MAROOMS presents KNOCK OUT 2023 vol.6 2023年12月09日(土) 後楽園ホール

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目次

第12試合 BLACK 59kg契約 3分3R(延長1R) 龍聖(Team KNOCK OUT/KNOCK OUT-BLACKフェザー級(57.5kg)王者) ファク・スアレス(アルゼンチン/WGPキックボクシング-60kg級王者)

龍聖3RTKO勝ち。

1、2R、スアレスの左右フックも侮れないパワーながら、龍聖はしっかりガードしての攻勢。左ジャブ、ワンツー、右カーフ、左フックボディ、隙を見てのど元への跳びヒザとやりたい放題。そのスムーズなコンボ手数に、やはり龍聖はセンスがあるなと感心。2R終了時には、スアレスはズタボロ化。

3R、何としても倒したい龍聖は、時間との戦いとなり。完全に右カーフが効いていたスアレスだが、精神力で耐えダウンを拒否。それでも龍聖がロープに詰め、右カーフ連打で追い込んだ後、左フックボディからの左ヒザへ。これをアゴに受け、失神したスアレスは弾けるように前のめりにダウン。ストップとなった。

この試合にて、22歳の龍聖は、16戦16勝(11KO)となり。34歳のスアレスは、29戦20勝(7KO)9敗となり。

第11試合 RED スーパーライト級(65kg)(ノンタイトル戦) 3分3R(延長1R)
バズーカ巧樹(菅原道場/KNOCK OUT-REDスーパーライト級王者、元KNOCK OUT-BLACKライト級王者) マルコス・リオス(アルゼンチン/ISKAムエタイ&WBCムエタイ・アルゼンチン・スーパーライト級王者、WKF・BOSCH TOUR・SUPER 8インターナショナル同級王者、WKF南米&アルゼンチン同級王者)

リオス2RTKO勝ち。

試合は、リオスがずんぐりむっくりした体型からは想像もつかない、超絶うまいムエタイスタイルを披露。バズーカもスイッチしながら左ハイなどを蹴りつけたが、リオスは右横ヒジをすべり込ませながら、左縦ヒジ、重い左右フックをまとめる。単なる左右フッカーなのかと思っていたが、人は見た目とは違う。

2R、ここはリオスが一気にたたみかける。必死に食らいつくバズーカを、技ありの至近距離からの右バックハンドブローにて1ダウン目。左フックボディからの左ハイにて2ダウン目。最後はラウンド終了のゴング間際に右ヒジ。これが深く斬れたようで、菅原会長がすぐに傷を見て棄権を申し出た。

この試合にて、23歳のリオスは、76戦72勝(41KO)4敗となり。27歳のバズーカは、43戦29勝(11KO)11敗3分となり。

第10試合 BLACK 女子48kg契約 3分3R(延長1R) ぱんちゃん璃奈(フリー/元KNOCK OUT-BLACK女子ミニマム級(47.5kg)&アトム級(46kg)王者) ケイスリィ・ヴァンス(オーストラリア/ISKAサウスパシィフィック王者、ISKA&WMC豪州王者、AMF・MTL王者)

ぱんちゃん3RKO勝ち。

試合は、スタートから激しいパンチでの乱打戦となったが、アゴが上がりっぱなしのヴァンスに対して、確かなボクシング技術のぱんちゃんがリード。ぱんちゃんのボディへの前蹴りも良く、ヴァンスの疲弊具合はすごし。2Rには「ノーマス」もあるのではの印象。必死にヴァンスは声を出しながら手を出して来る。

その中2R、ぱんちゃんのワンツーにマウスピースをはね飛ばされたヴァンスは、横を向きアピールする中、ぱんちゃんに殴られ1スタンディングダウンあり。3R、ここはもう緩慢なヴァンスを止めるべきと思ったが、最後ぱんちゃんのワンツーに意識を飛ばされゆっくりダウンするところまでやらせる。遅いのでは…。

