目次
- ギャラリー戦線異状なし
- 客入り
- 本日のええ写真
- 席比率
- 第7試合 48.2kg契約8回戦 内田勇気(KG大和) 諸岡直樹(セレス)
- 第6試合 S・フライ級6回戦 吉良大弥(志成) コムサン・カエウルエアン(タイ)
- 第5試合 S・ウェルター級6回戦 チョン・マル(韓国) 左右田泰臣(EBISU K’s BOX)
- 第4試合 S・ライト級6回戦 由良謙神(志成) マナチャイ・ピアスイ(タイ)
- 第3試合 ミドル級4回戦 吉野健二(角海老宝石) 寺澤優(竹原慎二&畑山隆則)
- 第2試合 ウェルター級4回戦 福田哲史(レパード玉熊) 南野楓也(宮田)
- 第1試合 ミニマム級4回戦 山田啓斗(ワールド日立) 京屋勇気(ワタナベ)
ギャラリー戦線異状なし
今日も東京ドームはウォーキング・デッドだぞ。
本日の興行は、20時30分終了。東京ドームを心配したが、7試合中1試合が中止。さらには、B級デビューのタイ人選手相手が2試合。7試合中3試合がないくらいの勢いだから、どう転んでも早く終わったか。全試合勝利者インタビューあり、月間賞表彰もあってこの時間。
客入り
客入りは、2割くらいか。ただし、これはすでに帰った客も勘定に入れての数字。全体的には、1割くらいで推移。正直、ボクシングファンは危機感持つべき入りにも見えたなぁ。はっきりと最近の後楽園ホールのボクシング興行は、客入りが悪い。興行数ばかり増えて内容が薄まっているにしてもだ。
現場にいたボクチケさんも同じ危機感があったようで良かった。そういう人がいるのが救い。ボクシングファンを挑発して書くのだが、ボクシングファンは今危機感ないと思うよ、だって現・場・に・来・な・い・の・だ・か・ら。配信が始まり、キックファンと真逆で会場から足が遠のいた人が増えた印象。
何も私のように全部行くようなクレイジーさを要求はしない。ただし「ボクオタ=年寄り説」を補強してはいないか。若いファンは増えず、年寄りは会場に来ない。井上尚弥が東京ドームを埋めるのは、ボクシングファンではなくて井上尚弥というジャンルのファンだからねぇ。後楽園ホールへの恩恵はなし。
大橋ジムの松本圭佑をメインにしてホープを並べたフェニックスバトルでさえも6割くらい。この日はメインが志成ジムと関係ない選手同士なのもあり、セミ後に志成ジム関係者、応援団は音を立てて帰路へ。それでもホープを並べたセミまでで2割とは。ボクシングファンって想像上のUMAなの?
当日券は、20000円、15000円、10000円、6000円、立見4000円席とあり。相変わらず立見を解禁しているのは志成興行くらいだが、この日バルコニーにいたのはたったの1人。うーむ…。これだけガラガラなら場内座り放題だったろうが、立見を作る意味が薄いな…。
本日のええ写真
本日の「ええ写真撮れたでぇ~」は、京屋勇気。背中側からの写真となったが、山田啓斗も頑張っていただけに、明と暗のコントラストが出ていた。
次点は、マナチャイ・ピアスイの斬られっぷり。この日は深いダメージを受けていたようにも見えた。批判を受けがちなタイ人選手だが、彼らが殴られてくれるからこそスーパーアマ出ホープの試合が成り立つことを忘れてはいけない。嘲笑だけするボクシングファンは代わりに殴られてみろ。同じ倒れ方するぞ。
席比率
【席比率】2024年、由良謙神チケット、ハジ席。97興行中、80ハジ席(82%)、15空き席(15%)、2中席(2%)。5241→5243(-01,+03)。
「セミファイナルの様子(この試合が終わった途端に自分の周りの客が一斉退場)。もう少し観客導入率を上げる施策(どうやったらチケットが売れるか)をしないと本当にヤバイと思う…」
「このままでは興行が成り立たなくなるのが目に見えてますよね…。→ コロナ以降 現地観戦が激減した自分を反省しつつ」
「ボクシングのチケット販売=現地観戦は身内や関係者の購買力を使い果たして終わっちゃう印象です →かなりヤバイ傾向です」(ボクチケ.comのナカノひと)
「酔った勢いで言うけど、俺が手放しで尊敬してる人はボクチケさんとサーバルさんとせきちゃんさん。ボクシングに対して損得勘定抜きで向き合える人がカッコよくないわけなかろう。あんな歳の取り方したいわ。」(エリザベス)
「キラッ☆Chihiroさんの弟さん、凄い話題の選手になっているんですね! 知らなかった(汗)。勝利おめでとうございます!>RT」(Hirofumi Sugi )
「えっ、その「吉良ッ」だったんですか 苦笑。知らなかった…」(サーバル)
