ギャラリー戦線異状なし。今日はプロレス興行ゆえに、展示会場を回っての入場。物販コーナーを展示会場に作るからね。コロナ禍時代は、すべての興行がこの入り方だったけど。なお、コロナ禍時代、女子トイレ上の壁に貼られた場内案内図をご存じか? 貼られてすぐ展示会場回りはなくなっちゃった。
目次
- 本日の興行
- 客入り
- 三州ツバ吉について
- 船木誠勝について
- 席比率
- 第6試合 スペシャル6人タッグマッチ60分1本勝負 藤原喜明(藤原組) & 船木誠勝(フリー) & LEONA VS 宮原健斗(全日本プロレス) & 関本大介(大日本プロレス) & 安齊勇馬(全日本プロレス)
- 第5試合 スペシャル6人タッグマッチ45分1本勝負 長井満也 & 青柳優馬(全日本プロレス) & 斉藤レイ(全日本プロレス) VS 越中詩郎(フリー) & AKIRA(MAKAI) & 真霜拳號(2AW)。
- 第4試合 タッグマッチ30分1本勝負 石川修司(フリー) & 浜亮太(大日本プロレス) VS 樋口和貞(DDT) & 将軍岡本(フリー)。
- 第3試合 タッグマッチ30分1本勝負 新崎人生(みちのくプロレス) & 黒潮TOKYOジャパン(フリー) VS 吉田綾斗(2AW) & MAZADA(フリー)。
- 第2試合 タッグマッチ20分1本勝負 倉島信行 & 田島久丸 VS スーパー・タイガー(SSPW) & 三州ツバ吉。
- 第1試合 シングルマッチ10分1本勝負 アンディ・ウー(フリー) VS 馬場拓海(ZERO1)
本日の興行
本日の興行は、20時55分終了。興行冒頭、父のインフルエンザ欠場をリング上から謝罪していたLEONA。メインでフォール負け後、宮原はLEONAを讃えるマイク。しかし、マイクを渡されたLEONAは、しばらく涙ぐんだ後、マットにマイクを山口百恵置きにし無言で引き上げる。役者やのぉ。
この日、全日本プロレスの宮原健斗というレスラーを初めて知ったのだけど、試合中のパフォーマンスといいマイクといいスター性抜群だね。普段、「キックボクサーのマイクがうまい」と見ているけど、プロレスラーのマイクはさすが本職のうまさ。大学の落研とプロの落語家さんの違いみたい。
客入り
客入りは、6割くらいか。リング周りはミッチリと入っていたのだが、南側席は中段より上には、ほとんど客はおらず。また北側席は演出上、潰している。そうなると全体的には、このくらいの印象。当日券は、13000円、10000円席は売り切れ、7000円、5000円席はあり。
この日は、例によって元後楽園ホール・アルバイト時代の同僚・三州ツバ吉応援のため、森合正範氏と観戦。森合マサに「黒潮TOKYOジャパンって知ってる?」と訊くと「知りません」というので、今年浅草で見た話を披露。私がマサにプロレスラーについて語るなんて、バイト時代の真逆じゃないか。
黒潮TOKYOジャパンは、期待を裏切らず福山雅治の「HELLO」を2回もフルコーラスで流す中、なかなかリングインしない。黒潮さん面白いんだけど、見た後の弊害としては、ここから2、3週間、頭の中でずっと福山雅治に歌われるんだよね。「恋が走り出したら~、君が止まらない~」。
なお、黒潮さんは登場時、幕の間より顔を出したり引っ込めたりした後、入場ゲートの柱によじ登り、次につながらなかったようでまた降りて来たのが面白かった(すべて幕の後ろでやっていて気づかなかった人いたかも)。浅草・花劇場では2階席に跳び移っていたけど、黒潮さんは高いところが好きなんだな。
客席の中に飛び込んだ後は、花劇場と同じように客と肩を組み「HELLO」を熱唱するシーンあり。これはチャンスがあったらやってみたい。ちなみに、「黒潮TOKYOジャパン、ドラディション初登場」のアナウンスがあったのだが、浅草のはアレクサンダー大塚興行だったわけだね。
散々客席を走り回った黒潮さん、最後はリングサイドにいたお子さんを借りて、リング内に入れようとする。しかし、チビッ子は驚いている様子で固まってしまいうまく行かず。お父さんも来て手伝おうとしていたがダメ。まぁ、これは仕方ない。敵味方関係なく、レスラー達も苦笑していた。
三州ツバ吉について
ここ3年くらい、三州の試合を見続けているが、やっと選手としての「色」がついて来たのでは(上から批評でスマン)。1月の浅草・花劇場でも思ったが、大きなレスラーの技を受けて、歯をくいしばって耐える姿に、ちょっとずつ声援が飛ぶようになって来た。
