Prime Video Boxing 10 Day1 10月13日(日) 有明アリーナ

2024-10-28
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Prime Video boxing第1日目スタート。会場は、まだガラガラ。2、3割の埋まり具合か。

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本日の興行

本日の興行は、21時30分終了。堤選手に「20:30頃ゴング」というツイートがあったので、いくらKOが連発してもメインの開始時間は固定だったのだろう。ただし、それとは別の不満もある。帰路にて、会場出てすぐの橋への道は封鎖、橋下の通路を回され反対側道路へと大回りさせられたのだ。

おそらく橋上が毎回タクシーや車の違法駐車であふれ、近隣マンションからの苦情もあったのだろう。しかしただでさえ駅から不便な立地の有明アリーナが、これでまた帰路が2、30分は遅くなり。本当に中の設備はいいが、立地が史上最悪だよ有明アリーナ。ここが大箱メインのボクシングファンも災難だ。

客入り

客入りは、6割くらいか。3階席は見事に最初から最後まで人はいない。帰路にて、いつもは詰まる1ヵ所しか開放しない出口へスムーズにたどり着けたもので、「今日は早かったね」と話したら、パンラヤー曰く「人がいないからでしょ」とナチュラル毒舌。うーむ…笑

確かに出口が詰まるのも、2階席の我々と3階席から降りて来る客が合流して、それが出口を1ヵ所しか開けてくれないから身動き取れなくなるんだよね。大田区体育館みたく何ヵ所か開けてくれればいいものを、有明アリーナは立地が悪い上に意地悪なのよ。器量が悪い上に性格まで悪いと来たもんだ。

今回、私の周りでも13日は招待券の話が耳に入ったが、こういう時はチケットが売れてないんだよね。このメンツで有明アリーナが埋まらない。ボクシングファンは本気出してますか? 那須川天心の試合順を否定したりしながら、まさか会場に行ってないとかはないですよね? 大丈夫ですか?

冗談はともかく、この日の集客具合に改めて、今年1月のONEにて武尊がほぼ1人で有明アリーナを満員にしたことに驚愕した。集客力から言ったら、武尊にはボクシングの世界王者が数人集まってもかなわないのだろうし、天心よりも選手単体としては上回っている気はする。そこは格闘家としてすごい。

ボクシングファンで、平日の有明アリーナなどの日取りの悪さを嘆く人がいるが、結論としては井上尚弥なら埋まり。それ以外の世界王者では束になっても埋まらないという現実が見えたのでは。3連休の中日のこれ以上ない日取りで、世界戦4試合組んでこれなのだ。そこはよく見つめ直して欲しいと思う。

「ボクシングが盛り上がっている」。それは違う。「ボクシング」というジャンルが人気があるのではなく、「井上尚弥」というジャンルがたまたま今、人気があるだけなのだ。今回、3階席の状態を見ながら、私はつくづくそれを思った。(あえて一般の自称ボクシングファンを煽ってます)

本日のええ写真

本日の「ええ写真撮れたでぇ~」は、堤聖也陣営。堤に判定が出た瞬間、よく見るとリングエプロンでDANGANの瀬端さんもガッツポーズ。選手間の戦いとは別に、「大橋のベルトをDANGANが奪いに来たぞ」といった生々しい見方もサーバルは大好物。負けた方は辛いだろうが、もぎ取った方は痛快だろうね。

なお、追記としては、判定を聞いてすぐ拍手を送っていた井上拓真の態度は、なかなか出来ることではなく、これは素晴らしいと思った。(自分だったら絶対に出来ない)

私はかつて、ジャン斉藤さんの配信に呼ばれ、那須川天心は国際式で成功するかの私見を訊かれたことがある。その際、「国際式界には長丁場にゾンビのように打たれ強く、パンチもスタミナもあるバケモノのような選手がいる。そんな選手に徹底的にロープに押し込まれ手数を出されるのが最悪のシナリオだ」と答えた。

名前こそ出さなかったが、その時に「想定敵」として頭に思い浮かべていたのは「堤聖也」だ。今回、その堤がある種「同類フィジカルモンスター」でもある拓真相手に、12Rそれを遂行したことは脅威に感じる。天心も転向後、私の予想の遥か上を行くスピードスター、アンタッチャブルぶりではあるが…。

