猛暑の中、代々木第二体育館へ。入口に七夕の笹ディスプレイ。選手より一筆取らせて飾っていたが、こういう細かいサービスはK-1グループが他のキック団体より一歩進んでいるところか。ブアカーオ優勝を望む三浦孝太の短冊に笑ってしまった。オマエモナー。
第5試合が終わり、場内はまだまだ空席多し。一部のK-1信者勢が「チケット爆売れ」と喜んでいたので、最初からみっちり満員なんてあるかなと思っていたが、全然そんなことなし。ラストに向けてどこまで埋まるか。新日本、井岡をふった甲斐があり。(サーバルは埋まったら埋まったとちゃんと報告する人間です)
-55kgトーナメントの4試合が終わり、客が雪崩を打って帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る。おーい、お前ら与座ゴンナパー見ねぇのかよ!(新生ファンじゃないのにキックファンとしてのサーバル心の叫び)
与座ゴンナパーが終わると、客がいよいよ本格的に帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る帰る。おーい、お前らエセ新生ファンだな。何でアンチ扱いされているサーバルが最後までいて、お前らが帰るねん。
本日の興行は、19時40分終了。20時前に終わったのは素晴らしい。これは宮田Pに素直に拍手。パチパチパチ。本戦19試合と聞いた時は「結局、変わらないじゃん…」とは思ったのだが、今日は出場選手に救われたな。今日はK-1大会が確かにKrushしていた。
客入りは、7割くらいか。それなりに入っていたことは確か。ただし、それは-55kgのトーナメントでの日本人4選手についていた客であり、本日のメイン企画、外国人中心の-70kgトーナメントについた客ではなかったという事実。ブアカーオが決勝まで行けば少しは変わったかもだが。
また、これはよく言われることだが、「プレイガイド売り切れ=場内満員」ではないという事実。場合により選手がチケットを押しつけられている場合もあり、ぴあ等で売り切れでもすいている興行はザラにある。さらに来ている客が招待券で気軽に帰られる場合もある。(以上、新生がそうだとは言ってないよ)
目次
- 本日のええ写真
- 席比率
- 第19試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・決勝 3分3R(延長1R) ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/マイクスジム/元GLORYライト級(70kg)2位、MAX FIGHTライト級(70kg)王者) ヴィクトル・アキモフ(ロシア/ブラジリアン・タイ/元RKSウェルター級王者)
- 第18試合 63.5kg契約 3分3R(延長1R) 与座優貴(team VASILEUS/K-1ライト級(62.5kg)王者、極真会館2017世界ウェイト制軽量級優勝) ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元K-1&Krushライト級王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)
- 第17試合 80kg契約 3分3R(延長1R) 松倉信太郎(team VASILEUS/K-1ミドル級(75kg)王者、WPMF世界スーパーミドル級王者、元KNOCK OUT-BLACK同級王者、Krush YOUTH GP 2012 -70kg優勝、K-1甲子園2009 -70kg優勝) アレクサンドル・アマリティ(ルーマニア/スコーピオンズ・スコビンツィ/COLOSSEUMウェルター級(77kg)王者)
- 第16試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R) ヴィクトル・アキモフ(ロシア/ブラジリアン・タイ/元RKSウェルター級王者) セルジオ・サンチェス(スペイン/エリートJTタルデア/ISKAフリースタイル・世界スーパーウェルター級王者、WAKO-PRO世界スーパーウェルター級王者)
- 第15試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R) ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/マイクスジム/元GLORYライト級(70kg)2位、MAX FIGHTライト級(70kg)王者) デング・シウバ(ブラジル/スクアドン・タイ・ブラジル/SFT COMBAT -70kg級王者)
- 第14試合 K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(1) 3分3R(延長1R) 金子晃大(あきひろ)(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM/K-1スーパー・バンタム級(55kg)王者、元Krushバンタム級(53kg)王者) カン・メンホン(カンボジア/クン・クメール・インターナショナル・ファイトジム/IPCCクンクメール54kg王者)
