ONE 1.28 有明アリーナ

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会場時間前から、入場列はみっちり。手荷物検査、金属探知機での検査があるとのこと。ONEらしい。さすがに、「メガ興行」の雰囲気は作って来るONE。

一部、情報が錯綜していたが、今日のONEはリングだ。やった。#4本ロープ至上主義者(実際はMMA用に5本ロープだったけど)

で、イスについてたこれ、何? 光るの? やっぱり光るんだけど、運営にコントロールみたい。

那須川天心が有明アリーナでボクシング試合をする時、「チケット売り切れないの?」とかなり叩かれたが、武尊は特に叩かれていないように思うのは人徳の差?(真面目な話、天心アンチが今かなりいるんだろうね)

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目次

本日の興行

本日の興行は、21時45分終了。相変わらず出口前で詰まる中、牛歩にて戸外へ。家に着いたのは0時近かったが、気分的には相当に上気していた。これがメインの結果が逆だったら、気分は全然違っていたのだろうなと思う。武尊ファンの人達は、相当につらい帰路だったのだろうなと思いやった。

なお、THE MATCHの時には武尊の相手は天心ゆえ、東京ドームは応援が二分されていたと思うが、この日はほぼ会場内は武尊応援のみ。スーパーレックは生け贄の羊かという出迎えられ方だった。そんな中、よくぞあのピンチを乗り越え戦い切ったものだと感心。子どもの時から戦いで生きて来てるだけはある。

この場内の雰囲気は、配信ではどこまで伝わったか分からない。武尊入場の際には、各所より振り絞るような応援の絶叫が上がった。まさに字義通りの宗教的な空間だったと思う。終わってスーパーレックの戦い方を賞賛していたら、「やめな。ブスッとやられたらどうするの」とパンラヤーにたしなめられた…。

客入り

客入りは、ほぼ満員。一部、空席がないわけではなかったが、あれだけみっちりと入ったことには、改めて武尊の集客力のすごさに感心。なお、場内の4分の1は入場花道に潰す使い方も、有明アリーナをここまでONEが埋めて来るとは正直思わなかった。もちろん客は、メインを見ずに帰ることもなかった。

ちなみに、私の周りの席では、唯一と言っていいくらいの例外もいて、秋山成勲VSニキー・ホルツケン戦の後、席を立ちそのまま戻って来なかったカップルがあり。秋山選手にしか興味のないファンの可能性もあるが、普通に考えると帰りの電車に泣く泣く帰った人達だよね。17時始まりと思わないものね。

スーパーレック・ギャットムーカオVS武尊について。【試合予想編】

私は試合予想というものはしない。「ほら、私の予想通りだろう」ということを誇るようなアカウントでもないし、バッティングでのカットや途中からの拳のケガなど、試合では何が起こるかは分からない。結果は「シュレディンガーの猫状態」と言っているが、勝ちと負けが重なり合った状態で存在している。

それでもザックリとどんぶり勘定にて、「普通に考えたら勝つのは○○」というくらいのものは考える。例えば、天心VS武尊は、「普通に考えたら」私は「9ー1」で天心だと思った。パンチの当て勘、避け勘、スピード、テクニック、天心はサウスポー等々、10回やれば武尊は勝てて1回かなの感触。

ただしこれ、正直に言えば、本当は「19ー1」くらいには確信していたのだが、日が近づくにつれ武尊ファンの「絶対に勝つ」の念が強く、私には不安がむくむくと沸き起こった。確かに実力的には「19ー1」でも、今回ばかりはその「1」が起こる時なのでは? そんな非科学的な気持ちに引っ張られた。

そんな心の弱まりもあり、THE MATCH直前に収録した細田昌志さんのインターネットラジオでは、勝敗予想をひよって「7ー3」なんて言ってしまった。もっと大胆に行けば良かったが、それだけ未来のことを断言するのは難しいものだ。ハズれた時の赤っ恥ぶりを覚悟せねばもあるしね。

それはともかく、今回のスーパーレックVS武尊だが、私もスーパーレックのONEルンピニー試合をつぶさに見てはいないのだが、「普通に考えて」どちらが勝つかと言われれば、「そりゃスーパーレックでしょ」と思った。「8ー2」か「7ー3」か。そのくらいの分はあるのではないかと。