ちなみに、ジャンさんなどはRIZINなどでは「ランキング不要論」の立場に立つが、実は私は国内ボクシングにおいてはランキングは有効だと感じている。6回戦、8回戦、日本ランカー、日本・東洋チャンピオンと、ボクサーはタフネス等、ふるいにかけられている。上にいる選手には某か理由があるんだよね。

前回の井上尚弥の試合時、有明アリーナでは入場ゲートの上にバカでかいリングを設置。尚弥入場にてそこより幕が下ろされ、中より尚弥が現れる仕組みだった。今回はそんなリングもなく、予算的にも簡素にやるんだろうなと思ったら、拓真入場にてサタデー・ナイト・フィーバーになって吹いた。

本日のチケットは、岩田翔吉選手より購入。通しチケット購入が可能かお訊きすると、ジムに問い合わせてくれて購入可。ただし、結果的には2デイズで違う席番号のチケットが同封されていた。通しチケットを買われた方は、同じ席番にて2枚チケットが渡された形なのだろうか。

何故、そんなことを書くのかというと、当日入口にてチケットはもぎ取り方式ではなく、昔の国鉄パンチ方式で穴を開けられ中に通されたため。たまたまなのかも知れないが、もぎらないのは2デイズ同チケットを使用するパターンもあるのかなと、ふと思ったため。

席比率

【席比率】2024年、岩田翔吉チケット、左側がパンラヤーの空き席。157興行中、129ハジ席(82%)、24空き席(15%)、4中席(3%)。5521→5529(-02,+10)。

「何で封鎖やねん。って思いました」(タボオク)

「今分かる、有明コロシアムの近さよ」(マキヤマノブヲ)

「一度、井上尚弥とフルトンの試合を見に有明アリーナに行ったことがあるが、とにかく立地もアクセスも最悪。一度行ったから言えるが、二度と行きたくない会場。近くに引っ越すことがない限り、どんな優れた興行であっても行くことはない。横浜や幕張の方が遠くてもマシ」(怠惰@Fight for you)

「世界戦開催の度に取り上げられる時間調整による間延びと会場問題。とりあえず有明はもうやめてもらいたいなあというのが正直な気持ち。」(ヒノモトハジメ/武士道ボクシング)

「昨日の客入り見てやっぱりモンスターってすげぇんだなって思った。」(テツヤ)

「サーバルさんだけは絶対に関係者に好かれないガチ!!!!!!」(tatsuyakay)

「確かに昨日の客入りにはビックリしたな…今まで自分が生観戦に行った村田涼太や井上尚弥 メインの興行は会場パンパンだったのに、最初から最後まで6〜7割の観客だった。そりゃ那須川天心世界戦じゃなくてもセミに置くよなって思いましたね」(ひろゆき@酔狂者)

「ONEは招待券出てるって反論リプあるけど、招待券出しても…ってポストなんだから全く反論になってない悲しみ」(どぅんきち)

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第5試合 WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦 井上拓真(大橋) 堤聖也(角海老宝) 

堤判定勝ち。新王者に。

やったぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~。堤が井上兄弟の一角を崩したどぉぉっ。

試合は序盤、拓真が余裕を見せつけるボクシング。堤は必死に食らいつこうとするも、まだ効果なし。その中3R、拓真のゾッとするような左アッパーのカウンターが入る。右ストレートも鋭い。このままでは堤は厳しい感じ。ただし、4R辺りより、堤の右ストレートも当たり、押し込みも効き出す。

5R、ここからの堤の暴れ馬状態に感心。拓真はコントロールが効かなくなった感じ。堤は手数が2つ、3つで止まらず、ワンツースリーフォーファイブくらいまで出るのが良い。拓真をロープに詰めると、左右フックボディを細かく当て、右、左とフックで追いかけて来る。

6R以降、拓真の打たれ強さには驚嘆も、堤のロープに押し込んでの削りに明らかに消耗あり。8Rには、反応が鈍った拓真に堤の左ジャブも当たり出す。9R、ここは拓真がスタミナを使い堤を打ち返したが、10Rにビッグラウンド。攻撃を避け横向きに余裕を見せた拓真に、堤は左フックを当てダウン奪取。