- 第13試合 K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(3) 3分3R(延長1R) 玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者) アントニオ・オルデン(スペイン/El Origen Thaimartin/オルデンチーム/WBCムエタイ世界フェザー級王者)
- 第12試合 K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R(延長1R) 璃明武(りあむ)(K-1ジム総本部チームペガサス/Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者) アンジェロス・マルティノス(ギリシャ/FFKポリティスチーム/ISKAフルコンタクト世界ライト級(61kg)王者)
- 第11試合 K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R(延長1R) 大久保琉唯(るい)(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/元Krushフライ級(51kg)王者、K-1甲子園2021 -55kg優勝) ジャオ・ジェンドン(中国/深圳盛力人和ファイトアカデミー/CFP)
- 第10試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(4) 3分3R(延長1R) カスペル・ムジンスキー(ポーランド/アルミア・ポルコビツェ/MFC・IRON FIGHTER・WFMCポーランド・WKSFポーランド-70kg級王者) ゾーラ・アカピャン(アルメニア/グリディンジム/RCC Fair Fightウェルター級王者、FEA WGPライト級王者)
- 第9試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(3) 3分3R(延長1R) ヴィクトル・アキモフ(ロシア/ブラジリアン・タイ/元RKSウェルター級王者) ロマーノ・バクボード(スリナム/ARJトレーニンゲン/GLOBAL FIGHTS -70kg級王者)
- 第8試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(2) 3分3R(延長1R) デング・シウバ(ブラジル/スクアドン・タイ・ブラジル/SFT COMBAT -70kg級王者) ダリル・フェルドンク(オランダ/ファイトチーム・リンガー/元Enfusionライト級(70kg)王者)
- 第7試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(1) 3分3R(延長1R) ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/マイクスジム/元GLORYライト級(70kg)2位、MAX FIGHTライト級(70kg)王者) ブアカーオ・バンチャメーク(タイ/バンチャメークジム/K-1 WORLD MAX世界70kgトーナメント2004・2006優勝、シュートボクシングS-cup 70kg 2010優勝、元WMC世界スーパーウェルター級王者)
- 第6試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R) ペトロス・カベリーニョ(ブラジル/テイシェイラ・チーム/WGP Kickboxingウェルター級(71.8kg)王者) セルジオ・サンチェス(スペイン/エリートJTタルデア/ISKAフリースタイル・世界スーパーウェルター級王者、WAKO-PRO世界スーパーウェルター級王者)
- 第5試合 61kg契約 3分3分(延長1R) 横山朋哉(リーブルロア/Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者) カベロ・モンテイロ(ブラジル/CFハウス/WGP Kickboxingライト級(60kg)王者)
- 第4試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R) 兼田将暉(RKS顕修塾/RKS&ACCELフェザー級王者、元RKSスーパーフェザー級王者、元HEATキックライト級王者、K-1甲子園2017 -60kg優勝) 寺田匠(team VASILEUS/ISKAオリエンタルルール世界スーパーフェザー級(59kg)王者)
- 第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R) 山本直樹(K-1ジム五反田チームキングス) 松山勇汰(ALONZA ABLAZE/K-1甲子園2022 -60kg優勝)
- 第2試合 女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R) 松谷綺(きら)(ALONZA ABLAZE/Krush女子アトム級王者) チョン・ユジョン(韓国/ペバン・カンスンジム/Refresh女子-50kg級王者)
