NKB 冠鷲シリーズ vol.5 2024年8月10日(土)新潟 万代島多目的広場 大かま

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本日のお昼、新潟駅構内のことぶき寿司。かなりお高い設定。奮発。夏休みだから。

ラジャや新ルンピニーでさえエアコンが効いている昨今、クソ暑い中、エアコンなしの会場で興行をやるのは大かまだけ。(他にもあるかもだが、あくまでも当社比)

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目次

本日の興行

本日の興行は、20時15分終了。やっぱり興行は、このくらいの長さがいいよ。17時半開始で20時ちょいには終わる。新潟より帰ろうと思えば大宮に帰れる時間。全10試合で、特に早いKOもなくこの時間なのがいい。

客入り

客入りは、7割くらいか。喜多村誠が去り、田村聖が去り、ジリ貧があらわになったらどうしようかとも思ったが、よく持ちこたえ。安定して集客出来ているのは素晴らしい。もちろん、1人、2人、新潟よりのメイン選手が育つに越したことはないが。

本日のええ写真

本日の「ええ写真撮れたでぇ~」は、茂木豪汰、並びに上州松井ジム勢。デビュー戦ながら「豪汰」Tシャツに身を包んだセコンド陣。KO勝ちに本当に皆で喜んでいた。

拳心館、近藤建館長より今年も挨拶あり。近藤館長は暑い中、ビシッとスーツ、ネクタイだったが、本部席より拳心館選手に指示も飛ばす「現役」の人だった。

パンフレットを見ると、拳心館は今、近藤館長は名誉館長、館長は尾﨑英樹氏になっている。前回、後楽園ホールでのNKBを見ていた際、千葉ジム先輩・木村さんが「セコンドにいるの尾﨑だよね?」という話が出た(同期なので敬称略)。あの頃の同期はみんな会長。時が流れたなと。

また、パンフレットを見ていると、便利屋サービスを展開の田村聖の広告もあり。他にも、書くのは2回目の気もするが、KAGAYAKIというジムは伊達皇輝さんのジムだった。あの頃のMA日本キック連盟は、ウェルター級辺りに凶暴な選手が揃ってて恐かったんだ…。

魔裟屋選手のSLACKジムでは、チビッ子セコンド2人が活躍していてほっこり。国際式ボクシングでは怒られちゃうけど、キックではいいのだ。

NKB新潟興行名物と言えば「西陽」。私は最初、西陽を正面から受ける席位置に座っていたけれど、ここ2年くらいは背中から受ける席位置のパターン。今年は去年ほどの灼熱地獄の場内ではなかったけれど、陽が落ちるまでは背中を焼かれる。

地方興行と言えば、唐突に始まるラップライブ。控え目に曲披露をしてすぐ終了。この方、本部席で音響も担当していた様子。

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Hiromi VSサムランチャイ・エスジムについて。

サムランチャイはリボントランクスにて登場も、試合中リボンがほどけて、ダラーンと垂れてしまっていた。インターバル中、レフェリーがしばったりもしたが、結局両サイド共にほどけてしまう。最終的にセコンドのタイ人がしばり直して戻っていた。

その中、一番のアクシデントは、サムランチャイがコーナーにて座っていた丸イスが、試合中に壊れる。放送席にいた竹村さんも出動してドタバタ。興行は何があるか分からない。一度はパイプ椅子が用意されたが、中に入れて開いたりと一手間あるし重い。しばらく走り回った竹村さんが丸イスを見つけて来て鎮火。

興行の後味が良かったのは、サムランチャイが無気力試合で終わらなかったことだよね。毒牙を見せた。最近の在日タイ人トレーナーは、教え子の日本人応援団に囲まれ、「いいとこ見せてやろう」と第二の青春という感じで意欲高くリングに上がる人が多い。日本人選手にはいい壁になるし、Win-Winだよね。

試合中、ギリギリ間に合ってサムランチャイのセコンドについたのは山際和希かな。

NKBは、コーナーポストにモンコンをかけておいていい系興行。

席比率

【席比率】2024年、井ノ本煌貴チケット、左側がパンラヤーの空き席。122興行中、99ハジ席(81%)、21空き席(17%)、2中席(2%)。5365→5369(-00,+04)。

第10試合 ウェルター級 3分5R Hiromi(拳心館/NKBウエルター級5位) サムランチャイ・エスジム(エスジム/元ルンピニースタジアムスーパーバンタム級2位)

サムランチャイ5RKO勝ち。

初回、頭1つは大きいHiromiだったが、ワンツーにて攻めるもうまくサムランチャイに受け流される。その中、虚をつく左右フックや組み際のヒジ打ちで攻めるサムランチャイ。Hiromiは鼻血を流しダメージあり。2R、サムランチャイはHiromiの右ミドルをキャッチすると右ストレートにてダウン奪取。

3R以降、余裕が出たサムランチャイは、無理して攻めず、ロープを背にのらりくらり。Hiromiも攻めたかったのだろうが、ワンツーを外されては右ローのリターンを受ける。レフェリーのファイトがかかる中、判定かと思った5R、サムランチャイは突如の左縦ヒジ一閃。Hiromiを倒して見せたから天晴れ。

この試合にて、29歳のサムランチャイは、77戦49勝(14KO)24敗4分となり。28歳のHiromiは、10戦4勝(4KO)6敗となり。

第9試合 52.16kg契約 3分3R 佐藤勇士(拳心館/NKBバンタム級3位) 井ノ本煌貴(LAILAPS東京北星ジム)

