Krush.163 2024年07月27日(土) 後楽園ホール

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ギャラリー戦線異状なし。今日は白! 毎日毎日モニターなんやねん。

本日の興行は、20時40分終了。昨日のRISE第1試合に続き、本日のKrushメインをジャックした武尊、与座、松倉等の面々。渡辺雅和氏はK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTのセコンドにつけず、一時期バルコニーから指示を出していたが、また内部での体制が変わって来たのだろうか。この辺りよく分からん。

客入りは、9割くらいか。まずリングサイドのパイプ椅子が3列となり、チケットが売れた興行だったと分かった。このパターン、大沢文也選手出場絡みで起こるが、今回も踏襲。ただし、この日はメイン2人の集客力もすごかった模様。東側席全体は大岩応援団だったし、伊藤応援団の声援も負けてはおらず。

なお、勝利者マイクで大岩選手が「K-1、Krushがちょっと盛り上がりに欠けるんで」と言ったことにもかこつけて、Krushの客入りが悪いと書いていた人がいた。私も珍しく配信チェックをする必要があり気づいたのだが、青コーナー側の選手入場の際、背後に北側の空席(右ハジ)がたびたび映っていたんだよね。

でもこれ、元々人がいたところ帰ってしまった部分でもあり、全体的には後楽園ホールは埋まる入りだったことは間違いない。この辺り、配信の画面越しに評価を下す者の限界なのかなと思った。配信の画面に映るのはまさに「切り取られた」一部だし、私は現場にいる人間の有用性はそこにあると信じる。

当日券は、20500円、立ち見4500円席はありも、10500円席は売り切れ、15500円席は残り「3」、7500円席は残り「4」。立ち見が売ってたのかぁと思ったが、真面目に立つなら南側席最後方ということかな。左右バルコニーはKrushは関係者席になってるしねぇ。

それはそうと、この料金表のエクセルタイトル、何故か「K-1 KRUSH FIGHT」と先祖返りしてます。たまにあるんだよね、こういうの。

本日の「ええ写真撮れたでぇ~」は、大岩龍矢と武尊。2人で抱き合って転がっていたが、本当に仲いいんだね。

次点は、黒川瑛斗。この選手には正直注目したことがなくびっくりな初回KO勝ち。

次々点は、心直。矢島直弥は、今はNARIAGARI枠となっているが、元々は軽量級のキック界でのベテラン。簡単に勝たせてもらえないのではとも思ったが、心直の完勝。実力が急激にアップした印象。

次々々点は、村田健悟。応援団の盛り上がりがすごく、♪誰だ、誰だ、誰だ~、視界の手前に踊る影状態の写真。試合後にはゴッソリ帰ったが、K-1大阪への出場をアピールゆえ、大阪のジムかと思ったがALONZA ABLAZE。ただ、応援団の中には帰りの新幹線の時間もある者がいたのではと思ったがどうだろう。

おまけは、光佑VS宮本拳聖。K-1グループもタトゥ解禁になったわりには、選手達が奥ゆかしいのか基本的に隠したままの選手がほとんど。そんな中、ガッツリ露出して来るウィラサクレックジムの皆さん。さすがです。

本日のKrush、プレリミナリーファイト第1試合にて起こった世にも奇妙なシーンを、サーバルが文章にて解説。ABEMA等を見直すと、逆サイドのコーナーが映っており。公式としての映像が残っていない可能性もあるので、歴史の1つの証言としてここに記しておく。

この試合、2R終了間際、滅多打ちされていた上田に、レフェリーはスタンディングダウンを宣告。同時にゴングも鳴ったのだが、レフェリーは手を真っ直ぐ伸ばす形で挙げており、ただ両者を分けた形ではないことが分かった。しかし、本部席のアナウンサー氏(宮田さんではない)は見落としか。

特に「ダウ~ン」というマイクアナウンスもなかったことで、上田は気づかなかったのかコーナーに歩いて戻る。ここで私は「レフェリーは場の空気に流され、ダウンコールをうやむやにしてしまうかな」と思い見ていた。しかし、コーナーに戻る上田の背後より、「ワン、ツー」と数えながらレフェリーもついて行く。

そしてコーナーに戻った上田はイスに座る。そのイスに座った上田の正面に回り、レフェリーは「シックス、セブン」的にカウントをするではないか。長年格闘技を見ているが、「イスに座っている選手に対して、ダウンカウントを続けるレフェリー」は初めて見た。ナニコレ沈百景に登録した方がいい。

レフェリーも選手がイスに座ろうとした時に、「いやいや、ダウン中だよ」と止めればいいものを、イスに座った選手に何故カウントした。歩み去る背後からカウントを続けたブレなさは誉められるにせよ。新人の方のようだが、全く慌てた様子もないカウント続行ぶりが大物過ぎ。(私なら死ぬほど慌てたはず)

結局、カウント中、上田がイスから立ち上がると、レフェリーは「うむ」という感じで納得してニュートラルコーナーに戻って行った(ABEMAにはこの立った後のシーンはあり)。「え~~~~~~~~~~~~~~~~、君は何を納得したんだ~~~~~~~~~~」と思ってしまったんだが…。