- 第1試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R) 晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushバンタム級(53kg)王者) 池田幸司(ReBORN経堂/元Krushバンタム級(53kg)王者)
- 池田2RKO勝ち。
- プレリミナリーファイト第4試合 ライト級(60kg) 3分3R 河北“KONG”光生(K-1ジム蒲田チームアスラ) 上野空大(くうと)(kickboxing gym SHINYUUKI+) 上野初回KO勝ち。
- プレリミナリーファイト第3試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R 内田竜斗(チーム・タイガーホーク/K-1カレッジ2021 -55kg優勝) 遥心(はると)(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1カレッジ2023 -60kg優勝) 遥心判定勝ち。
- プレリミナリーファイト第2試合 クルーザー級(90kg) 3分3R 藤倉悠(ポゴナ・クラブジム) 肉弾子(にくだんご)(米子ジム) 藤倉判定勝ち。
- プレリミナリーファイト第1試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R 上垣内(うえがいと)一成(月心会ラスカルジム) 上野奏貴(かなた)(kickboxing gym SHINYUUKI+/K-1甲子園2023 -60kg優勝) 上野2RKO勝ち。
本日のええ写真
本日の「ええ写真撮れたでぇ~」は、ストーヤン・コプリヴレンスキー。ブアカーオへの左ハイがたまたまうまく撮れた。念のために言っておくと、私は -70kgのトーナメント楽しめましたよ。ただし、それが集客に結びつくかというと厳しいと言わざるを得ないだけで。かなりの客が金子、玖村を見たら帰ったわけでね。
なお、ブアカーオのセコンドは、試合前にモンコンをコーナーポストにかけていたが、あれはどうなっただろ。「新生K-1グループは、コーナーポストにモンコンをかけておいてはダメ系興行」なのだが、レジェンド特例で許されていたのか知らん。
今回 -70kgのトーナメントは、1日3試合の選手の消耗ぶりを見て、新生ファンからも疑問の声が挙がっているのを見た。もちろん私もそう思う。ただ煽りVTRの中で、「K-1の原点、トーナメント」みたいな説明がなされ、「ダメだ、こりゃ」と思わされたのも事実。旧K-1時代からの根は深い。
元々、トーナメントという発想は、石井館長などフルコン側の思想だし、地上波のテレビ都合での「一晩でチャンピオンを決める」発想なのだと思う。もっと言えば、谷川氏などは絶対王者等がトーナメントでアクシデントに巻かれることを望んでいる風でさえあり、それを「ドラマだ」などとすり替えた。
もちろん、今回は -70kgでは世界各国の選手、セコンドを集めてやっている手前、ボクシングの新人王方式で進めて行くのが困難な面は分かる。私の意見も、所詮は興行を作ったこともない素人の戯れ言なのかも知れない。ただ今回、-55kgのトーナメントを組み込んだことで「何だよ」の気も起こった。
新生K-1が「うちは8人のトーナメントはワンデイでしか決めん」の態度を崩さないのなら天晴だったが、-55kgは8人を2回に分けているではないか。真相は分からないものの、今回 -70kgが外国人ばかりでは心もとないゆえ、金子&玖村には2回登板してもらおうとの腹だったのではないのか。
いずれにせよ、私が「新生K-1の商売の仕方」と批判する面はこういうところにもあるのだ。まず競技の理念に合わせて試合があるわけでもなく、ワンデイだったりツーデイだったりフラフラ。団体の都合に振り回される選手こそかわいそう。我々ファンが見たいものも、そんなご都合主義の結果ではないはず。
それとこれは誰の応援団かは目星はついているのだが、万が一のこともあるので選手名は書かないが、長丁場で疲れがあったことは分かるのだが、私の右側の席がずっと空席なのをいいことに、こんな風に足を投げ出されて観戦を続けられて閉口。「だからK-1ファンは」と言いたくなっちゃうぞ。
今回、PPVとなったためなのかは分からないのだが、いつもと違ってフォロワーさんの増え方がすごかった。興行中20人以上も増えていた。全部がK-1関連でもないだろうし、1人1人にインタビューも出来ないので想像混じりで推測するしかないのだが、大会がある種クローズドとなった効果では。
ここ2、3年は、K-1大会の度に10時間近くも観戦ツイートをしているのに、フォロワーさんが増えることなどほとんどゼロ。というよりも、確実に減る。結果が知りたきゃABEMAでタダでやってるわけだし、興味のない人への10時間に渡る観戦記の投下は、ほぼ嫌がらせだよね。
正直、K-1興行観戦は、ボクシングファンさんに逃げられる元だったので嫌だったのよ。それがまさかのPPV化で風向きが変わりサーバルを助くとは。ありがとう、新生さん。これからもどんどんクローズドにやって行きましょう。サーバルはちゃんとお金を落として潜入取材に行きますので。(来るなってか?)
