ギャラリー戦線異状なし。うちの母の親友のお孫さんより初チケット購入也。
興行前、ライオンズジム主催興行ということで、古山哲夫会長よりマイクあり。ボクシング興行では珍しい。キック興行では当たり前だけどね。
目次
- 本日の興行
- 客入り
- 本日のええ写真
- 席比率
- 第8試合 日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦 高田勇仁(ライオンズ) 伊佐春輔(川崎新田)
- 第7試合 日本ユースS・フェザー級タイトルマッチ8回戦 渡邊海(ライオンズ) 大畑俊平(駿河男児)
- 第6試合 S・バンタム級6回戦 スワナン・アカパンヤー(タイ) 山下奈々(RE:BOOT)
- 第5試合 52.8kg契約6回戦 吉成亮人(ライオンズ) 目黒聖也(DANGAN郡山)
- 第4試合 フェザー級6回戦 山森唯暁(横浜光) 川本響生(吉祥寺鉄拳8)
- 第3試合 ライト級4回戦 池上いつ己(八王子中屋) 本多俊介(E&Jカシアス)
- 第2試合 S・ライト級4回戦 野崎千皓(湘南山神) 廣瀬悠斗(KG大和)
- 第1試合 65.0kg契約4回戦 有村和真(ライオンズ) 諸戸明来(花形)
本日の興行
本日の興行は、21時45分。はいはい、もうボクシング興行の「22時上等」の揺るぎなき姿勢には脱帽ものなのですが、それにしても遅過ぎる。ライオンズジム興行は、高田勇仁と渡邊海が健在な間は、身内客だけでも埋まるから、何をどんなやり方してもOKだし言っても無駄か…。
客入り
客入りは、8割くらいか。メインまでには1、2割は人は減ったが、残っていた客は高田勇仁と伊佐春輔の各応援団の占める割合が多し。メインの2選手だけでも、かなりの集客具合だった様子。川崎新田ジムも応援団のまとまりがいいジムだからね。当日券は、15000円、10000円、8000円、6000円席とあり。
本日のええ写真
本日の「ええ写真撮れたでぇ~」は、渡邊海と大畑俊平。渡邊に罪はないけれど、たとえ判定が難しい試合というものはあるにせよ、「この試合、静岡でやっていれば大畑だったろうなぁ」という言い方の中に潜むものを私はなくしたい。昔に比べれば地元判定は薄まったし、ジャッジも真摯だとは思うけど。
なお、大畑が履いていたシューズは、普通のシューズだったのか知らん。私も普通のジョギングシューズを履いて練習する場合もあるので、別にこれでもいいのではと思ったことはある。レスリングシューズが好きな人もたまにいるよね。
この日、チケットは目黒聖也選手より購入。私の母はウン十年間、何かにつけて「目黒さんが~、目黒さんが~」という話をするのだが、私はてっきり埼玉の友人だと思っていたのが、ある時に福島時代の友人だと判明。さらに「お孫さんがボクシングを頑張っている」と話を聞いたのが最近。
よくよく聞くと「プロだ」というし、ジムは「柏だ」とのこと。調べてみると、状況的にどう見てもセレスジムの目黒選手なのではとなり(私は「1、2戦プロを経験しました」的な選手を予想していた)。それが判明した時に目黒選手はDANGAN郡山へと移籍。そして休眠との流れとなった。
そんなわけで、目黒選手が郡山から久々に試合に来ると聞きつけ、是非とチケットを購入。さらには目黒選手とのやり取り中、おばあ様も来ることが分かる。せっかくなら会場に行けば会えるがどうかと母に観戦を提案。しかし、母的には会いたいものの、ボクシング会場に行くのはやめとくとの話になり。
昔、母は私のキック引退試合にて、心的苦痛を受けた経験があり。90年代末ゆえ、あまりにも怒鳴り散らすセコンドの声に心がやられ、会場にいられなくなったのだ。みなみジムの鶴見青果市場興行だったのだが、一緒に行ったお花の先生といったん会場外に避難。母の弟さんに呼びに来てもらい私の試合を見たらしい。
その思い出が強く、今はさらに心臓のバイパス手術も受けた身なので、緊張し続けるのは恐いとの話になった。なるほどとなり私は1人観戦。興行中、その目黒選手のおばあ様より挨拶をされた。手には白河市のだるま最中が。うーむ、こちらは手ぶらで申し訳なし。おばあ様には「母の面影がある」と言われた。
席比率
【席比率】2024年、目黒聖也チケット、左側が空いていた空き席。32興行中、26ハジ席(81%)、5空き席(16%)、1中席(3%)。5010→5016(-02,+08)。
第8試合 日本ミニマム級タイトルマッチ10回戦 高田勇仁(ライオンズ) 伊佐春輔(川崎新田)
高田判定勝ち。王座防衛。
試合は、伊佐がフットワークを活かしたボクシングを展開も、どうしても相対的な印象から高田に比べパンチ力がなく見えてしまう。手数は少ないのだが、高田のためての左フック、右ストレートが強く当たり。4Rは伊佐がかなり頑張りポイントを奪うも、5Rを終えてのジャッジ3者は49ー46にて高田優勢。