ここで本部席も気づいたか、2R終了間際に2ダウン目があったことをアナウンス。この流れはレフェリーの不手際だけを攻められるものではなし。本部席との連携がうまくいかなかった。ただ、ベテランレフェリーならイスに座られる前に本部席にダウンを伝えようとしただろう。新人さんのケアを願いたい。

「空席の写真撮ってね、Twitterとかに上げて喜んでる変な人もいたりして。そういった人を喜ばせるために興行やってるわけじゃないんすけど。やっぱりね、客席がメインイベントで埋まるようにはしていきたいなと思いました」(宮田充)

【席比率】2024年、運営チケット、ハジ席。117興行中、96ハジ席(82%)、19空き席(16%)、2中席(2%)。5349→5349(-02,+02)。

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目次

第9試合 Krushライト級(62.5kg)タイトルマッチ 3分3R(延長1R) 伊藤健人(K-1ジム蒲田チームアスラ/王者) 大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/挑戦者、元Bigbangライト級王者) 

大岩判定勝ち。新王者に。

初回、右カーフより右フックで攻めて来た大岩に対し、2R伊藤も右カーフより攻め返し。しかし、ここで大岩の右スイングフックにつかまり、伊藤は1ダウンあり。3R、ここも大岩は右フックを効かせて2ダウン目奪取。効いていたはずの伊藤はよく最後まで立っていたが、危険なKOが起こらず良かった。

この試合にて、32歳の大岩は、36戦26勝(9KO)10敗となり。31歳の伊藤は、32戦15勝(5KO)13敗4分となり。

第8試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(延長1R) 大沢文也(ザウルスプロモーション/元Krushライト級王者) ペットサムイ・シムラ(タイ/志村道場/元ラジャダムナン・スーパーライト級王者) 

大沢判定勝ち。

試合は、ペットサムイも攻めには来たが、左右フックボディ、アッパーにて対抗していた大沢が2Rにうまい攻撃。大沢はペットサムイを目隠し的に左手にて顔を押しながら左ハイ。見えていなかったペットサムイはダウン。3R、ペットサムイは左ロー連打より出て来たが、大沢はさばいて安定の判定勝ちへ。

この試合にて、32歳の大沢は、57戦32勝(3KO)21敗3分1NCとなり。33歳のペットサムイは、239戦189勝(45KO)44敗6分となり。

第7試合 フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R) 新美貴士(たかひと)(名古屋JKファクトリー/元Krushフェザー級王者) 竹内将生(まさき)(エイワスポーツジム/元BOM・Bigbangフェザー級王者、元MA日本スーパーバンタム級王者、元WPMF日本&J-NETWORKバンタム級王者) 

新美2RKO勝ち。

初回、サウスポーの新美は前には出たが、竹内は下がりながらのボクシング。右ミドル、右ストレートを当てさばいており、これはさすがにKrushでも評価されるのではの印象。しかし2R、新美がいきなりの右フック、左ストレートにてダウン奪取。ここより新美は左ストレートにて2ダウン追加、ストップへ。

この試合にて、30歳の新美は、28戦17勝(7KO)10敗1分となり。29歳の竹内は、48戦28勝(7KO)18敗2分となり。

第6試合 第9代Krushバンタム級(53kg)王座決定トーナメント・準決勝(1) 3分3R(延長1R) 黒川瑛斗(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST) 林佑哉(K-1ジム大宮チームレオン/ジャパンカップキックボクシング&RKSバンタム級王者) 

黒川初回KO勝ち。

初回、サウスポーの黒川のパンチのフォームに感心。いわゆる普通にボクシング的に見てもいい打ち方にて、しっかり置きに行くようなワンツー、右フックにて3ダウン奪取。林も打ち合おうとしていたが、いいところなし。黒川は力まずにパンチを打てるのが素晴らしい。それでパンチ力がある。

この試合にて、20歳の黒川は、8戦6勝(2KO)1敗1分となり。24歳の林は、26戦16勝(12KO)6敗4分となり。

第5試合 第9代Krushバンタム級(53kg)王座決定トーナメント・準決勝(2) 3分3R(延長1R) 白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス/元KNOCK OUT-RED&ムエタイオープン・スーパーフライ級王者) 峯大樹(若獅子会館/元RKSバンタム級王者) 

白幡不戦勝。峯が計量欠席で失格となったため。

特別エキシビションマッチ 3分1R 璃明武(りあむ)(K-1ジム総本部チームペガサス/Krushスーパー・バンタム級王者) 白幡裕星(K-1ジム総本部チームペガサス/元KNOCK OUT-RED&ムエタイオープン・スーパーフライ級王者) 

勝敗なし。

両者、うまいマススパーリング。サウスポーの白幡ももちろんうまいのだが、予想通り璃明武もうまいな。蹴りがきれい。

第4試合 フライ級(51kg) 3分3R(延長1R) 悠斗(HUNGRY GYM/元Krushフライ級王者、WMC日本ライトフライ級(49kg)王者、元プロボクシング日本同級王者) 安尾瑠輝(りゅうき)(K-1ジム心斎橋チームレパード/DEEP☆KICK -51kg王者) 