席比率
【席比率】2024年、運営チケット、ハジ席。103興行中、84ハジ席(82%)、17空き席(17%)、2中席(2%)。5266→5287(-02,+23)。
「なぜK-1は毎回大きい興行ごとにレフェリングに関する問題提起が発生するのか。組織的な問題が発生してるのかな?」(キックのおじさん(サラッと格闘技雑談))
「新生の運営と選手の抗争は学園ドラマに似てて、学園ドラマの視聴者は生徒側を応援するのが一般的だけど、一方新生は何が何でも団体擁護するファンが見受けられる(一部かもだけど)。アレやコレやソレを知ってて擁護してるのだろうか。アレやコレやソレを知ってて尚、立ち技界の為にガンバとは思ってます」(お米メモ)
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- 本ページの情報は2024/07/23更新時点時点のものです。最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。
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第19試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・決勝 3分3R(延長1R) ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/マイクスジム/元GLORYライト級(70kg)2位、MAX FIGHTライト級(70kg)王者) ヴィクトル・アキモフ(ロシア/ブラジリアン・タイ/元RKSウェルター級王者)
ストーヤン初回KO勝ち。優勝。
初回、ストーヤンは3戦目が出来るのかと見えた消耗ぶりだったが、意外にサウスポーのアキモフを下がらせ出て行く。ストーヤンはサウスチェンジよりワンツーを効かせ、右フックにて1ダウン目奪取。続いて、ストーヤンのワンツー詰め込みに、なすすべなく大の字に2ダウン目のアキモフ。これでストップへ。
この試合にて、30歳のストーヤンは、30戦22勝(8KO)8敗となり。32歳のアキモフは、16戦13勝(9KO)3敗となり。
第18試合 63.5kg契約 3分3R(延長1R) 与座優貴(team VASILEUS/K-1ライト級(62.5kg)王者、極真会館2017世界ウェイト制軽量級優勝) ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元K-1&Krushライト級王者、元WPMF世界スーパーライト級王者)
与座初回KO勝ち。
初回、サウスポーのゴンナパーは左ミドル、ワンツーと立ち上がりは悪くなく見えたが、与座の二段式跳びヒザをアゴにもらい1ダウン。すぐに与座の左フックを(後頭部だったが)受けて2ダウン目。最後も左フックからの左ローにゴンナパーは3ダウン目。やはりブランクを作り与座は厳しかったか…。
この試合にて、26歳の与座は、20戦18勝(8KO)2敗となり。31歳のゴンナパーは、149戦115勝(25KO)31敗3分となり。
第17試合 80kg契約 3分3R(延長1R) 松倉信太郎(team VASILEUS/K-1ミドル級(75kg)王者、WPMF世界スーパーミドル級王者、元KNOCK OUT-BLACK同級王者、Krush YOUTH GP 2012 -70kg優勝、K-1甲子園2009 -70kg優勝) アレクサンドル・アマリティ(ルーマニア/スコーピオンズ・スコビンツィ/COLOSSEUMウェルター級(77kg)王者)
松倉判定勝ち。
試合は、初回こそアマリティのパンチの活きの良さを感じたが、2Rよりは松倉の右カーフ、右三日月ペース。脚が効いたか、アマリティはサウスポーチェンジを余儀なくされ。松倉は右奧足ローも効かせ、もう少し山場を作りたかったが判定止まり。それにしても松倉の上半身の大きさがすごかった。
この試合にて、32歳の松倉は、56戦38勝(19KO)18敗となり。21歳のアマリティは、20戦15勝(7KO)5敗となり。
第16試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R) ヴィクトル・アキモフ(ロシア/ブラジリアン・タイ/元RKSウェルター級王者) セルジオ・サンチェス(スペイン/エリートJTタルデア/ISKAフリースタイル・世界スーパーウェルター級王者、WAKO-PRO世界スーパーウェルター級王者)
アキモフ3RKO勝ち。
