NTTドコモ Presents WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦 12月26日 東京・有明アリーナ

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世界が格闘技で回ってる

豊洲駅より、ゆりかもめに乗車。席に若いカップルが座っている。「そうかそうか、彼氏が奮発して彼女の分もチケットを買って見に来ているのかな」と思ったら、新豊洲駅で降りねぇでやんの。ボクシング関係ない乗客だった。あいたたたっ、またやってしまった。世界が格闘技で回ってるという幻想。

ちなみに昔、国際展示場駅で降りてディファ有明に向かっている際、視界一杯に人が広がって歩いており、「今日は結構、客がいるのかな」と思って歩いていたら、1人1人と脱落して行き、ディファまで歩き切ったのが自分だけの時もあり。「わいはなんてマイナーな世界に生きてるんだ」と痛感した時あったな。

また、有明アリーナへの道すがら、プチイキり系の兄ちゃん3人組が、談笑しながらタバコをポイ捨てしては歩いている。我々は格闘技が、こういった輩に支えられていることを忘れてはならない。残念だが。リング内ならシメたいところだが路上じゃしょうがない。格闘技から何も学ばない人はたくさんいる。

入場

入場の際のチケットもぎり。「身分証の確認」などの声も挙がっていたが、やはりと言うか「そんなものはない」というのが本日の結論。物理的に不可能なんだよね。かつてONE日本大会の際、念入りな荷物検査をしただけで、両国国技館に入れぬ人で大渋滞が起きた。本人確認など、その倍はかかる。

ちなみに、念のために書いておくと、私は転売を容認するつもりでこれを書いているわけではない。ただ1万人を越える客の身分証確認など、物理的に不可能だという話。だから他の方法を考えるべき。ザ・クロマニヨンズでは電子チケットを他人に譲渡出来ないライブがあった。これはかなり転売防止になったみたい。

「直近だとサザンの茅ヶ崎liveは2万人超えでしたが、・譲渡禁止の電子チケット、・持ち物検査あり、・本人確認あり(免許証等)でした。5万人超えの東京ドームでも同じです。それでも抜け道はあると思いますけど。本気で転売防止する為には、イベント側も観客側も本気にならないといけないんでしょうね」(桑吉氏)

「スタッフの数もかなり増えると思いますし、観客側のマナー・民度も問われると思います。免許証等を事前に手に持って、バッグも自分から開けてとか、協力的じゃないといけません。どちらの負担も増えますが、誰か(どこか)が率先して始めないと。転売ヤーは滅びて然るべき存在ですからね」(桑吉氏)

本日の興行

本日の興行は、20時50分終了。井上尚弥の勝利者インタビュー後、あらかた人のいなくなった場内に、「これから規制退場を始めます」という今年中でも一番くらいにむなしいアナウンスを聞く。誰もいない中で規制退場? でも、大丈夫。帰ろうとした客は出口で詰まっているので。

毎回毎回、有明アリーナに来るたびに思うのだが、出口が1ヶ所しかなく、そこを目指して上から下から人が押し寄せるので、建物の外に出るのが一苦労。何とかならないのか。非常口は別にあるのだろうが、建物内で何かあったら生きて外には出られない気がする。逆にここまで不便な箱、よう作ったなという感じ。

客入りは、満員。所々に空き席はあったかも知れないが、ガチで転売に失敗した席なのではというくらいに埋まっていた。私は55000円の席だったが、みっちり埋まり。ただし、客の出足は鈍い。仕事で泣く泣く武居試合が見られなかったような人と、本当に井上尚弥にしか興味がない人が混在していた印象。

今回のチケット

今回チケットは、堤聖也選手が一瞬ボクシングチケットドットコムさんで募っているのを発見し、そこに頼めた。よって申し訳ないのだが、大橋ジムの抽選枠からは外れたところで確保出来てしまった。なお、チケットは堤選手の名前での発券ではなく「角海老宝石ボクシングジム」であった。

それもあって、まだ個人個人で購入し、それを身分証と付け合わせて確認するまでは出来ないだろうなと読んでいた。実際に、まだそれは行われず。ただし、2万人越えのサザンライブにて、「・譲渡禁止の電子チケット・持ち物検査あり・本人確認あり(免許証等)」をしているとの情報をいただけた。

やはり肝は、「電子チケット、譲渡禁止」なのではないかな。ザ・クロマニヨンズライブも、これがあり電子チケットを受け取った出品者が、購入者に引き渡せない→取引キャンセルという悲鳴が上がっていたので効果は相当にあったと思う。個人名ではないものがある紙チケット中心では転売にかかると思う。

席比率

【席比率】2023年、堤聖也チケット、右側がパンラヤーの空き席。187興行中、136ハジ席(73%)、45空き席(24%)、6中席(3%)。4791→4799(-02,+10)。