安尾3RKO勝ち。

試合は、安尾の体が大きくパワーがあり、悠斗のパンチングパワーがあまり感じられない印象。悠斗も左右フックを当てるシーンはありも安尾はケロリ。逆に安尾の左インロー、右ローが集まり、悠斗は脚が流れ出し。その中3R、安尾が左フックボディにてダウン奪取。まさかの悠斗がパンチでKO負けとは。

この試合にて、19歳の安尾は、8戦6勝(4KO)2敗となり。31歳の悠斗は、41戦22勝(11KO)15敗4分、ボクシング15戦11勝(5KO)4敗となり。

第3試合 バンタム級(53kg) 3分3R(延長1R) 心直(しんた)(REON Fighting Sports GYM/元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者) 矢島直弥(TSKjapan/元WPMF日本&蹴拳ムエタイ・フライ級王者) 

心直初回KO勝ち。

初回、サウスポーの心直が、矢島に対して距離のバリアをしっかり作って行く。心直は右前蹴りにて矢島に尻餅つかせたり、ワンツー、左ミドルにてコントロール。矢島は前に入りたかったのだろうが、見えてなかった心直のすり上げる左ハイをもらい効いてしまい、ワンツーにダウン。ストップとなった。

この試合にて、23歳の心直は、23戦9勝(2KO)12敗2分となり。33歳の矢島は、33戦16勝(8KO)15敗2分となり。

第2試合 63.5kg契約 3分3R(延長1R) 友尊(ゆたか)(TEAM K/BLUE DOG GYM/元NJKFスーパーフェザー級王者) 天野颯大(そうた)(キング・ムエ/K-1甲子園2021 -60kg優勝) 

天野2RKO勝ち。

初回、サウスポーの友尊に呼応したか、天野もゴリゴリの打ち合いに付き合う。友尊の右フックをもらうところはあったが、天野は被弾上等のボクシング。2R、天野は右フックにて1ダウン奪取後、ヒザ、右ミドルも蹴りつけつつ、無酸素ワンツーラッシュにて友尊より2スタン追加にてストップへ。

この試合にて、20歳の天野は、9戦7勝(5KO)2敗となり。34歳の友尊は、28戦17勝(10KO)11敗、ボクシング14戦7勝(4KO)6敗1分となり。

第1試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R(延長1R) 村田健悟(ALONZA ABLAZE) ゆいら(健心塾) 

村田初回KO勝ち。

初回、開始すぐに村田が猛ダッシュ。右後ろ回し上段にてゆいらをロープに追い込むと、左フックボディ一閃。これに丸まり苦悶ダウンのゆいら。立ち上がれる気配はなくストップへ。村田の圧巻のパフォーマンスに、場内のどよめきはしばらく収まらなかった。

この試合にて、20歳の村田は、4戦4勝(3KO)となり。19歳のゆいらは、5戦2勝3敗となり。

プレリミナリーファイト第3試合 スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R 光佑(こうすけ)(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪) 宮本拳聖(K-1ジム総本部チームペガサス) ドロー。

初回、サウスポーの宮本が左三日月にて先制。2R、ここも光佑にプレッシャーを受けながらも、左テンカオを深々と刺した宮本。しかし3R、やっと光佑が自分の形となり。腰を落としてにじり寄り、左右フック、右テンカオにて宮本を削る削る。ダウンも取れそうな流れだったがここまで。判定止まりでドローへ。

この試合にて、29歳の光佑は、12戦3勝(3KO)6敗3分となり。25歳の宮本は、3戦1勝1敗1分となり。

プレリミナリーファイト第2試合 フェザー級(kg) 3分3R 安晟太(やす じょうた)(サクシードジム team EXCEED/K-1カレッジ2021 -60kg優勝) 渡邉陸(POWER OF DREAM) 渡邉判定勝ち。

試合は、スタートから渡邉の右ストレート、左フックが重いパンチにて、安は打ち込まれる。ただし、2、3Rは、かなり安もワンツー連打からの左右テンカオにて前進。これに手こずり出した渡邉は、肩で息をし苦しい感じ。ポイントには表れなかったが、疲弊具合では渡邉の方が深い感じで試合終了へ。

この試合にて、23歳の渡邉は、4戦4勝(3KO)となり。23歳の安は、8戦2勝(1KO)6敗となり。

プレリミナリーファイト第1試合 スーパー・フェザー級(60kg) 3分3R 原田翔貴(拳心會館) 上田咲也(HIGHSPEED GYM/K-1甲子園2022 -65kg優勝) 原田判定勝ち。

試合は、両者右カーフから右ストレートをねじ込み合う展開。上田も左右テンカオにて出たシーンはありも、2Rに原田のワンツー連打が集まり、2スタンディングダウン奪取。上田はコーナーで動けず。ただし、このダウンシーンがいわく付き(後述)。判定とはなったが、原田ペースのまま試合終了へ。

この試合にて、18歳の原田は、4戦3勝(1KO)1敗となり。20歳の上田は、1戦1敗となり。