6R、ここで再び伊佐が攻めに攻め、ポイントが取れそうだったが、高田の右フックを受け1ダウンあり。やはり高田かの流れも、7Rより高田に疲弊あり。高田はアウトボクシングを始め、単発の強いパンチを当てながらも、伊佐のクリンチボクシングに消耗。伊佐は逆にピンピンしていた。
10R、最後の最後、両者打ち合いに突入すると、伊佐の右から返した左フックに高田はダウン。これはショッキングなシーン。ただし、完全なKO以外は、伊佐は勝てないであろうポイント差は明らか。高田は立って来て試合終了のゴングへ。ヒヤリとさせられながらも、高田3ー0判定勝ちに終わった。
この試合にて、25歳の高田は、25戦14勝(6KO)8敗3分となり。25歳の伊佐は、20戦13勝(2KO)6敗1分となり。
第7試合 日本ユースS・フェザー級タイトルマッチ8回戦 渡邊海(ライオンズ) 大畑俊平(駿河男児)
渡邊判定勝ち。王座防衛。
ないないないないないないないないない…。もうさ、こういうのやめようよ…。ドローはあるけど、渡邊の方が多くラウンド押さえていたか? ずいぶん薄まったとはいえ、相変わらずいざという時、ボクシング興行は必殺技を出すねぇ。やれやれ。
試合は、4Rまで両者の勘が良過ぎにて、お互いにパンチが当たらず。それでも微差の微差を取ると、大畑の方が当ててはいる。渡邊は、しきりに「効いてないぞ」アピールをし続けいたが、ここまでフラストレーションをためていたのも珍しいのではないか。ただし、その流れが変わったのは5R。
ここでやっと渡邊の右ストレートが当たるようになり。今度は大畑の方が、パンチをもらい「違う違う」と首を振り出す。このまま渡邊ペースにて推移し、4Rずつ分け合うかと思ったが、8Rに両者打ち合いへ。ここでワンツーにて打ち勝ったのが大畑。渡邊には効きもあったか。しかし、採点は無情の渡邊2ー0へ。
この試合にて、21歳の渡邊は、14戦12勝(6KO)1敗1分となり。23歳の大畑は、3戦2勝(1KO)1敗となり。
第6試合 S・バンタム級6回戦 スワナン・アカパンヤー(タイ) 山下奈々(RE:BOOT)
山下2RTKO勝ち。
試合は、勝ち星はすべてKOというスワナンもパワーはありそうだったが、大柄な山下とはテクニック差が大だったか。山下がワンツー、左フックボディと次々当てる中、苦し紛れに返すスワナンのワンツーは空転。2R、山下は右ストレート、左フックにて2ダウン奪取。最後は細かい連打中、ストップがかかった。
この試合にて、26歳の山下は、7戦5勝(3KO)2敗となり。26歳のスワナンは、6戦3勝(3KO)3敗となり。
第5試合 52.8kg契約6回戦 吉成亮人(ライオンズ) 目黒聖也(DANGAN郡山)
吉成6RTKO勝ち。
初回、長身サウスポー目黒のワンツー、左アッパーボディはゾッとする切れ味も、3Rには停滞。吉成のプレッシャーがかかり出し、3Rに右ストレートボディ、4Rには左フックボディが効いてしまった目黒。その後も吉成が左右フック上下で目黒を押し込み続けパンチ集め。6R、目黒は止められたが仕方なし。
この試合にて、23歳の吉成は、7戦6勝(3KO)1敗となり。24歳の目黒は、7戦6勝(3KO)1敗となり。
第4試合 フェザー級6回戦 山森唯暁(横浜光) 川本響生(吉祥寺鉄拳8)
川本判定勝ち。
試合は、序盤こそ長身川本のトリッキーなボクシングペース。上体をせわしなく振りながら、左フックボディ、左右アッパーを打ってはサイドへ動く。しかし、4Rよりは山森のにじり寄りより左右フックが当たり出し、川本のアウトボクシングが「効いてない」状況。またも私はドローに見えも、川本2ー0と出る。
この試合にて、20歳の川本は、8戦6勝(2KO)1敗1分となり。21歳の山森は、6戦4勝(2KO)4敗となり。
第3試合 ライト級4回戦 池上いつ己(八王子中屋) 本多俊介(E&Jカシアス)
本多判定勝ち。
試合は、大器の予感しかない長身の本多に対して、池上は頭を振り懐に入り、左フックボディからのワンツーにてよく対抗。2、3Rは、本多にやりたいことをさせず、池上が手数で塗り潰し。4Rこそ、本多の殺傷力あるワンツーが上回り出しも、私はドローの印象。判定は本多の2ー0と出たのだが…。
この試合にて、24歳の本多は、3戦3勝(1KO)となり。20歳の池上は、8戦3勝(1KO)4敗1分となり。
第2試合 S・ライト級4回戦 野崎千皓(湘南山神) 廣瀬悠斗(KG大和)
廣瀬3RTKO勝ち。
試合は、両者共に体の力があり、ガギガギゴギゴキ、ロボット的に圧をかけ、剛腕をねじ込み合うタイプ。やや野崎のパンチの当たりが良かったが、差はほとんどなし。その中、3R開始18秒にて野崎にドクターチェックあり。左目の負傷にてヒットカット認定。これがストップとなる野崎には無念な敗退。
この試合にて、22歳の廣瀬は、3戦2勝(2KO)1敗となり。26歳の野崎は、2戦1勝(1KO)1敗となり。