目次
- 第5試合 OPBF東洋太平洋ミドル級王座決定戦12回戦 竹迫司登(ワールドスポーツ) マ・ウーヒョン(韓国)
- 第4試合 日本S・ライト級最強挑戦者決定戦8回戦 李健太(帝拳) アオキ・クリスチャーノ(角海老宝石)
- 第3試合 S・バンタム級8回戦 福井勝也(帝拳) ジェトロ・パブスタン(フィリピン)
- 第2試合 60.5kg契約4回戦 佐藤友規(パンチアウト) 川本響生(吉祥寺鉄拳8)
- 第1試合 ウェルター級4回戦 伊藤礼人(ワールドスポーツ) 本村康(ミサイル工藤)
- JCLトライアルマッチ第2試合 S・ウェルター級 2分3R 大沼蒼(八王子中屋) 渋谷晃太朗(T&T)
- JCLトライアルマッチ第1試合 バンタム級 2分3R 佐藤結希(ラウンドBS) 常盤翔(T&T)
第5試合 OPBF東洋太平洋ミドル級王座決定戦12回戦 竹迫司登(ワールドスポーツ) マ・ウーヒョン(韓国)
竹迫10RTKO勝ち。新王者に。
初回、竹迫が力の抜けたいい左ジャブ、右ストレートを出すと感心していたが、しばらくするとリーチの長いマも左ジャブ、ワンツー、飛び込み右アッパーの切り込みが鋭し。4Rを終えて、私は38ー38と見たが、何と公開採点にて2ー0マの優勢。
ただし、その公開採点のアナウンスのどよめきの中、5R早々に竹迫は肩口よりの右フックねじ込みにて1ダウン奪取。パンチ力差は明らかだったが、ここよりマのワンツーなどに頭が跳ね上がる竹迫。そして6R、マのワンツーまとめに竹迫危うしとなったが、再び竹迫は左フック合わせにて2ダウン目奪取。
7R、竹迫のワンツーにダメージのたまりが深刻に見えたマ。それでもしぶとく打ち返して来て試合は終わらず。8R、再び竹迫はマのワンツーの釣瓶打ちにさらされながらも、ラウンド終了のゴング間際に左フックボディを効かせて3ダウン目奪取。これはいいカウンターの腹打ちだった。
9R、マは粘り竹迫にパンチは当てたが力感は失せ。ダメージは大でパンチが活きていた竹迫がマを追う中、10Rフィニッシュへ。コーナーに詰め、竹迫の左フックボディ、ワンツーにズルズルと沈みダウンしたマにストップがかかり。終わればダウン量産の竹迫だったが、自身の被弾具合にはほろ苦勝利か。
この試合にて、32歳の竹迫は、18戦16勝(15KO)1敗1分となり。22歳のマは、9戦6勝(3KO)2敗1分となり。
第4試合 日本S・ライト級最強挑戦者決定戦8回戦 李健太(帝拳) アオキ・クリスチャーノ(角海老宝石)
李判定勝ち。
長身サウスポーの李が、アオキをシャットアウト。エキサイトなボクシングではないが装甲が厚い。ただし、アオキも5、7Rは、遮二無二左右フックにて暴れて見せ場は作る。それでも慌てず、8Rなどはワンツーにて李がアオキを打ち負かして試合終了へ。ジャッジ3者もアオキに2Pのみ与えていた。
この試合にて、27歳の李は、7戦6勝(2KO)1分となり。34歳のアオキは、29戦16勝(11KO)11敗2分となり。
第3試合 S・バンタム級8回戦 福井勝也(帝拳) ジェトロ・パブスタン(フィリピン)
福井4RTKO勝ち。
サウスポーのパブスタンの右フックブン回しも重かったが、慎重にボクシングを組み立てた福井のスキル勝ち。3R、パブスタンの入りにかぶせた強烈な左フックにて1ダウン奪取。ここはパブスタンがよく立て直しも、4Rに左フックボディを効かせて3ダウン奪取。福井は癖のないきれいなボクシングだ。
この試合にて、27歳の福井は、6戦6勝(5KO)となり。33歳のパブスタンは、49戦32勝(10KO)11敗6分となり。
第2試合 60.5kg契約4回戦 佐藤友規(パンチアウト) 川本響生(吉祥寺鉄拳8)
川本判定勝ち。
試合はスタートから長身の佐藤に、左ジャブにて打ち勝った川本の独壇場。佐藤はパンチを打つ形に入れず、川本に足も使われながら様々なアングルからの左ジャブをもらう。その中、川本は上体を振りパンチくぐりもアピール。適宜3、4発のコンボで佐藤を脅かし試合終了へ。川本はボクシングがうまいな。
この試合にて、20歳の川本は、6戦4勝(1KO)1敗1分となり。23歳の佐藤は、6戦3勝(1KO)3敗となり。
第1試合 ウェルター級4回戦 伊藤礼人(ワールドスポーツ) 本村康(ミサイル工藤)
伊藤4RTKO勝ち。
快調な出足の伊藤だったが、初回終了間際、長身サウスポーの本村の右フックをもらい、前のめりに1ダウンあり。2R以降、持ち直した伊藤はワンツー上下にて本村を削りまくり。本村の被弾は増大し、4Rにコーナーにて伊藤の左右フックに意識を飛ばされるダウン。これは痛烈にて即ストップとなり。
この試合にて、24歳の伊藤は、1戦1勝(1KO)となり。26歳の本村は、2戦1勝(1KO)1敗となり。
JCLトライアルマッチ第2試合 S・ウェルター級 2分3R 大沼蒼(八王子中屋) 渋谷晃太朗(T&T)
大沼判定勝ち。
重量級らしいゆっくりテンポにて、左右フックをドスンドスンと入れ。前半は大沼が良いも徐々に渋谷を持て余し。3Rは渋谷の方が良かった。判定は2ー1と割れたが、新人リングアナさんが赤青コーナーを逆に読んでしまうミス。レフェリーも手を間違えて挙げる。仕方ないが本戦でなくて良かったか。
この試合にて、18歳の大沼は、JCL2戦1勝1敗となり。17歳の渋谷は、JCL1戦1敗となり。
JCLトライアルマッチ第1試合 バンタム級 2分3R 佐藤結希(ラウンドBS) 常盤翔(T&T)
佐藤判定勝ち。
試合は、サウスポーの佐藤が、適宜足も使いながら、ワンツーにて常盤をコントロール。2Rより常盤も喧嘩腰の右フックで飛び込んだが、流れを変えるほどの当たりはなし。
この試合にて、15歳の佐藤は、JCL2戦2勝となり。17歳の常盤は、JCL2戦1勝1敗となり。