カスペル・ムジンスキーは右手甲の骨折により欠場。代わりにリザーバーのサンチェスが上がったが、サウスポーのアキモフのプレッシャーボクシングに手が出ず。アキモフのワンツーで攻める独特な攻め口は、相手を黙らすのか。結果、3Rにアキモフの左ローにサンチェスは耐え切れずに大の字ダウンでストップへ。
この試合にて、32歳のアキモフは、15戦13勝(9KO)2敗となり。37歳のサンチェスは、93戦77勝(13KO)16敗となり。
第15試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R) ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/マイクスジム/元GLORYライト級(70kg)2位、MAX FIGHTライト級(70kg)王者) デング・シウバ(ブラジル/スクアドン・タイ・ブラジル/SFT COMBAT -70kg級王者)
ストーヤン判定勝ち。
試合は、両者満身創痍で痛々しい。右カーフ、ワンツーの交換が見ていて恐い。その中、シウバの左フックに効いたストーヤンだったが、2Rに右ストレートにてシウバよりダウン奪取。シウバは足が広告で滑ったと抗議。ただし、その後はシウバの消耗が激しい。ストーヤンはワンツー、右ハイにて打ち勝ち。
この試合にて、30歳のストーヤンは、29戦21勝(7KO)8敗となり。30歳のシウバは、49戦44勝(24KO)5敗となり。
第14試合 K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(1) 3分3R(延長1R) 金子晃大(あきひろ)(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM/K-1スーパー・バンタム級(55kg)王者、元Krushバンタム級(53kg)王者) カン・メンホン(カンボジア/クン・クメール・インターナショナル・ファイトジム/IPCCクンクメール54kg王者)
金子3RKO勝ち。
試合は、メンホンも相当に粘ったが、地力は違い過ぎたか。金子は初回に右カーフ、2Rに右ストレート、3Rに右ストレートからの左フックにてメンホンを完全にKO。金子のパンチの重みは本当に異次元。メンホンもサウスチェンジで左ハイを当てて頑張ってはいた。日本人4人が残る昔の新生風味だ。
この試合にて、27歳の金子は、24戦22勝(12KO)2敗となり。22歳のメンホンは、112戦82勝(30KO)18敗12分となり。
第13試合 K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(3) 3分3R(延長1R) 玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス/元Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者) アントニオ・オルデン(スペイン/El Origen Thaimartin/オルデンチーム/WBCムエタイ世界フェザー級王者)
玖村初回KO勝ち。
初回、長身サウスポーのオルデンの左ハイは鋭かったが、玖村は一撃でのKOへ。オルデンの蹴りに合わせ、玖村は左フック一閃。朽ち木ダウンとなったオルデンは即ストップ。玖村はコーナーポストに駆け上がった。
この試合にて、25歳の玖村は、30戦24勝(12KO)6敗となり。32歳のオルデンは、49戦43勝(7KO)5敗1分となり。
第12試合 K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(2) 3分3R(延長1R) 璃明武(りあむ)(K-1ジム総本部チームペガサス/Krushスーパー・バンタム級(55kg)王者) アンジェロス・マルティノス(ギリシャ/FFKポリティスチーム/ISKAフルコンタクト世界ライト級(61kg)王者)
璃明武延長RKO勝ち。
試合は、これまた似たタイプ同士の一戦にて、本戦は差がつかない。両者、右ローよりワンツーにて打ち合う。璃明武の方はバックキックや後ろ回し上段を混ぜたが効果は薄し。やはり延長となったが、璃明武の右ローが一気に効いてマルティノスはダウン。立つも璃明武の左右ローにロープ外に転落しストップとなった。
この試合にて、23歳の璃明武は、17戦14勝(6KO)3敗となり。22歳のマルティノスは、34戦28勝(8KO)6敗となり。
