦3勝(3KO)3敗となり。
第1試合 ライト級4回戦 松村虎太郎(横田スポーツ) 保木井樹(船橋ドラゴン)
松村4RTKO勝ち。
試合は、スタートから両者ノンストップの打ち合いに終始。保木井も左フックボディからのワンツーを当てたが、サウスポーの松村の右フック、ワンツーの当たりが深い。3R辺りより被弾差が広がり、保木井はかなり苦しくなり。4R、やはり打たれる状態を見て、蜂須賀レフェリーがパッと止めた。
この試合にて、21歳の松村は、5戦2勝(1KO)3敗となり。26歳の保木井は、2戦1勝(1KO)1敗となり。