ファイティングビー 31 あしたのジョーメモリアル 2024 2024年7月22日(月) 後楽園ホール

2024-08-17
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ギャラリー戦線異状なし。今週は観戦に忙しい1週間。

本日の興行は、21時5分終了。早いKOもあり、まずまずの時間に終了。外に出ると都市対抗野球客とバッティングしていたようだが、プロ野球客のような大群に巻き込まれるほどでもないので助かる。帰宅中、またもや電車の窓より雷光が見えた。

客入りは、5割くらいか。ここのところ一力興行は、客入りには苦戦中の印象あり。「あしたのジョー」メモリアルの企画もずっと続けていて悪くはないと思うのだが、客入りには結びついていない気もする。一力ジムセコンドが丹下段平コスプレをしていたり、盛り上げようと頑張っているんだけどね。

当日券は、30000円席は売り切れ。20000円席は残り「6」。13000円、7000円席はあり。一力興行は最近客足はいまいちと書いたが、チケット単価は他の興行より高く、リングサイド周りに人がいたことは確かなので、実入りは悪くないものかも知らん。

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阿部大翼VS浅井麗斗について。

K-1グループより国際式転向組の麗斗。サウスポーにてよけ勘、当て勘のテクニックはピカイチ。ただし、パンチ力は課題か。言ってみれば「那須川天心の憂鬱」がすべて揃っている感じ。知名度差はあるので言われはしないが…。今回も勝つには勝ったがダウンもあり。

本日のええ写真

本日の「ええ写真撮れたでぇ~」は、横内龍也。ディオ・グラントは、絵に描いたようなパンチ力、テクニックがありそうな黒人選手で、実際に強かった。そこをよく勝ったと思う。横内もテクニックのあるサウスポーだ。

次点は、石川春樹VS大嶋剣心。ダウンした石川が倒れているのは当たり前だが、奪った方の大嶋も転がり倒れる熱戦。8回戦でお互いに最初から全力での打ち合いだった。

ボクシング界の不思議の1つに、ジムを問わず試合後セコンドが寸暇を惜しんでグローブを外しにかかるのは何故だろう。キックにはない文化だ。この日もモンブランみきが外されかけたがレフェリーに中央に来るよう言われ、結局両グローブからヒモをダラッと垂らして立っていた。外さない方がいいやん!

モンブランみきは、ノボラー女子。

レナン・ポルテスVS栗原慶太について。

試合中、おそらく栗原選手のお子さんなのだろう、「パパ頑張れ~、パパ頑張れ~」とずーっと言い続けていた幼い声が場内に響いていた。栗原選手は途中から苦戦の気配ながら、この声にはほっこり。

【席比率】2024年、栗原慶太チケット、ハジ席。113興行中、92ハジ席(81%)、19空き席(17%)、2中席(2%)。5337→5341(-02,+06)。

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第8試合 S・バンタム級8回戦 レナン・ポルテス(フィリピン) 栗原慶太(一力) 

栗原判定勝ち。

く、く、く、く、苦しい…。栗原、何とか、何とか、何とか、2ー1の判定勝ち。7、8Rは、栗原は倒されてもおかしくなかった。栗原は、勝利者インタビューにて大号泣。「申し訳ございませんでした」と謝罪。

試合は、スタートから栗原がワンツーにてポルテスを威圧するかのような攻め込み。ポルテスも芯にはもらっていないも押し込まれており、特段悪い攻めには見えず。ただし、前回フローイラン・サルダールを圧殺した時は効果大だったこのラフな攻め口は、今回も同じ効果となるのかには一抹の不安あり。

予想は当たり、3Rに栗原は左フックを効かせた後、左右フックボディにてポルテスを追いかけ回し。ポルテスは腹が効いていたが、詰め切れずに4Rへ。栗原は小休止のラウンドとなったが、展開に異変。栗原はワンツーにて攻めるのだが、その打ち終わり必ずくらいにポルテスは右ストレートを当てに来る。

ラウンドの全体的な手数は栗原なのだが、ポルテスの右ストレートカウンターもあまりにもまともに入るもので、ポイントに取るジャッジもいるのではないかと思った(実際1者いた)。このポルテスのカウンターは栗原が頭をどこに傾けようとも正確な追尾機能がついており、最後まで栗原を悩ますこととなる。

5Rには、圧倒的なワンツー連打で押し込んだ栗原だったが、ポルテスに耐えられるとワンツーでの反撃を次々浴びる。やや栗原によれたような印象もあり「大丈夫か?」の思いもあり。6R、再び鋼鉄の意志でワンツーラッシュで暴れた栗原だったが、もらってもいるはずのポルテスは意外に大丈夫。

そして7、8R、全力ラッシュ後の栗原は、前には出るが足元がフワフワした幽鬼のよう。ここを押し込まれながらもポルテスは、恐い右ストレート、右アッパー合わせ。打たれた栗原は体が泳ぎ、見ていて恐い展開。何とか判定となり栗原のドロー以上には見えたが、蓄積ダメージは栗原が上だったかも知れない。