何がそう思わせるのかと言えば、私は武尊が軍司とエキシをした時、あまりにパンチを被弾した印象が強いためだった(2022年2月)。そこに来て、ずっと続けているK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTでの激し過ぎるスパーリング。その中で「あえて殴らせて脳を慣れさせる」という理論にもあった。

ただし、周りのファンアカウントからは、天心戦以上の「勝てる」の強い念に、再び私は疑心暗鬼となり。武尊本人のみならず、あまりにもファンアカウントの勝ち予想に、「もしかしてスーパーレックはかなり不利なのか?」とまで思い出した。そもそも体重が作れるのかの話もあったわけだが…。

そんなこんなで、スーパーレックが計量パス。本当に安堵に胸をなで下ろすと共に、武尊のバキバキな体に再び不安となり。3Rではなく5Rなことが、「武尊の右カーフ、テンカオが削る」の論調があり、私の不安は去らず。その後、名高選手や梅野選手のスーパーレック有利説を知ったが安堵は出来ず。

何故に私の「普通に考えれば」を信用し切れないのかと言えば、過去に大ハズレもあるからなんだよね。代表的なところでは、デラホーヤVSパッキャオ。私は「普通に考えれば」デラホーヤの勝ちだと思った。また、武尊試合ではヨーキッサダー・ユッタチョンブリーが、あんな風にKOされたショックもあった。

そういった諸々の要因の中、あまりにもの武尊ファンの応援絶叫の声に包まれ、この空気はきついと絶望した。その時の私のシュレディンガー猫は、「5・5ー4・5」にてスーパーレック有利(「ワールドボクシング」かって言うの)、そのくらいに追い詰められて見た精神状態だったことを告白する。

スーパーレック・ギャットムーカオVS武尊について。【試合内容編】

試合は、私はスーパーレックの右ストレートが、武尊の左右フックよりインを突いて上回ると見ていた。右ミドル、ハイを蹴りつける中、武尊より遠い距離でスーパーレックはボクシングが出来るのではないか予想。5Rゆえ、武尊の右カーフが効いてしまえば、それは武尊が強かったのだと思おうとの気持ち。

そんな気持ちで見た初回、予想以上によくスーパーレックはローを避ける。さらには、スーパーレックの方が強烈な右ローを返して行くではないか。ポーカーフェイスながらも武尊にはダメージがあった様子。この攻め口には驚いた。(勝敗予想は仮に当たっていても、中身が丸っきり違えば、実質ハズレに近いよね)

1、2Rと、いい流れを作れたスーパーレックだったが、3Rに武尊の死に物狂いの左右フック上下を浴びてダウン寸前。後からVTRを見ると、ガードで丸まりながらもスーパーレックは武尊をよく見ていたが、会場では「こりゃ、スーパーレックはもたないな…」というやられ方に見えた。

しかし4R、ここも行くと思わた武尊の動きが止まる。スーパーレックの右ローに、最早気力で立ち続けているダメージ具合。ここで思ったのは、「新生K-1ルール(3R制)の申し子・武尊への5R制試合の復讐」だ。あくまでも「後づけ理論」だが、私は試合中にそんなことを感じた。

私は一貫して主張しているように、キックボクシングにおける「最良のルール」(「最強」ではないことに注意)は、3分5R、ヒジ・ヒザありの純キックルールだと思っている。しかし、旧K-1の業界平定以来、ヒジなし試合の3R制文化も認めてはいる。実際、割合としては今はこちらがスタンダード。

それでも時代は揺り戻すというか、天心VS武尊でも再燃したが「5Rで見たかった」という声は、新生ファンからも上がるようになって来た。その中、RISEやGLORYはタイトルマッチにて5R制を採用。今回のONEキックも5Rのタイトルマッチだったが、結果的にこれが私の長年の思いを発露させる装置となり。

私は、師匠である長江館長より言われた1つの言葉を大事にしている。曰く「キックボクシングで本当の人間的な強さが出るのは4Rから」という言葉。たまたまとはいえ勝負の4Rに、ムエタイという5R世界で育ったスーパーレックの死力を振り絞ったテクニックが、武尊に競り勝つ様を見ることが出来た。