「子供の頃、キックをやっているのは知っていたのですが、「アマ3冠」などボクシングで凄い選手になっているのは昨日知りました(汗)。」(Hirofumi Sugi )
「学生ですが、なるべく現地観戦を増やそうと思います。現地でしか味わえない雰囲気ありますもんね。」(Prince Myu Hamed)
「あら、私映ってますね左の写真です(笑)談笑してる。セミ終わったら一気にお客さん帰りましたね。元々人も少なかったし、大丈夫かなって心配しましたよ。」(mikko)
「Xやるようになってから気付きましたけど、現場に来ないボクファン多いです。YouTubeや配信だけ見てるんだと思います。物理的な問題もあると思うけど、ホントに好きな人は遠方でも来ますし、応援してる選手がいれば尚更来たいと思うはず。UMA、、笑えます。言えてるかも」(mikko)
「サーバルさん、Myuくんすごいですよ。彼を覚えておいて欲しいです。本物ボクファン現地観戦組です。」(mikko)
第7試合 48.2kg契約8回戦 内田勇気(KG大和) 諸岡直樹(セレス)
諸岡判定勝ち。
初回、諸岡が左フックをヒットして先制。その後も内田も打ち合ったが、右ストレート、左フックと見映えのいいヒットは諸岡。内田がやっと良くなって来たのは後半か。特に7Rは右アッパーにて諸岡を効かす。8Rも内田は攻めたが判定へ。全体的には諸岡のドロー以上の印象で、やはり2ー0諸岡に出た。
この試合にて、31歳の諸岡は、17戦8勝(3KO)9敗となり。31歳の内田は、20戦8勝(1KO)12敗となり。
第6試合 S・フライ級6回戦 吉良大弥(志成) コムサン・カエウルエアン(タイ)
吉良初回KO勝ち。
初回、長身のコムサンを、短躯の吉良が爆発的な左右フック上下、アッパーにて打ちまくり。見ようによっては、被弾しながらよくコムサンはすぐには倒れず頑張ったとも言えたか。ただし、最後は吉良の左フックボディに苦悶ダウン。立つも10カウントとなった。
この試合にて、21歳の吉良は、1戦1勝(1KO)となり。19歳のコムサンは、8戦5勝(3KO)3敗となり。
第5試合 S・ウェルター級6回戦 チョン・マル(韓国) 左右田泰臣(EBISU K’s BOX)
左右田判定勝ち。
試合は、左右田が相変わらずのコンビネーションボクシングにてチョンを完封。しかし、チョンは右フックが強く、頑丈過ぎた。3R、左右田はチョン打ち終わりに左フックをカウンターし、ぐらつかせたところが最大のチャンスだったか。ワンツーも追い打ちしたが倒れず。あの相手に判定なのは仕方なしか。
この試合にて、36歳の左右田は、8戦7勝(4KO)1分となり。36歳のチョンは、15戦8勝(2KO)5敗2分となり。
第4試合 S・ライト級6回戦 由良謙神(志成) マナチャイ・ピアスイ(タイ)
由良初回TKO勝ち。
初回、動き始めた瞬間、マナチャイは正直強くないなと分かったが、B級デビューの由良は冷静に対峙。いきなりの左フックにマナチャイは昏倒する1ダウン。立ったので、止めるにはあまりに物足りなさ過ぎと思ったか福地レフェリーは再開させる。由良は右ストレートで2ダウン目奪取。80秒のTKO勝ち。
この試合にて、22歳の由良は、1戦1勝(1KO)となり。17歳のマナチャイは、9戦4勝(2KO)5敗となり。
第3試合 ミドル級4回戦 吉野健二(角海老宝石) 寺澤優(竹原慎二&畑山隆則)
中止。寺澤の棄権によるもの。
第2試合 ウェルター級4回戦 福田哲史(レパード玉熊) 南野楓也(宮田)
南野判定勝ち。
試合は、スタートは福田が左右フックにて前進して頑張りも、しばらくすると大柄な南野が旺盛な手数で塗り潰し。南野はパンチのキレがあるタイプではないが、ワンツー連打にて相手のガードをこじ開け、集中させる打ち方がうまい。自分のフィールドで勝ちを重ねている印象で、体が大きいのもアドバンテージか。
この試合にて、25歳の南野は、6戦3勝(2KO)2敗1分となり。37歳の福田は、7戦2勝(1KO)5敗となり。
第1試合 ミニマム級4回戦 山田啓斗(ワールド日立) 京屋勇気(ワタナベ)
京屋3RTKO勝ち。
2Rより観戦。山田も強いワンツー、左フックボディでよく打ち合っていたが、京屋がカウンターする左右アッパーのタイミングが抜群。このアッパーの差し込みを起点に、徐々に打ち勝って行った京屋。3R、ワンツーを効かせ、後退する山田にパンチを集め出したところでレフェリーが救出に入った。
この試合にて、27歳の京屋は、4戦3勝(2KO)1分となり。22歳の山田は、8戦3勝(2KO)4敗1分となり。