この試合にて、31歳の栗原は、28戦19勝(16KO)8敗1分となり。32歳のポルテスは、30戦13勝(6KO)17敗となり。

第7試合 女子日本アトム級タイトルマッチ6回戦 狩野ほのか(TEAM 10COUNT) モンブランみき(一力) 

狩野判定勝ち。王座防衛。

初回、左フックを好打してスタートしたモンブランだったが、2Rよりは狩野ペース。狩野は相手の打ち合いの土俵に乗ったが、モンブランは勇敢でガッツがあるも被弾が多い。狩野のワンツー、左フックボディにさらされる。最後まで手を出したモンブランだったが、狩野とのクリーンヒット差は明らかだった。

この試合にて、29歳の狩野は、11戦8勝(2KO)1敗2分となり。31歳のモンブランは、14戦6勝(2KO)7敗1分となり。

第6試合 54.5kg契約8回戦 石川春樹(RK蒲田) 大嶋剣心(一力) 

大嶋2RTKO勝ち。

初回、左右フックの打ち合いで効かせたのは石川だったが、ここからは先に当てた者勝ち、場内阿鼻叫喚、熱狂の渦に引き込む左右フックの打ち合いへ。2Rは大嶋の当たりが良くなり左右フックにて石川よりダウン奪取。再開も石川はダメージで動けずレフェリーが救出へ。セコンドもタオルと共に入った。

この試合にて、28歳の大嶋は、13戦9勝(5KO)3敗1分となり。24歳の石川は、16戦10勝(8KO)6敗となり。

第5試合 65.0kg契約4回戦 ディオ・グラント(沖縄ワールドリング) 横内龍也(一力) 

横内判定勝ち。

試合は、グラントがよけ勘をアピールしながらパワーある左右フック。しかし2R、右フックを効かせたサウスポーの横内。ただし、3Rはグラントが右フックで反撃。しかししかし、4Rは横内が右フックでダウン奪取するシーソーゲーム。最後は両者打ち合いへ。グラントは強かったが横内よく勝ったな。

この試合にて、26歳の横内は、3戦3勝(1KO)となり。23歳のグラントは、1戦1敗となり。

第4試合 フライ級4回戦 藤田卓(伴流) 新開祐好(横田スポーツ) 

藤田判定勝ち。

試合は、デビュー戦という藤田が、スイッチもしつつフットワークも使いつつ、不思議な距離感のボクシングを披露。軽打だが藤田はポコポコとマスのようにワンツー、左右フックを当てて行く。サウスポーの新開もワンツーは出したがよけられてしまい、しっかり藤田をとらえられずに試合終了へ。

この試合にて、30歳の藤田は、1戦1勝となり。38歳の新開は、2戦2敗となり。

第3試合 S・フライ級4回戦 高橋秀太(角海老宝石) 小林胡太郎(一力) 

高橋初回TKO勝ち。

初回、両者ワンツーにて打ち合ったが、すぐに高橋が圧をかけるペースへ傾き。重そうなワンツーにて小林をロープへ追い込むと、高橋はワンツー連打へ。しばらくガードで耐えていた小林だったが、コーナーで痛烈に頭を何度も弾き飛ばされたことで、レフェリーが救出に入った。

この試合にて、23歳の高橋は、7戦4勝(4KO)2敗1分となり。24歳の小林は、6戦  4勝1敗1分となり。

第2試合 ミニマム級4回戦 阿部大翼(青木) 浅井麗斗(一力) 

浅井判定勝ち。

試合は、サウスポーの浅井がワンツー、右フック、左アッパーと阿部にズバズバ入れるのだが、中々効かせるまでは行けず。たまに阿部もワンツー打ち返し。その中、浅井の右フックに左まぶたをヒットカットしていた阿部が、4Rに何と左フックにて浅井よりダウン奪取。立つも浅井には苦過ぎる判定勝ちへ。

この試合にて、22歳の浅井は、3戦3勝(1KO)となり。22歳の阿部は、7戦3勝(2KO)2敗2分となり。

第1試合 アトム級4回戦 守隨(しゅずい)あゆみ(TEAM 10COUNT) 山田夏冴(セレス) 

守隨判定勝ち。

初回、サウスポーの山田がボディへ伸ばす左ストレートが良かったが、2Rよりはっきりと守隨の体ごとぶつけるような右ストレートペースへ。守隨はパンチもフィジカルも強い。3Rには左フックにて山田よりダウン奪取。ただし4R、山田も左ストレートにて守隨の腰を一瞬落とさせるチャンスはあり。

この試合にて、29歳の守隨は、2戦2勝(1KO)となり。28歳の山田は、6戦1勝2敗3分となり。