目次
富士そば跡地戦線異状あり
水道橋駅西口を出てすぐのところにあった富士そば、閉店後は春雨屋になったがやはりすぐ閉店。あまり客が入ってなかったからなぁ。次は何のお店でしょ。※新店「オーペン」?
ギャラリー戦線異状なし
東京ドームは、「BE:FIRST LIVE in DOME 2024 “Mainstream – Masterplan”」ということ。今日明日は災難だなぁ。
相変わらずのことだが、今日は場内静かなので、A山J郞のでかい声での独り言が解説のように場内に流れ続ける。う、うるせえ…。
本日の興行
本日の興行は、21時30分終了。またもやメイン10回戦が21時スタート。遅いよね、やっぱり。先日、DANGANの興行に対するアンケートがあったので、この遅い終わり時間改善を要望に書いた。そしたらチケットプレゼントに当選した。(私はすでに選手から買っていたので友人にプレゼント)
客入り
客入りは、8割くらいか。南側席以外は、人でびっちり。しかし、この日はメインがタイトルマッチでもなかったからか、中盤辺りより客は激しく帰り出す。「おーい、ボクシング客よ、君らは帰り過ぎだぞ」と心の中では思ったが、22時拘束ペースを最後まで見ろよとは言いづらい。
当日券は、15000円、10000円、7000円、5000円席とあり。リングサイド周りなど空席はない感じだったが、いずれの席種も「○」。場内の入りと、当日券の残り表示が比例していない例かと。
なお、U-NEXTが入る前、このくらいのカード編成で行うダイナミックグローブは、客の入りは5割くらいではなかったか。客電をビカビカにつけた中、浮かび上がるガラガラの場内。パンフレットもペラの紙1枚が置かれ、本当に「帝拳ジム、やる気あります?」と何度も思ったものだ。
それがアンニュイな雰囲気のU-NEXT演出を加えただけで、今は8割も入る不思議。場内を暗くしただけで客が寄って来るとも思えないが、もしそうなら「ボクシングファンは蛾か?」と私はツッコミますよ。U-NEXT効果すごい。
試合後、堀川謙一選手の引退が発表されたようだ。残念ではあるが、ただどの選手にもいずれは訪れるもの。昔、ジョー小泉氏が早めのストップについて、「早過ぎれば競技の魅力が損なわれ、遅過ぎると事故が起こりこの競技が死ぬ」といったことを書いていた。高見VS堀川戦は、今の目で見て少し遅いと思い観戦記に書かせていただいた。結果的には、ダウンまで行って、この日の観客達はカタルシスを感じて帰宅したとは思うのだが…。
席比率
【席比率】2024年、金子虎旦チケット、ハジ席。28興行中、23ハジ席(82%)、4空き席(14%)、1中席(4%)。4991→4995(-00,+04)。
第6試合 L・フライ級10回戦 高見亨介(帝拳) 堀川謙一(三迫)
高見6RTKO勝ち。
うーん、田中レフェリーの「堀川リスペクト」の心根は分かる。しかし、やはりちょっとやらせ過ぎなのでは…。事故はいつどんな形で降りかかるか分からないわけで、61戦大丈夫だった堀川も62戦目に降りかかるかも分からないわけで…。完全に大の字に倒れるまでやらす試合だっただろうか。
試合は、スタートからリーチある高見のワンツー、左フックボディ、左右フック、アッパーが次々と当たる。たまにガードを固めながら堀川も左フックは返したが空転。2、3、4Rと、高見がパンチをまとめ堀川の頭は弾け跳ぶばかり。さすがに10回戦でも止めて良い打たれ方にも見えた。
5R、ここは試合続行ゆえに、少し堀川の粘り強さが見られ。単発ながら右、左とフックを当てて見せた堀川。しかし、ラウンド終盤からは高見に攻め返され。6R、ここは明らかに決めに来た高見のラッシュに、アップアップの堀川。レフェリーは入らず、高見の右ストレートに堀川が大の字にダウンしストップへ。
この試合にて、21歳の高見は、6戦6勝(5KO)となり。43歳の堀川は、62戦41勝(14KO)20敗1分となり。
第5試合 S・バンタム級8回戦 村田昴(帝拳) アレックス・サンティシマ・ジュニア(フィリピン)
村田7RKO勝ち。
試合は、サンティシマの右ストレートを、サウスポーの村田がもらう印象のスタート。ただし、村田が5Rよりサンティシマの腹を効かせると一方的。村田は倒しに行ったので仕方ないとはいえ、詰めて打ち合いに行くとわりにパンチをもらうのは気になり。7R、村田は左フックボディにてサンティシマに10カウントを聞かせた。
この試合にて、27歳の村田は、6戦6勝(6KO)となり。23歳のサンティシマは、9戦8勝(2KO)1敗となり。
第4試合 ライト級8回戦 プームリットデーット・チョンラトンダンムロンクン(タイ) 丸田陽七太(森岡)
丸田判定勝ち。
前日計量にて700グラムオーバーのあったプームリットデーット。ただし実力はあり、丸田の左フック、ワンツーをあれだけまともに受けながらも倒れず。丸田もたまにワンツーを浴びながらのボクシング。中盤よりは展開が停滞。腹も効きながら我慢もしつつプームリットデーットは最後まで立っていた。
この試合にて、26歳の丸田は、17戦14勝(10KO)2敗1分となり。22歳のプームリットデーットは、17戦15勝(13KO)2敗となり。
第3試合 フェザー級8回戦 金子虎旦(帝拳) ジュンリル・カスティノ(フィリピン)
金子4RKO勝ち。
試合は、3Rには左フックボディを効かせた金子が優勢も、4Rには腹を狙うがゆえに1発のパンチングパワーを持つカスティノとギリギリの打ち合いとなり。金子も右ストレートをガツンともらいヒヤリも、最後は金子の左アッパーボディのカウンターにカスティノはダウン。苦悶で動けず10カウントとなり。
この試合にて、25歳の金子は、5戦5勝(4KO)となり。25歳のカスティノは、19戦14勝(4KO)5敗となり。
第2試合 S・バンタム級8回戦 福井勝也(帝拳) オー・サンフン(韓国)
福井判定勝ち。
試合は、右ストレート、左フックの差し込み合いにて、福井がほぼ打ち勝ち。6Rも、福井の左右フックボディからの右ストレートにオーの頭は後方に吹っ飛び、いつフィニッシュが訪れるのかの展開。しかし、さすがは韓国のバンタム級王者だけあったか、倒れないオー。7、8Rは逆に、福井の方がきつそうな顔もあった。
この試合にて、27歳の福井は、7戦7勝(5KO)となり。23歳のオーは、12戦8勝(6KO)3敗1分となり。
第1試合 55.0kg契約8回戦 カルーン・ジャルピアンラード(タイ) 内構拳斗(横浜光)
内構判定勝ち。
試合は、取り立てて内構が悪いということはなかったが、カルーンは67戦のキャリアのあったタイ人。内構の左フックボディ、右スイングフックを受けながらも耐えてしまう。また、試合全体を通じて、カルーンは粘り強く左フックのリターン狙い。何度もラッシュした内構も、カルーンは我慢強く倒せず。
この試合にて、24歳の内構は、5戦4勝(1KO)1敗となり。38歳のカルーンは、68戦53勝(27KO)15敗となり。