MuayThai Super Fight vol.10 2024-06-30 名古屋国際会議場

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ひつまぶし、食べに来ました! 会場内ではせっかくなんでカオマンガイを食べました。(小腹が減った)

入場式、2階に並ぶ選手達。ミニカーみたい。

本日の興行は、20時45分終了。帰りの新幹線の時間が決まっており、メインは3Rまで見たところで帰宅。残りはYouTubeにて確認。15時スタートにて6時間興行。オープニングファイトからすると8時間興行。もう少しコンパクトに願いたい。全試合ワイクー付きなど仕方ない面もあるのだが。

客入りは、ほぼ満員。周りはキング・ムエ応援団ということもあったが、途中中座をしながらもほぼほぼ最後まで会場にいたのが偉かった。全体的にもメインに向けてガラガラになるといったこともなく、セミ、メインと名古屋で浸透度ある選手起用の効果かなと。それも見て帰ろうになっていた気はする。

梅田勇一は、試合後すぐに引退式あり。イノベーションのウェルター級王者だが、Suk Wanchai MuayThai Super Fight興行と関係深いということで、こちらでの引退式となったのだろう。37歳デビューにて、43歳での引退とのこと。客は座ったままにて10カウントゴングが行われた。

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目次

ゲーウガンワン・ロットスワイジャッジェーンサイプリゥVS大和哲也について。

この試合、ゲーウガンワンは一切練習せずにリングに上がったという情報もあったが、特に組みヒザやヒジを駆使することもなく、下がりながらの左ミドル漬けにて元K-1王者の大和を押さえた。

私が思うに、これがゲーウガンワンがK-1のリングに招聘され、K-1ルールの試合だったならば結果は違ったかも知れない。「組み、ヒジはマイダーイ」と変な力が入ったかも。組みは使わなくとも、いざとなったら使える安心感がタイ人をリラックスさせたこともあるのではないか。

喩えとして正確かは分からないが、MMA試合でほとんどスタンドで終わることがあったとしても、「これならキック技術で勝てるわ」とキックボクサーはならないでしょ。MMA試合のスタンドの攻防の背後にはタックルもグランドもあるわけで。そんな背景をゲーウガンワンの戦いぶりより感じた次第。

ヨードシラパー・ロットスワイジャッジェーンサイプリゥVSアイト・ルーククロンタンについて。

この試合、パンフレットによればタイでのTrue4U興行での再戦で、ヨードシラパーのヒザがローブローとなりNCとなったものだとか。「タイでは金的は取らない」話もあったが、時と場合によるよね、やはり。

この日、タイ側のコーナーにのみ(?)緑のたらいが用意され。タイ人は水をジャブジャブ使うからね。何かタイ人選手は、小さな湯船につかりに行く感じが面白す。

Wanchai MuayThai Super Fight興行は、コーナー金具にガウン、マーライをかけておいていい系興行。また、立方体のバンテリンのスポンサーボンボリの上にモンコンを置いておいていい系興行。

席比率

【席比率】2024年、カイト・ルーククロンタンチケット、右側がパンラヤーの空き席。99興行中、81ハジ席(82%)、16空き席(16%)、2中席(2%)。5250→5250(-05,+05)。

「これ、ムエタイやってる日本人選手はできた方がいいよ。#勝ってる風に見せるアピール」(ハリィ永田@7/7 KROSS×OVER参戦)

「名古屋にいるサーバルさん。試合観戦ってオープニングからメインまで観るとめちゃくちゃ疲れるのよ…。それどころか名古屋まで行って最初から見てるサーバルさん。観戦のバケモン」(大輔)

「ちなみにゲーウガンワンは今日のための練習を1日たりともしてないそうで」(koizumi.0318)

第10試合 65kg契約 3分5R ゲーウガンワン・ロットスワイジャッジェーンサイプリゥ(タイ/元ルンピニー・プロムエタイ協会・True4Uスーパーフェザー級王者) 大和哲也(大和ジム/元K-1スーパー・ライト級(65kg)王者、WMCインターコンチネンタル・ライト級王者、元WBCムエタイ世界&Lion Fight世界スーパーライト級王者、元WBCムエタイ日本&NJKFライト級王者) 