ドロー。

試合は、井ノ本の左右ミドル、ローと蹴りが距離を支配するも、佐藤がワンツー連打で突進し返す流れ。2R最後には、井ノ本の左右ハイも混ぜた蹴撃術に、ダメージでかなりよれて見えた佐藤。しかし3R、井ノ本は出られず。佐藤のワンツー連打に苦しい顔。1ー0佐藤優勢のドローになるも井ノ本に後半課題ありか。

この試合にて、32歳の佐藤は、21戦6勝(2KO)12敗3分となり。24歳の井ノ本は、9戦3勝4敗2分となり。

第8試合 エキシビションマッチ 70kg契約 3分2R 後藤啓太(拳心館) 中島将志(新潟誠道館/RISEウエルター級5位、RISEミドル級7位)

勝敗なし。

エキシビションマッチは、両者きれいな左ミドル、右ローを蹴り合うマススパーリング。中島は右アッパー、左フックボディをうまく合わせるテクニックを披露。2R最後は、両者強めにやり合いエキシ終了へ。

26歳の後藤は、4戦4勝(2KO)。32歳の中島は、20戦11勝(6KO)9敗。

第7試合 58kg 契約 3分3R 村上祐馬(不死鳥道場) 斉藤遼太(L-REX)

村上判定勝ち。

試合は、全体的にはサウスポー村上のペース。2R最後には、村上の左ミドル、組みヒザをしこたま受け、コーナーに戻る斉藤は右腕が上がらないくらいのダメージ。大丈夫かと思ったが、3Rに斉藤は狂ったように左右フックにて暴れて抵抗。ただし、村上の距離は崩れず、コンスタントな左ミドルにて押さえ切った。

この試合にて、30歳の村上は、6戦5勝(2KO)1分となり。30歳の斉藤は、14戦4勝(3KO)10敗となり。

第6試合 フェザー級 3分3R KATSUHIKO(KAGAYAKI) 湯本剣二郎(team NEO)

湯本判定勝ち。

初回、サウスポーの湯本の左奥足ロー、ワンツーがビシバシ決まり、KATSUHIKOは距離を詰められずスーメダイ状態。しかし、2RよりKATSUHIKOが強引に組みヒザに持ち込むと、試合はドロドロへ。湯本は大丈夫かという感じも、3Rはある程度距離を作り判定勝ち。ただし、内容は僅差だった。

この試合にて、27歳の湯本は、6戦3勝(1KO)3敗となり。48歳のKATSUHIKOは、8戦2勝(2KO)4敗2分となり。

第5試合 53kg契約 3分3R 涌井大嵩(アルンジム) 磯貝雅則(STRUGGLE)

涌井判定勝ち。

試合は、涌井がバネを活かした攻撃にて常に先制。ワンツー、左ハイ、組んでも磯貝を投げ捨て。磯貝は速筋系ではなくゆえ、ジワジワとにじり寄り右ストレートを狙ったが不発。涌井はよく鍛え込まれた選手で、躍動感ある動きが最後まで落ちず。1人30ー30とした謎ジャッジはいたが、涌井の2ー0評価。

この試合にて、27歳の涌井は、3戦3勝(1KO)となり。37歳の磯貝は、5戦2勝3敗となり。

第4試合 64kg契約 3分3R 清水和也(アルンジム) 小池奨太(Bushi-Do〜武士道)

ドロー。

初回、いきなり打ち合いから始まった両者。2R、攻めていたのは清水だが、1発パワーある小池の左フックをもらい1ダウンあり。ただし、ここより清水の圧倒的な攻め。右ロー、左テンカオ、ワンツー、左フックボディとすべて効かせ。3Rも攻めて攻めて最後に小池よりスタンディングダウン奪取。しかしドロー評価。

この試合にて、21歳の清水は、2戦1勝(1KO)1分となり。36歳の小池は、1戦1分となり。

第3試合 ライト級 3分3R 龍一(拳心館) 魔裟屋(SLACK)

魔裟屋2RTKO勝ち。

試合は、スタートから長身の魔裟屋の組みヒザがすごく、龍一は一気に飲み込まれ。龍一は首を魔裟屋に両手でロックされ、腹にアゴにヒザを突き上げられる。2R、龍一は少々疲弊した魔裟屋にワンツーを当てたが、すぐにまた組みヒザにとらえられ。動けない龍一に2スタンディングダウンが入りストップへ。

この試合にて、33歳の魔裟屋は、5戦2勝(2KO)3敗となり。28歳の龍一は、9戦8敗1分となり。

第2試合 60.5kg契約 3分3R 樋口雄生(ケーアクティブ) 茂木豪汰(上州松井)

茂木2RKO勝ち。

試合は、スタートからサウスポーの茂木がいい左ミドル。上州松井ジムの選手は、体型関係なく「蹴れる選手」が多い。2R、茂木はこの左ミドルよりきれいに左ストレートを当て樋口よりダウン奪取。樋口は立ったが危うい様子で、笹谷レフェリーは10カウント。笹谷レフェリー、ナイス判断だ。

この試合にて、21歳の茂木は、1戦1勝(1KO)となり。樋口は、戦績不明。

第1試合 59kg契約 3分3R ビックリマン(鬼神会) 真岸憲一(ワンサイド)

ビックリマン判定勝ち。

初回、真岸は右ストレートをビックリマンに効かせてチャンス。しかし、打ち合いにて追撃の機会を逃すと、2Rよりはビックリマンペースへ転じる。2Rには右ロー、3Rには左ジャブ、ワンツー、左右ミドルを集めてアウトボクシングのビックリマン。逆転した形での判定勝ちとなり。

この試合にて、33歳のビックリマンは、1戦1勝となり。36歳の真岸は、1戦1敗となり。