第11試合 K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント・一回戦(4) 3分3R(延長1R) 大久保琉唯(るい)(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER/元Krushフライ級(51kg)王者、K-1甲子園2021 -55kg優勝) ジャオ・ジェンドン(中国/深圳盛力人和ファイトアカデミー/CFP)
大久保判定勝ち。
試合は、両者痩身で似たタイプ同士。大久保が左フックボディ、ワンツー、右カーフにて攻めれば、ジャオも左フックボディ、ワンツー、右カーフを返す。右ストレートの相打ちなど少しずつ細かいヒットの集積では大久保だったが、大きな見せ場はなし。やや平板な試合にて大久保判定勝ちに終わった。
この試合にて、19歳の大久保は、8戦7勝1敗となり。19歳のジャオは、27戦25勝(3KO)2敗となり。
第10試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(4) 3分3R(延長1R) カスペル・ムジンスキー(ポーランド/アルミア・ポルコビツェ/MFC・IRON FIGHTER・WFMCポーランド・WKSFポーランド-70kg級王者) ゾーラ・アカピャン(アルメニア/グリディンジム/RCC Fair Fightウェルター級王者、FEA WGPライト級王者)
ムジンスキー判定勝ち。
試合は、スタートからアカピャンが謎のロープに下がってのネガティブなボクシング。ムジンスキーのみ細かい左右ロー、ワンツーにて前に出続ける。アカピャンも直撃されてはないも、3Rにはさすがに口を開き苦しい表情。これを30ー30と言われたらどうしようと思ったが、30ー28に出てホッ。
この試合にて、26歳のムジンスキーは、26戦24勝(10KO)1敗1分となり。26歳のアカピャンは、34戦29勝(9KO)5敗となり。
第9試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(3) 3分3R(延長1R) ヴィクトル・アキモフ(ロシア/ブラジリアン・タイ/元RKSウェルター級王者) ロマーノ・バクボード(スリナム/ARJトレーニンゲン/GLOBAL FIGHTS -70kg級王者)
アキモフ2RKO勝ち。
初回、サウスポーのアキモフよりも、バクボードの方がいいボクシングにて攻勢を握る。しかし、初回最後にバクボードにダウンあり。アキモフの左ストレートがアゴに入ったかと思ったが肋骨。ここは立ってインターバルに入るも、2R開始6秒、またもアキモフは左ストレートボディにてバクボードを倒しストップへ。
この試合にて、32歳のアキモフは、14戦12勝(8KO)2敗となり。27歳のバクボードは、27戦18勝(9KO)8敗1分となり。
第8試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(2) 3分3R(延長1R) デング・シウバ(ブラジル/スクアドン・タイ・ブラジル/SFT COMBAT -70kg級王者) ダリル・フェルドンク(オランダ/ファイトチーム・リンガー/元Enfusionライト級(70kg)王者)
シウバ判定勝ち。
試合は、3Rにサウスポーのシウバが、疲弊もあったフェルドンクよりワンツーにてダウン奪取にて勝ったが、2、3Rは相当に被弾があり危うし。初回こそ高い打点のヒザ、左右ハイが鋭かったシウバだが、2R以降はフェルドンクのガッツに大苦戦。細い脚をイン、アウトとローを蹴られ左右フックをもらう。
3R、オーバーワーク気味のフェルドンクよりダウン奪取も、その後はシウバはよりダメージを深める。3R終了間際、フェルドンクの左右フックに、意識が飛ばされたように立ったまま硬直したシウバ。何故かスタンディングダウンが入らなかったが、K-1審判団伝統の「人を見ての裁定」じゃなかったことを望む。
この試合にて、30歳のシウバは、48戦44勝(24KO)4敗となり。28歳のフェルドンクは、16戦12勝(8KO)4敗となり。
第7試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・準々決勝(1) 3分3R(延長1R) ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア/マイクスジム/元GLORYライト級(70kg)2位、MAX FIGHTライト級(70kg)王者) ブアカーオ・バンチャメーク(タイ/バンチャメークジム/K-1 WORLD MAX世界70kgトーナメント2004・2006優勝、シュートボクシングS-cup 70kg 2010優勝、元WMC世界スーパーウェルター級王者)
ストーヤン判定勝ち。
