ジャパンキックボクシング協会 WARRIOR 2023.10.8(sun)

2023-10-09
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目次

第9試合 70kg契約 3分5R 光成(ROCK ON/ジャパンキック・ミドル級王者) 大地・フォージャー(誠真ジム/ジャパンキック・ウェルター級王者)

大地2RTKO勝ち。

初回、心なしかゲッソリの光成に対して、元気一杯の大地が左ジャブにて攻める。光成も左ジャブは返したが、大地が打ち勝ちラウンド終了。そう思ったところ、光成の右カーフを受け大地はダメージを感じさせる反応。いくら中間のウエイトとは言え、本質的な体の大きさは光成ゆえ、大地も大変か。

その中2R、光成に攻め込まれるかに思えた大地だったが、左ジャブを速射。何とこれを効かせて、光成をグシャリと沈める1ダウン奪取。立つもダメージはありありにて、大地の左ジャブに光成は再び弾けるように2ダウン目。これにてストップされると、大地はパルクール的に喜びでリング上を跳ね回った。

この試合にて、33歳の大地は、19戦9勝(7KO)9敗1分となり。33歳の光成は、17戦8勝(2KO)9敗となり。

第8試合 58.06kg契約 3分5R 馬渡亮太(治政館/WMOインターナショナル・スーパーバンタム級王者) ビン・リアムタナワット(タイ)

ビン2RTKO勝ち。

初回、サウスポーのビンの左ミドルをカットしながら、馬渡はいい右奥足ロー、左前蹴りボディにて渡り合う。この前蹴りはビンの腸を押し込む蹴りにてダメージも与えた他、スリップして尻餅をつかされたビンは立ち上がりながら苦笑い。かなりタイ人プライドに火をつけた模様。

2R、ここから馬渡は右奥足ロー、左フックボディからの右ヒジなど、徐々に攻撃に悪意を込めて行く。倒し合いのムエタイにビンはどうするかと思ったが、一瞬の右ヒジ相打ちに額より鮮血がほとばしった馬渡。流血は酷く馬渡は口に入る血を吹き上げた。なんたる結末、ビンが一瞬の秘技で試合を片付けた。

この試合にて、ビンは、57戦39勝(8KO)17敗1分となり。馬渡は、39戦28勝(14KO)9敗2分となり。

第7試合 ミネルヴァ・スーパーバンタム級タイトルマッチ 3分3R 浅井春香(KICK BOX/王者) MARIA(PCK大崎/Team Ring/1位)

ドロー。王座防衛。

この両者、何度やっても差がつかない形か。2連続ドローとなり。ただMARIAはバックハンドブロー位が目立った技にて、全体的には浅井が左ジャブ、右ストレート、組みヒザにて突進。3R最後にワンツーをまとめたことで浅井のドロー以上には見えたが、まさかの三者三様とは。MARIAの勝ちはなく見えたが…

この試合にて、浅井は、31戦16勝(1KO)9敗6分となり。MARIAは、9戦6勝1敗2分となり。

第6試合 フライ級 3分3R 西原茉生(治政館/ジャパンキック・フライ級2位)シンイチ・ウォーワンチャイ(渡邊愼一)(ウォーワンチャイプロモーション/WMC日本フライ級1位)

シンイチ判定勝ち。

長身にて手足の長いシンイチの距離を、サウスポーの西原は破れず。シンイチの右ハイ、ワンツーのみ当たる遠目の間合いをベースに、近づけば組みヒザに入るシンイチ。西原はその出入りのどこかでガチンと右フックなりを当てたかったが不発。3R、西原は攻めて出たが、シンイチにいなされ試合終了へ。

この試合にて、18歳のシンイチは、17戦12勝(2KO)4敗1分となり。20歳の西原は、11戦6勝(2KO)4敗1分となり。

第5試合 フェザー級 3分3R 皆川裕哉(KICK BOX/ジャパンキック・フェザー級2位) チャット・ロックオンジム(タイ/ROCK ON/元ルンピニー認定ミニフライ級7位)

皆川初回TKO勝ち。

初回、あまりの体格差、皆川の右ローをもらう姿、ルックスがお爺ちゃんのチャットに「大丈夫か?」の気持ちもあり。ただし、チャットも右ローは蹴り返してはいる。その中、組んでの浴びせ倒しも見せたチャットだったが、皆川の低空の左真空飛びヒザをボディに受け前のめりにダウン。これにストップへ。

第4試合 56kg契約 3分3R 樹(治政館/ジャパンキック・バンタム級4位) 前田大尊(マイウェイジム/INNOVATIONフェザー級3位)

前田判定勝ち。

前田がさすがのうまさを見せたが、樹も差はなかったことに驚き。それどころか組みの中では樹が腕を制しながらうまく右ヒジを当てたり、前田を浴びせ倒したり。離れると右ストレート、左フックボディ、左ミドルとクリーンヒットを奪った前田にポイントがついたが、ドローでも納得した試合内容だった。

この試合にて、前田は、8戦7勝(1KO)1敗となり。樹は、10戦5勝(2KO)4敗1分となり。

第3試合 ウェルター級 3分3R 山内ユウ(ROCK ON/ジャパンキック・ウェルター級3位) 細見直生(KICK BOX)

細見判定勝ち。

初回、細見が左右フックにて山内をボコボコにしたので驚愕。細見はパンチもある。しかし、キャリアに勝る山内は2R、右ローを蹴りつけ、左右フック、右ヒジにて巻き返して来たのはさすが。失速気味の細見に暗雲も、3Rに反撃へ。逆に山内の失速を誘い、打ち勝った細見。これから出て来る選手か。

この試合にて、細見は、2戦2勝となり。山内は、8戦3勝(1KO)5敗となり。

第2試合 ライト級 3分3R 貴雅(治政館/ジャパンキック・ライト級3位) デーシング・ロックオンジム(タイ/ROCK ON/元ラジャダムナン認定ミニフライ級2位)

デーシング判定勝ち。

試合は、サウスポーの貴雅の蹴りをキャッチしては、デーシングは右ハイをリターンしたりとテクニックにて翻弄。逆に貴雅が蹴りをキャッチすると、デーシングは左右ヒジで顔面を斬りつけ。貴雅は最後まで左右ロー、ワンツーと攻めスタミナ充分も、すかしたりごまかしたりのデーシングをつかまえられず。

この試合にて、デーシングは、132戦89勝37敗6分となり。貴雅は、32戦19勝(3KO)13敗となり。

第1試合 バンタム級 3分3R ストロベリー稲田(治政館) 九龍悠誠(誠真ジム) 

九龍3RTKO勝ち。

初回、サウスポーの稲田は、左ハイにて九龍の腰を落とさせるビッグチャンス。しかし、稲田はここをしのがれると、2Rより九龍の喧嘩腰の右フック、ボディへのヒザをもらいダメージにフラフラ。3Rは稲田も左ストレートにて出たが、九龍の右フックをもらいダウンあり。立つも追撃にストップとなった。

この試合にて、23歳の九龍は、1戦1勝(1KO)となり。稲田は、2戦2敗となり。