この試合にて、29歳のぱんちゃんは、16戦16勝(4KO)となり。24歳のヴァンスは、34戦22勝(以下不明)となり。

第9試合 BLACK 56kg契約 3分3R(延長1R) 古木誠也(G-1 TEAM TAKAGI/KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級(55kg)王者) 壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム/元KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級(55kg)王者)

壱判定勝ち。

すごい試合。古木が蹴れば、壱が殴る。試合を見てない人にはサーバルの誤記だと思うだろうが、まさにそういう試合。2Rにはダウンの応酬あり。

試合は、サウスポーの壱に右ハイを蹴りつけて行った古木。この日は蹴り多め。それでも2R、壱をコーナーに詰め左フックの大砲にてダウン奪取の古木。これにて勝負あり感もあったが、ここから壱が細かいワンツー連打にて古木を追い回し。この打ち方が意外なほど古木を苦しめる。

その中、古木のパンチのつなぎ目に壱は右フックカウンター。これに前のめりに1ダウン奪い返された古木。3R、ここは鼻血も流れ、消耗が激しい古木を、壱は左ミドルで腕潰し。必死に古木も右インローは返したが、押される中、壱がワンツー、組みヒザにてまくる。勝利を告げられ壱はその場にかがみ込んだ。

この試合にて、26歳の壱は、34戦24勝(9KO)9敗1分となり。27歳の古木は、10戦7勝(6KO)2敗となり。

第8試合 RED 61kg契約 3分3R(延長1R) 久井大夢(たいむ)(TEAM TAIMU/KNOCK OUT-BLACKライト級(62.5kg)王者、元KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級(60kg)王者) トンミーチャイ・FELLOW GYM(タイ/FELLOW GYM/元タイ国イサーン地区バンタム級王者)

久井判定勝ち。

試合は、サウスポーの久井が左インローを軸に、トンミーチャイを下から崩す流れ。トンミーチャイもすかしたりもしたが、久井の蹴りを細かくもらう内にネガティブな動き。瞬間の組みでは回すヒザを当てたがそこまで。久井も蹴りからパンチにつなぎたかったが、そこまでは行けず。僅差の判定勝ちへ。

この試合にて、18歳の久井は、8戦7勝(3KO)1敗となり。28歳のトンミーチャイは、67戦41勝(7KO)23敗3分となり。

第7試合 UNLIMITED クルーザー級(90kg) 3分3R(延長1R) 三上ヘンリー大智(格闘DREAMERS) パトリック・ケンソン(カメルーン)

三上初回TKO勝ち。

試合は、動きが固く左右フックくらいのケンソンに対して、頭1つ以上大きい三上が右ローを飛ばしながら、組みヒザへ。その中、三上が倒れたケンソンにパウンドもあり。スタンドに戻ると、三上は左フックにてケンソンをダウンさせ、上からの鉄槌を集めたところでストップへ。MMA的な内容となった。

この試合にて、27歳の三上は、UNLIMITED1戦1勝(1KO)、キック4戦4勝(4KO)、MMA4戦3勝1敗となり。43歳のケンソンは、UNLIMITED1戦1敗となり。

第6試合 BLACK 59kg契約 3分3R(延長1R) 栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/元大和フェザー級王者) 下地奏人(かなと)(RIOT GYM)

栗秋の不戦勝。下地が前日計量にて3・55kgオーバーにて中止。

第5試合 BLACK スーパーバンタム級(55kg) 3分3R(延長1R) 森岡悠樹(北流会君津ジム/スック・ワンキントーン・スーパーバンタム級王者) 鈴木貫太(ONE’S GOAL)

森岡判定勝ち。

試合は、鈴木の強烈な右カーフが恐かったが、内容的には森岡の独壇場。左ジャブ、ワンツー、左フック、右テンカオ、右ローが、鈴木にこれでもかと当たる。しかし、鈴木は倒れない。根性というのは簡単たが、これは鈴木の頑張りを誉めるべき。倒したかった森岡は、試合終了のゴングで天をあおいだ。