ゲーウガンワン判定勝ち。

試合は、サウスポーのゲーウガンワンに、大和は左インロー、左ミドルを蹴られて漬けられ。大和も左フックボディは狙ったが、ゲーウガンワンの懐は深かった。逆に左ストレート、右フックももらい、大和は持ち味がほとんど出せずに試合終了。手足の長いサウスポーをこのルールで攻略する難しさか。

この試合にて、29歳のゲーウガンワンは、109戦84勝(18KO)24敗1分となり。36歳の大和は、67戦45勝(32KO)21敗1分となり。

第9試合 IMSA(国際ムエタイスポーツ協会)世界フェザー級王座決定戦 3分5R(インターバル2分) ヨードクンスック・ムーバーンチョンブーン(タイ/元オートーコー認定フェザー級王者、元ラジャダムナン&オムノーイ認定スーパーバンタム級王者) カイト・ルーククロンタン(福田海斗)(キング・ムエ/元IMSAスーパーバンタム級王者、元True4Uスーパーフライ級・バンタム級王者、元WPMF世界&プロムエタイ協会フライ級王者) 

カイト4RTKO勝ち。新王者に。

試合は、2Rより右テンカオからの組みヒザ、左右ヒジにてヨードクンスックを押し込み出したカイト。ヨードクンスックはヒザをもらい腹が効いたか、カイトに対峙するが力感がいまいち。4R、組みでの力感はカイトのままで、ヒジにてヨードクンスックの顔面をカット。2度目のドクターチェックでストップへ。

この試合にて、26歳のカイトは、92戦50勝(20KO)41敗1分となり。29歳のヨードクンスックは、147戦95勝(26KO)45敗7分となり。

第8試合 女子46kg契約 2分5R モンクットペット・ペットプラオファー(タイ/元パトンスタジアム&シンビースタジアム・ミニマム級王者、アマムエタイ世界選手権2022女子45kg級優勝) MISAKI(TEAM FOREST/シュートボクシング日本女子アトム級(46kg)王者、元J-GIRLSミニフライ級王者) 

モンクペット判定勝ち。

試合は、手足の長いモンクットペットの押しヒザが強い強い。MISAKIの左フックボディが当たればチャンスはあったが、モンクットペットの前蹴り、組み方がうまく、最後までMISAKIに決定的なチャンスはなし。モンクットペットは左ミドルは少なめだが、腹や顔面に前蹴りを突き刺し、あの組み力があると崩すのは大変だ。

この試合にて、19歳のモンクットペットは、83戦52勝24敗7分となり。28歳のMISAKIは、34戦24勝(5KO)9敗1分となり。

第7試合 フェザー級 3分5R ノラシン・スペチアーレジム(タイ/OISHI GYM/元ラジャダムナン&ルンピニー認定ライトフライ級王者、元ルンピニー認定フライ級王者) TAKERU(GET OVER/元DBS&RKAフェザー級王者) 

ノラシン判定勝ち。

試合は、サウスポーのTAKERUに対して、ノラシンは切りつけるような左フックを起点に、パンチを中心に攻める。かなり被弾したTAKERUは危ない感じも、3Rよりは組み合いも始まり拮抗。TAKERUはやりたいことが出来ておらず、引き算としてはたまにパンチを当てたノラシンの印象。2ー0の評価となり。

この試合にて、ノラシンは、208戦152勝(21KO)56敗となり。TAKERUは、26戦16勝(8KO)9敗1分となり。

第6試合 113ポンド(51.3kg)契約 3分5R ヨードシラパー・ロットスワイジャッジェーンサイプリゥ(タイ) アイト・ルーククロンタン(HIDEGYM) 

ヨードシラパー3RTKO勝ち。

試合は、2Rまでアイトが右カーフを効かせ、パンチもよく入りヨードシラパーを畳みかけるのではないかの勢い。ヨードシラパーはうまいタイプではなく、ダメージがたまってしまうのではないかの様子。しかし3R、ここでヨードシラパーが攻めて出ると、押し込まれたアイト。右縦ヒジ1発にKO敗となった。