横を向いた拓真へ、堤の飛び込みが速かった。拓真はロープに引っかかり立ってはいたが、「ロープがなければダウン」という認識にてカウントが入る。11R、拓真最後の攻勢に飲まれなかった堤は、12Rは攻め返してゴール。ダウン分がなければドロー評価の僅差者もいたが、堤3ー0とまっとうに出た。

この試合にて、28歳の堤は、14戦12勝(8KO)2分となり。28歳の拓真は、22戦20勝(5KO)2敗となり。

第4試合 WBC世界フライ級王座決定戦12回戦 寺地拳四朗(BMB) クリストファー・ロサレス(ニカラグア) 

寺地11RTKO勝ち。新王者に。

試合は、寺地がスタートから出入りのボクシングに戻し、左ジャブ、ワンツーを打っては動く。3Rには、寺地の強烈な右ストレートカウンターを受け、ロサレスはグラグラに効かされる。勝負は早いかに思うも、ここからロサレスはサウスポーチェンジ。これにやや停滞する寺地。

ただし、6Rにはオーソドックスに戻して来たロサレス。その中、寺地の左ジャブ、ワンツー、右ストレートボディと当たっていたのだが、ロサレスの異常な我慢強さが目を引く。鼻血が酷く、リングサイドにはかなり血が飛び散っていたのでは。結局、ロサレスの大きく曲がった鼻と鼻血に11R開始6秒ストップ。

この試合にて、32歳の寺地は、25戦24勝(15KO)1敗となり。30歳のロサレスは、44戦37勝(22KO)7敗となり。

第3試合 WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦 ユーリ阿久井政悟(倉敷守安) タナンチャイ・チャルンパック(タイ) 

阿久井判定勝ち。王座防衛。

試合は前半、タナンチャイのワンツー等をガッチリガードし、プレッシャーをかける阿久井。タナンチャイも全くワンツーが当たらないわけではないのだが、阿久井とのパンチ差は如実にて、ポイントを取れてるまでは行けない印象。ヒットは少なくても阿久井にポイントは流れているかという感じ。

しかし後半、8Rを過ぎるとタナンチャイが下がりながらも阿久井をさばき出す印象。阿久井に疲弊の影もありか、10Rにはタナンチャイのスピードに後手に回り、左右アッパーボディをまとめられ苦しい状況。最後、採点は競り出したかの雰囲気も、阿久井の2ー1。予想以上に阿久井を苦しめたな。

この試合にて、29歳の阿久井は、24戦21勝(11KO)2敗1分となり。24歳のタナンチャイは、27戦25勝(15KO)2敗となり。

第2試合 WBO世界L・フライ級王座決定戦12回戦 岩田翔吉(帝拳) ハイロ・ノリエガ(スペイン) 

岩田3RTKO勝ち。新王者に。

試合は、ノリエガも声をあげながら左右フックをねじ込んで来るタイプだったが、スタートから岩田の左ジャブ、右アッパーボディが当たっている。その中3R、岩田は密着状態からの右アッパーを効かせ1ダウン目奪取。立つも、ラウンド終了ギリギリ、左フックにてノリエガを前のめりに痛烈に2ダウン目させストップへ。

この試合にて、28歳の岩田は、15戦14勝(11KO)1敗となり。31歳のノリエガは、15戦14勝(3KO)1敗となり。

第1試合 52.8kg契約4回戦 佐藤竜冴(横浜光) 佐藤麻人(極東) 

ドロー

初回、長身の佐藤麻人が左フックボディ、ワンツーを当てアウトボクシングをすれば、2Rは佐藤竜冴が左右フックを当てての前進。3、4Rも全く同じ流れ。3R、下がりながらも佐藤麻人の方がボクシングはうまいのだが、4R、佐藤竜冴が強い右フックを当て出す中、試合終了へ。やはりのドロー裁定となり。

この試合にて、21歳の佐藤竜冴は、2戦1勝(1KO)1分となり。27歳の佐藤麻人は、4戦1勝(1KO)1敗2分となり。