試合は、ブアカーオもコンディション良く、最大限の力は発揮したのでは。長身のストーヤンに対し、ワンツー、右ハイ、上からのしかかっての左ヒザボディにて攻めたブアカーオ。ただし2R、ストーヤンの遅れて入って来る右ハイにてブアカーオは1ダウンあり。ストーヤンの攻勢に屈しないブアカーオはいまだ強いよ。
この試合にて、30歳のストーヤンは、28戦20勝(7KO)8敗となり。42歳のブアカーオは、284戦243勝(74KO)25敗14分2NCとなり。
第6試合 K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント・リザーブファイト 3分3R(延長1R) ペトロス・カベリーニョ(ブラジル/テイシェイラ・チーム/WGP Kickboxingウェルター級(71.8kg)王者) セルジオ・サンチェス(スペイン/エリートJTタルデア/ISKAフリースタイル・世界スーパーウェルター級王者、WAKO-PRO世界スーパーウェルター級王者)
サンチェス2RKO勝ち。
試合は、初回から長身カベリーニョの右カーフが場を支配。サンチェスは徐々に効いている感じで、万事休す感あり。しかし2R、サンチェスが蹴りに合わせた右ストレート1発にてカベリーニョよりダウン奪取。ダメージ深いカベリーニョは立つには立ったがグラグラ。これを再開させかけたレフェリー。恐ろし過ぎるでしょ…。下よりの助言か結局10カウントに判断を変えるレフェリー。K-1審判団、そういうところやぞ。
この試合にて、37歳のサンチェスは、92戦77勝(13KO)15敗となり。26歳のカベリーニョは、30戦22勝(9KO)8敗となり。
第5試合 61kg契約 3分3分(延長1R) 横山朋哉(リーブルロア/Krushスーパー・フェザー級(60kg)王者) カベロ・モンテイロ(ブラジル/CFハウス/WGP Kickboxingライト級(60kg)王者)
横山初回KO勝ち。
試合は、モンテイロが来日の際に搭乗予定だった航空機のエンジントラブルで到着が遅れたため、スーパー・フェザー級(60kg)から61kg契約に変更。初回、両者バカバカの打ち合いとなるも、横山が左ストレートにて1回、左三日月にて2回、モンテイロを倒してストップへ。横山は攻撃力があるな。
この試合にて、24歳の横山は、22戦18勝(8KO)4敗となり。24歳のモンテイロは、16戦11勝(4KO)5敗となり。
第4試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R) 兼田将暉(RKS顕修塾/RKS&ACCELフェザー級王者、元RKSスーパーフェザー級王者、元HEATキックライト級王者、K-1甲子園2017 -60kg優勝) 寺田匠(team VASILEUS/ISKAオリエンタルルール世界スーパーフェザー級(59kg)王者)
寺田判定勝ち。
ん??? まーた、K-1グループ、変な採点出してます? やれやれ…。(寺田が勝利者マイクにて9月軍司に挑戦をアピール。軍司も受ける。おいおい、既定路線で判定ねじ曲げたとまでは言わんが、一般的にはそう見られてもおかしくないぜ)
試合は、サウスポーの兼田がサイドに周り込みながら、速いワンツーにて寺田を翻弄。体の大きい寺田は、左フックのパワーがすごかったが、兼田にかわされ空転多し。3R最後、寺田が兼田をロープに押し込み左右フック暴れ。3Rは寺田にせよ、兼田のドロー以上の内容に見えたが、寺田2ー0と出る。
この試合にて、23歳の寺田は、10戦9勝(4KO)1敗となり。25歳の兼田は、25戦22勝(9KO)3敗となり。
第3試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R(延長1R) 山本直樹(K-1ジム五反田チームキングス) 松山勇汰(ALONZA ABLAZE/K-1甲子園2022 -60kg優勝)
松山2RKO勝ち。
試合は、山本も右ミドル、三日月を当て頑張ってはいたが、手足の長いサウスポー松山が強かった。2R、松山は痛烈な左ストレートにて山本より1ダウン奪取後、ワンツー連打にて2ダウン目。その後、山本の左バックハンドブローの反撃は受けたが、ワンツー連打にて前のめりに3ダウン目、ストップへ。
この試合にて、20歳の松山は、10戦9勝(7KO)1敗となり。34歳の山本は、29戦15勝(6KO)13敗1分となり。
第2試合 女子アトム級(45kg) 3分3R(延長1R) 松谷綺(きら)(ALONZA ABLAZE/Krush女子アトム級王者) チョン・ユジョン(韓国/ペバン・カンスンジム/Refresh女子-50kg級王者)