この試合にて、ヨードシラパーは、54戦41勝11敗2分となり。アイトは、6戦4勝(2KO)1敗1NCとなり。

第5試合 65kg契約 3分5R コムキョウ・シットポージョーウォー(タイ/ノーナクシンムエタイジム) 梅田勇一(BLITZ/INNOVATIONウェルター級王者) 

コムキョウ3RTKO勝ち。

試合は、長身のコムキョウと梅田の組む技術が違い過ぎ、2Rより一方的となり。梅田は顔を押され、顔面へヒジ、ヒザが集められる。左縦ヒジに梅田は額をカット。しかし、止まらず。梅田はこれが引退試合だったからか。ただし、3Rすぐのコムキョウのヒジ、ヒザに、さすがにストップが入った。

この試合にて、コムキョウは、73戦55勝15敗3分となり。43歳の梅田は、13戦9勝(3KO)4敗となり。

第4試合 スーパーフライ級 3分5R リティグライ・ゲオサムリット(タイ/納屋橋キック/元WPMF世界フライ級&スーパーフライ級王者) エイル・ルーククロンタン(HIDEGYM) 

エイル判定勝ち。

試合は、リティグライがさばいている風には動いていたのだが、徐々にエイルの攻撃に手を焼いているようにしか見えなくなり。エイルの右ロー、ワンツーに巻き込まれ打ち合ったリティグライ。5Rは優位風なムーブも、キック的にはエイルの攻勢についてもおかしくはない内容。するとエイル3ー0に出るとは。

この試合にて、16歳のエイルは、5戦4勝(1KO)1敗となり。27歳のリティグライは、92戦64勝26敗2分となり。

第3試合 フェザー級 3分5R オートー・ノーナクシン(タイ/元ラジャダムナン認定バンタム級6位) 一仁(真樹ジムAICHI/元MA日本&J-NETWORKフェザー級王者) 

オートー3RTKO勝ち。

試合は、オートーの強さに驚嘆。一仁もたまに左アッパーでオートーのアゴを跳ね上げたが数発程。オートーの正確なヨックバンに守られ、右ミドル、左前蹴りボディにて押さえられた一仁。その中3R、ワンツーでも攻めていたオートーが鋭い左縦ヒジ1発にて一仁を完全KO。走り回ってオートーは喜んだ。

この試合にて、オートーは、89戦64勝(15KO)22敗3分となり。34歳の一仁は、44戦24勝(7KO)17敗3分となり。

第2試合 IMSA(国際ムエタイスポーツ協会)女子日本フライ級王座決定戦 2分5R ユウリ・ルーククロンタン(TEAM SRK/元DBSスーパーフライ級王者) 秋田芭菜(はな)(キング・ムエ) 

秋田判定勝ち。新王者に。

試合は、秋田の左右ミドルの距離を中々破れないユウリ。組みも体の大きい秋田有利。ただし、4Rよりユウリも踏み込みつつ激しい攻め立て。特に5Rは、疲弊した秋田にワンツー、縦ヒジ、組みヒザにて丸めあわやまのシーンもあり。苦しい秋田だったが、左右ミドル、前蹴りにて守り判定となった。

この試合にて、秋田は、2戦1勝1分となり。ユウリは、21戦11勝(3KO)10敗となり。

第1試合 60kg契約 3分3R 天野颯大(キング・ムエ/K-1甲子園2021 -60kg優勝) 豪(GRATINESS) 

天野2RTKO勝ち。

初回、豪が思いの外いい選手で、天野の入りに左右縦ヒジを合わせに来る。危ない感じもあった天野だが2Rより本領発揮。天野の凶暴な左右フックに飲み込まれ出した豪。強烈な右ヒジに1ダウンあり。立つと豪もヒジで打ち合ったが、天野の左右フック、ヒジの暴風雨に飲まれ動けず、ストップがかかった。

