FightingBee vol.26 2023年12月8日(金) 後楽園ホール

第9試合 S・ライト級8回戦 ナタワット・マニーウォン(タイ) 池田竜司(一力)

池田4RTKO勝ち。

試合は、予想以上にナタワットの左ジャブ、ワンツーもよく、池田が打ち合いにて余裕を持てない展開となり。ただし、序盤よりナタワットはトランクス下げに忙しく、相当に腹は効いていた模様。それでも簡単に倒れることはなく、ヒヤリとするレベルで池田にワンツーを被弾させたりする健闘。

しかし3R、腹が効いて止まったナタワットを、顔面へ右フックの痛烈なねじ込みにて1ダウン奪取の池田。何とか4Rに入ったナタワットだが、ここで池田の左フックボディが効いて露骨に丸まり出し。クリンチを含め必死に耐えてはいたが、ロープを背に打ち込まれるナタワットをレフェリーが救出した。

この試合にて、28歳の池田は、29戦15勝(10KO)9敗5分となり。27歳のナタワットは、5戦4勝(2KO)1敗となり。

第8試合 ウェルター級4回戦 キンノスケ ザファイタ(北島) 福田友厚(一力)

キンノスケ判定勝ち。

両者、チケッターなのかも知れないが、これがセミファイナルに置かれるのは疑問。那須川天心の試合順に怒るようなボクシングファン層は、よほどこちらの試合順に怒った方がいいよ。Twitterにわざわざ文句書くようなボクシングファンは、こういう小さい興行は見てないか…。

試合は、頭から突っ込むような形の福田を、長身サウスポーのキンノスケが迎え撃つ形。初回、福田の入りにキンノスケは左ストレートをかぶせ、前のめりに倒す1ダウンあり。ここまでは良かったが、後はラフなもみ合い。2Rには、停滞したキンノスケにホールディング、ラビットパンチにて計減点2あり。

ダウン分の2ポイントを吐き出したキンノスケは、3Rもグダグダ。ただし、より疲弊が深かった福田は、4Rには頭から飛び込むのみの「何の競技を見せられているんだ?」状態にて、バッティングにて減点1あり。最後4Rは、左ストレートを再びスタンプし、攻勢を握ったキンノスケの2ー0判定勝ちとなり。

この試合にて、35歳のキンノスケは、2戦1勝1敗となり。35歳の福田は、1戦1敗となり。

第7試合 S・バンタム級8回戦 竹原毅(協栄) 大嶋剣心(一力)

大嶋2RTKO勝ち。

試合は、スタートから大嶋の当て勘が素晴らしい。もぐり込みから右ストレートを軸に左フック、ボディへもパンチを集める。かなりもらったサウスポーの竹原も打ち合いに付き合うが、ダメージをためる繰り返し。その中2R、コーナーで打たれた竹原が右眉をザックリ。これはヒットカット認定となりストップへ。

この試合にて、28歳の大嶋は、12戦8勝(4KO)3敗1分となり。28歳の竹原は、11戦8勝(2KO)3敗となり。

第6試合 アトム級6回戦 松尾亜生理(宇部BS) モンブランみき(一力)

モンブラン2RTKO勝ち。

試合は、スタートから無敗の松尾相手に、モンブランの左ジャブ、右クロスの距離感がバッチリ。初回、右ストレートにて松尾はヒザから崩れる1ダウンあり。2R、ここもコーナーに詰め、ワンツーにて松尾の意識を飛ばしにかかるモンブラン。2ダウン後の松尾の顔はうつろでストップへ。モンブラン、強いじゃないか。

この試合にて、31歳のモンブランは、12戦5勝(2KO)6敗1分となり。21歳の松尾は、5戦3勝(1KO)1敗1分となり。

第5試合 バンタム級6回戦 古川のどか(北島) 伊藤沙莉(花形)

古川判定勝ち。

試合は、ガッチリ体型の伊藤も左右フックにて前には出たが、リーチある古川が左ジャブ、ワンツー連打。古川はアウトボクサーと言うよりはファイター寄りで、ボディへ左右フックを入れた後、ワンツーのねじ込み。好戦的に伊藤と打ち合い、明確に打ち勝ち。古川、非常にいい選手だ。注目したい選手だ。

この試合にて、21歳の古川は、4戦4勝となり。31歳の伊藤は、5戦2勝(1KO)1敗2分となり。

第4試合 ウェルター級4回戦 矢野一輝(渡嘉敷) 福永啄巳(青木)

福永判定勝ち。

試合は、前試合のウェルター級戦とは一転、両者左ジャブを突き右クロスを狙い合う静かめな展開。似た攻め口だったが、右ストレートの当て勘は明らかに福永が上。矢野も当てるシーンはあったが、これといったビッグヒットまでは作れず。ポイントはジャッジ3者が福永にフルマークで付けていた。

この試合にて、23歳の福永は、1戦1勝となり。25歳の矢野は、2戦1勝(1KO)1敗となり。

第3試合 ウェルター級4回戦 水野光音(渡嘉敷) 吉野奏摩(一力)

水野2RTKO勝ち。

試合は前試合に続き、両者真正面からのフルスイングでの打ち合い。ウェルター級なのでゴツゴツのパンチ音すごい。大柄な吉野もいいヒットは奪うのだが、初回には水野の強烈な右フックに腰を落とす。2Rも、この水野の右フックにつかまりキャンバスに這うダウン。危うい印象にてレフェリーは試合を止めた。

この試合にて、21歳の水野は、1戦1勝(1KO)となり。30歳の吉野は、2戦2敗となり。

第2試合 L・フライ級4回戦 和田武士(渡嘉敷)平山力斗(伴流)

平山2RKO勝ち。

初回、オーソドックスの和田とサウスポーの平山がフルスイングでの打ち合い。差はないも、じわじわ和田がヒット数で上回る。2Rには、和田の上下の打ち分けに平山にダメージたまりの気配。そんな流れが傾きつつあったのを、平山は何と左ストレート1発で精算。ダウンした和田に10カウント。平山は咆哮した。

この試合にて、21歳の平山は、4戦3勝(1KO)1分となり。19歳の和田は、2戦1勝(1KO)1敗となり。

第1試合 ミニマム級4回戦 上野兼新(渡嘉敷) 浅井麗斗(一力)

浅井4RTKO勝ち。

初回、サウスポーの浅井はいきなりワンツーにて上野より1ダウン奪取。しかし、2Rには上野の右フックをもらいヒヤリ。結果的に浅井は左ストレートで上野にダメージをためさせ、3Rに2ダウン目、4Rにレフェリーストップを呼び込む。ただ浅井も被弾は多く、キックからの転向も簡単じゃないと思わせられた。

この試合にて、22歳の浅井は、1戦1勝(1KO)となり。20歳の上野は、1戦1敗となり。