53歳にして進化しているから偉い。正直、最初はスパイダーマンマスクで、入場時に糸を出す以外の印象がなかったが、やり続けると見つかるものなんだね。三州なりに上半身もパンプアップさせているし、50代になって分かる「あいつ、頑張ってんな」感だと思う。
なお、興行後は毎回、三州選手に挨拶をして帰るのだが、チケットを買ったお礼をペコペコして述べられる。森合マサは「あんな腰の低いプロレスラーいないっすよ」と笑っていたが、我々がバイトの先輩だから仕方ないっていうね。
船木誠勝について
これも偉そうに書くのを許して欲しいが、とにかく感情が出ず、すかした感じのままの試合で引っかかりに乏しい気が…。新生UWFに行った時は「未来の新日本の大スターを引っこ抜かれた」くらいの騒ぎだったのに、その片鱗を見せて欲しいもの。毎回見ていて希薄なんだよなぁ。
同じパンクラス時代の盟友・鈴木みのると真逆だよね。船木は蹴りやパンチくらいしか出さず、みのるのパイルドライバーのような「殺し」が技にない。コーナーで藤原組長と並び、「藤原組だ」と思ったのがハイライトで、試合では特に印象なし。プロレスは追ってないサーバルの浅いプロレス論御免。
席比率
【席比率】2024年、三州ツバ吉チケット、ハジ席。31興行中、26ハジ席(84%)、4空き席(13%)、1中席(3%)。4998→5002(-02,+06)。
「こないだ黒潮さんのお店で食事しました! バリウマです」(心直)
第6試合 スペシャル6人タッグマッチ60分1本勝負 藤原喜明(藤原組) & 船木誠勝(フリー) & LEONA VS 宮原健斗(全日本プロレス) & 関本大介(大日本プロレス) & 安齊勇馬(全日本プロレス)
宮原のフォール勝ち。
試合は、全日本の宮原がスター性抜群。LEONAもライバル意識むき出しにて、この2人のやり合いを軸に試合は進行。途中、藤原組長の脇固めや石頭も炸裂。船木は蹴り、ナックルパート中心。最後、宮原とLEONAのフォールの奪い合いとなったが、宮原が滞空時間の長いジャーマンにて3カウント奪取。
第5試合 スペシャル6人タッグマッチ45分1本勝負 長井満也 & 青柳優馬(全日本プロレス) & 斉藤レイ(全日本プロレス) VS 越中詩郎(フリー) & AKIRA(MAKAI) & 真霜拳號(2AW)。
長井のギブアップ勝ち。
試合は、両チーム場外乱闘が多し。その中、越中の場外へのヒップアタックもあり。青柳は、しきりに自らのお尻を叩いて越中を挑発。越中の前でヒップアタックよりフォールに入ったりもする。最後、長井とAKIRAの一騎打ちとなり。長井がキャプチュードより片羽固めにてギブアップを奪った。
第4試合 タッグマッチ30分1本勝負 石川修司(フリー) & 浜亮太(大日本プロレス) VS 樋口和貞(DDT) & 将軍岡本(フリー)。
石川のフォール勝ち。
試合は、200㎏も体重があるという浜と、将軍岡本が相撲を取る一幕あり。岡本が上手投げにて浜を投げ捨てての勝ち。浜は自らの体重でヒザを痛めたりしないのかとハラハラした。浜が場外で樋口をつかまえている内、リング上は石川と岡本が対峙。ラリアット合戦から石川が岡本より3カウントを奪った。
第3試合 タッグマッチ30分1本勝負 新崎人生(みちのくプロレス) & 黒潮TOKYOジャパン(フリー) VS 吉田綾斗(2AW) & MAZADA(フリー)。
黒潮TOKYOジャパンのフォール勝ち
試合は、黒潮TOKYOジャパンのイケメンムーブに会場大爆笑。新崎人生とのダブルロープ拝み渡りもあり。最終的には、ドタバタあって新崎人生がMAZADAをマットに叩きつけ、黒潮TOKYOジャパンがコーナーポストよりのダイビングボディプレスにて3カウント。黒潮TOKYOジャパンの完全にファンだ。
第2試合 タッグマッチ20分1本勝負 倉島信行 & 田島久丸 VS スーパー・タイガー(SSPW) & 三州ツバ吉。
スーパー・タイガーのギブアップ勝ち
試合は、田島の強烈な水平チョップを胸元に受けながら、三州が耐える耐える。三州は逆に、右ハイを田島の胸板に叩き込み返す。その中、倉島に腕を取られたスーパー・タイガーだったが、最後は右バックキックよりメキシカン・ストレッチにてギブアップを奪った。
第1試合 シングルマッチ10分1本勝負 アンディ・ウー(フリー) VS 馬場拓海(ZERO1)
時間切れドロー
試合は、場外へのトペ、コーナーポストよりのボディプレスなどで攻め立てた馬場。押されていたアンディ・ウーだが、最後はトラースキックなどより丸め込むもカウント2・9。時間切れのゴングとなった。