この試合にて、天野は、8戦6勝(4KO)2敗となり。豪は、5戦3勝2敗となり。

オープニングファイト第4試合 50kg契約 2分5R ペットウボン・ロットスワイジャッジェーンサイプリゥ(タイ) 片山魁(TEAM FOREST) 片山3RTKO勝ち。

試合は、フンドシ型キックトランクスの下にSBスパッツを履いた片山の活きが良い。サウスポーの片山は、矢継ぎ早にワンツーの打ち込み。被弾して口より出血のペットウボンも打ち合ったがスピードが段違い。一方的に片山のパンチをもらい、最後は左テンカオをストマックに受けダウン。ストップされた。

オープニングファイト第3試合 32kg契約 2分5R ロットレック・ロットスワイジャッジェーンサイプリゥ(タイ) ダイキ・ルーククロンタン(キング・ムエ) ダイキ判定勝ち。

試合は、離れるとダイキが良かったが、2Rより組みが始まると、やはりロットレックがいい感じ。しかし、4Rよりダイキが再び盛り返しへ。ダイキは右ミドルを蹴りつけながら、左右押しヒザにてロットレックを上回り。5Rはパンチもまとめロットレックをコーナーに釘付けにしたダイキの判定勝ち。

オープニングファイト第2試合 40kg契約 2分5R ロットケン・ロットスワイジャッジェーンサイプリゥ(タイ) 浜田優雅(LEGENDGYM) ロットケン判定勝ち。

試合は、2Rまで浜田が右カーフ、左右フックボディを効かせ、ロットケンを倒す勢い。しかし、3Rより急停止。ロットケンが距離をつかみ、単発で左ミドルを当てては浜田の蹴り返しを空転させる。5Rは流しで優勢をアピールした通りに2ー0判定勝ち。勝っている風に見せるアピールがタイ人はうまい。

オープニングファイト第1試合 女子32kg契約 2分5R ヨーディーチャー・ロットスワイジャッジェーンサイプリゥ(タイ) 水野夢々(カナロアジム) 水野判定勝ち。

ヨーディーチャーも2Rより組みには来たが、水野のネオムエタイのレベルが高過ぎる。左右ミドルにワンツー、左フックボディを混ぜ、サイド、前後にステップを踏み、あらゆる角度からヨーディーチャーを打ち込みまくり。滅多打ちにされたヨーディーチャーは、5Rにはスタンディングダウンあり。

第5試合 S・バンタム級 2分2R 加藤剛己(ごうき)(インスパイア・エス) 渡部央雅(おうが)(納屋橋キック) 加藤判定勝ち。

試合は、21歳同士の顔合わせ。加藤は組みヒザが強く、渡部の首をロックしてヒザを蹴りつけた。

第4試合 ウェルター級 2分2R 水谷昊代(こうだい)(TEAM TMT) 板倉有紀(ゆうき)(大和ジム) 水谷判定勝ち。

試合は、15歳、前BRIDGEライト級王者の水谷と、20歳、板倉の顔合わせ。サウスポーの水谷は、左ミドル、左ストレートをガンガンと当て続けた。

第3試合 ジュニア37kg契約 1分30秒2R 浜田徠雅(らいが)(LEGEND) 長谷川修士(しゅうと)(GET OVER) 浜田判定勝ち。

試合は、12歳同士の顔合わせ。下がりながら左右ミドルを出した長谷川だったが、前BRIDGE35kg級王者の浜田は、組みからのこかしを多用した。

第2試合 ジュニア31kg契約 1分30秒2R 深津智樹(真樹ジムAICHI) 杉澤生煌(おうか)(ZERO ONE GYM) 杉澤判定勝ち。

試合は、10歳の深津と、11歳の杉澤の顔合わせ。組み合い中心の中、最後は両者ハイの蹴り合いとなり。

第1試合 ジュニア29kg契約 1分30秒2R 松下塁(R道場) 三星咲空(みつぼしさら)(TEAM S.R.K) 松下判定勝ち。  

試合は、10歳、前BRIDGE25kg級王者の松下と、女子の三星の顔合わせ。サウスポーの松下が、左ハイ、左ストレートを当て優勢。