松谷判定勝ち。
試合は、初回に右ブラジリアンキックを効かせ、3Rにはロープにチョンを押し込みアゴへの右跳びヒザにてダウンを奪った松谷の圧勝。左ミドル、ワンツーもキレていて、チョンは判定にたどり着くのがやっとの印象。ただし、松谷の相手の頭を下げさせヒザを当てるなど、ルールの曖昧使用が見ていてストレス大。
この試合にて、21歳の松谷は、13戦10勝1敗2分となり。18歳のチョンは、11戦7勝4敗となり。
第1試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R) 晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushバンタム級(53kg)王者) 池田幸司(ReBORN経堂/元Krushバンタム級(53kg)王者)
池田2RKO勝ち。
初回、池田もパンチに合わせた左テンカオがあるも、パワー的には晃貴の左右フック、アッパーの勢いがあるように感じる。2R、ここも晃貴の右カーフが効果を表しそうだったが、池田が強烈な右フックにて1ダウン奪取。ギリギリ立った晃貴だが、ワンツーからのヒザ蹴りにコーナーに沈みストップへ。池田強いなぁ。
この試合にて、27歳の池田は、19戦14勝(8KO)5敗となり。26歳の晃貴は、24戦13勝(5KO)10敗1NCとなり。
プレリミナリーファイト第4試合 ライト級(60kg) 3分3R 河北“KONG”光生(K-1ジム蒲田チームアスラ) 上野空大(くうと)(kickboxing gym SHINYUUKI+) 上野初回KO勝ち。
初回、河北は突進して来たが、上野はサイドに回り込みながら、河北のアゴへ左ヒザを当て1ダウン目奪取。これはテクニカル。再開も、河北が飛び込んで来る中、上野は顔面への左前蹴りの他、身を密着させながらのヒザを当て、ワンツーからの左フックにて2ダウン目奪取。ストップとなった。
この試合、気になったのは、上野が相手と胸を合わせる形のまま、相手の腕にグローブを添え、ヒザ連打をしていたこと。特にレフェリーから注意は受けていなかったが、最近K-1試合ではいわゆるテンカオの形ではなく、組んではないも密着してヒザを複数回蹴る選手が増えた。ルール整備の必要性を感じる。
この試合にて、20歳の上野は、4戦4勝(2KO)となり。26歳の河北は、10戦6勝(5KO)4敗となり。
プレリミナリーファイト第3試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R 内田竜斗(チーム・タイガーホーク/K-1カレッジ2021 -55kg優勝) 遥心(はると)(K-1ジム総本部チームペガサス/K-1カレッジ2023 -60kg優勝) 遥心判定勝ち。
試合は、サウスポーの遥心に対して、オーソドックスの内田はどうにも消極的にさせられる試合ぶり。その中2R、左ミドルから入っていた遥心は、左ストレートにて内田よりダウン奪取。その後、両者はホールドがあったり、バッティングがあったり、ローブローがあったりとグダグダな中、試合終了へ。
この試合にて、20歳の遥心は、1戦1勝となり。24歳の内田は、4戦1勝3敗となり。
プレリミナリーファイト第2試合 クルーザー級(90kg) 3分3R 藤倉悠(ポゴナ・クラブジム) 肉弾子(にくだんご)(米子ジム) 藤倉判定勝ち。
初回、藤倉がワンツー、左右ミドルで肉弾子をボコボコにするスタートも、しばらくすると肉弾子も右カーフから左右フックにて突っかけて来る。2R以降、両者やや見合うことが多い展開も、3Rに藤倉が右カーフを効かせると肉弾子は失速。そのまま藤倉が攻勢をキープして試合終了へ。
この試合にて、28歳の藤倉は、3戦2勝1敗となり。38歳の肉弾子は、13戦5勝(2KO)8敗となり。
プレリミナリーファイト第1試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R 上垣内(うえがいと)一成(月心会ラスカルジム) 上野奏貴(かなた)(kickboxing gym SHINYUUKI+/K-1甲子園2023 -60kg優勝) 上野2RKO勝ち。
初回、左三日月を効かせた上野が左ヒザボディにて1ダウン目奪取。続いて、二段式の跳び左ミドルにて2ダウン目奪取。その後、上垣内に粘られ2Rへ。上垣内の左右フックをもらうところもあった上野だが、落とす右ローを効かせる中、アゴへの左跳びヒザにて3ダウン目奪取。これにてストップへ。
この試合にて、17歳の上野は、1戦1勝(1KO)となり。27歳の上垣内は、4戦1勝2敗1分となり。