この試合にて、29歳の森岡は、25戦15勝(8KO)9敗1分となり。27歳の鈴木は、15戦6勝8敗1分となり。

第4試合 BLACK バンタム級(53.5kg) 3分3R(延長1R) 工藤“red”玲央(TEAM TEPPEN) 前田翔太(ウィラサクレック・フェアテックス三ノ輪)

前田判定勝ち。

試合は、前田が前進する工藤を、右ローで、左ミドルでと、蹴って、蹴って、蹴って、蹴ってという展開。工藤もさすがのタフネスにてケロリとはしており、あくまで左右フックの振り回しに来て、終盤は前田も手を焼き気味。しかし、パンチにクリーンヒットはなし。そうなるとあれだけ蹴ればポイントも入る。

この試合にて、28歳の前田は、8戦4勝4敗となり。36歳の工藤は、32戦12勝(8KO)15敗5分となり。

第3試合 BLACK スーパーフライ級(52kg) 3分3R(延長1R) 柿﨑瑠(クロスポイント大泉) 井ノ本航希(LAILAPS東京北星ジム)

柿﨑判定勝ち。

試合は、柿﨑が強い強い。これがまだグリーンボーイだから困っちゃう。井ノ本もタフでパンチを最後まで振るったが、柿﨑に右カーフ、左ミドル、左ハイ、ワンツー、跳びヒザを高速で回される。2Rには、ガードのインより柿﨑が左ハイを蹴り上げ、井ノ本に1ダウンあり。ものすごい打撃音が響き渡っていた。

この試合にて、18歳の柿﨑は、5戦5勝(2KO)となり。23歳の井ノ本は、7戦3勝3敗1分となり。

第2試合 BLACK フェザー級(57.5kg) 3分3R(延長1R) 雅治(レンジャージム) 利根川仁(Realiser STUDIO)

利根川判定勝ち。

初回、雅治の右ロー、右ストレートがいいタッチも、それを上回る利根川のワンツーの長さ、左フックの鋭さ。すぐに利根川がリターンの右ストレートをねじ込み、雅治を尻餅つかす1ダウン奪取。その後、両者は見合いも増えたが、3Rは再び利根川の左ジャブ、右ストレートが優位に立つ。利根川、いいパンチだ。

この試合にて、20歳の利根川は、3戦3勝となり。20歳の雅治は、7戦4勝(4KO)3敗となり。

第1試合 BLACK スーパーフェザー級(60kg) 3分3R アックス斧田(KIBAマーシャルアーツクラブ) 小森玲哉(ONE’S GOAL)

小森2RTKO勝ち。

試合は、左右ミドル、左テンカオという典型的な蹴りの選手、小森と、左右フックでの前進というパンチの選手、斧田の顔合わせ。小森の蹴りは重たく、ミドル、ヒザをもらい、初回から分の悪かった斧田。2R、ここも小森が斧田を追い、右フックをインから当て1ダウン奪取。ダメージ深い斧田は動けずストップへ。

この試合にて、27歳の小森は、6戦6勝(2KO)となり。34歳の斧田は、9戦3勝(3KO)6敗となり。

プレリミナリーファイト BLACK バンタム級(53.5kg) 3分3R 川野龍輝(クロスポイント吉祥寺) 馬上一樹(G1 TEAM TAKAGI)

川野初回KO勝ち。

初回、両者右ローよりスタートも、しばらくすると川野の左右フック上下まとめが良い。川野は強烈な左ミドルを当ててから、左フックにて馬上より1ダウン奪取。立つも、川野の左右フックに青息吐息にて馬上は2ダウン目。ここでストップへ。川野が強かったわけだが、やや馬上にはタフネスも足りなかった印象。

この試合にて、17歳の川野は、1戦1勝(1KO)となり。37歳の馬上は、1戦1敗となり。