間違えて欲しくないのは、武尊は3R制のスーパーアスリートだ。それは間違いない。ただ今回が3R制で、振り分け採点で29ー28にてスーパーレック勝ちになったなら、おそらく武尊信者は「試合内容的に勝ったのは武尊だ」と言っただろう。しかし、今回は「その先」が見られた。そこが大事だった。

今回は、私がKrush旗揚げ時から言っている、キックボクシングの「ボクシングキック化」。つまりは3R制ゆえ、ローをカットするよりも、もらっても我慢してパンチで行くスタイル。その「大きなツケ」を武尊は払ったようにも見えた。武尊ファンには一番言われたくない言葉だろうが…。

もちろん結果論なので、3Rによりいい腹打ちをもらいスーパーレックがKO負け、武尊の方法論が全肯定された世界線もあった。ただ少なくとも今回、私がずっとヒザカットにルーズなKrush文化に否定的だった思いを、ディフェンス重視なムエタイ文化育ちのスーパーレックが破って見せた意味は大きい。

余談1。私が武尊を3R制のスーパーアスリートと言うように、BreakingDownを特に見たりはしない私が頭からくささないのは、こちらも歴史を持てば1分制のスーパーアスリートが出る可能性はあるため。ただその人は3分3RのK-1ルールで勝てるかは別問題。そうやって回る回るよ、時代は回る。

余談2。現行の新生K-1ルールは、Krush旗揚げ時に比べて、単純な「ボクシングキック」からの脱却は図られているとは思える。それは主にMMA試合からの輸入品だが、カーフキックという一種の「発明」が、競技の在り方の根幹を揺るがしているためだと思う。

余談3。私はまだ実家に届いて手には取れていない「ゴング格闘技」誌にて、佐藤孝也氏が「スーパーレックは右ローにて攻めて来るはず」と分析してるの? すげぇ。これぞプロの分析。中々出来るものではない。なお、サーバルはムエタイの質問がしたいので、佐藤会長とお茶したいです。誰か伝えて。

そんなこんなで、スーパーレックVS武尊は、見る人によってポイントは違うにせよ、サーバルの競技的な視点で言うと、3R制の申し子を5R制育ちの選手が、押さえ込んだ試合だったかなと。ずっとヒザカット問題は言われ続けていたにせよ、本質的に体の強い武尊を誰もつかまえられずにここまで来たわけだよね。

なお、上から目線で書きましたが、試合は当人しか分からない状況は多々あり。1、2R、武尊が3Rのように暴れなかったのは、「スーパーレックがうま過ぎて出来なかった」のか、「あえて3Rから行くためにセーブしていた(5R制を見越して)」なのかとかね。これは私には分からない。

そういう面もあり、サーバルの見方も「結果論から紐解く、あくまでも1つの見方」として、とらえていただければ幸い。ともかく、私には大変に多くの示唆を与えてくれた好試合だったことは確か。本当に純粋武尊ファンの方々には申し訳ないのだが、試合内容から試合結果まで最高の一戦だった。

「『サーバルさんは鋭いから怖いなぁ』と佐藤会長が申しておりますが‥‥。で、いつお茶しましょうか笑」(kingmuayなかのひと)

席比率

【席比率】2024年、楽天チケット、ハジ席。10興行中、8ハジ席(80%)、1空き席(10%)、1中席(10%)。4850→4853(-03,+06)。

第11試合 ONEキック・フライ級(61.2kg)チャンピオンシップ 3分5R スーパーレック・ギャットムーカオ(タイ/ギャットムーカオジム/王者、ONEムエタイ同級1位、元ルンピニー認定スーパーフライ級&バンタム級王者) 武尊(team VASILEUS/挑戦者、ISKA K-1ルール世界ライト級王者、KGPライト級王者、元K-1スーパー・フェザー級・フェザー級・スーパー・バンタム級王者、元Krushフェザー級王者)

スーパーレック判定勝ち。王座防衛。

ふぉぉぉぉ~~~~~~~~~~っ。ONEの謎判定あるからなぁ。スーパーレック、良かったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。武尊、予想の数倍強かったぁぁぁぁぁぁ。スーパーレック、良くかったよぉぉぉぉぉぉ。武尊もすごいよぉぉぉぉ。サーバルは激しく感動~~~~~~~~~っ。

初回、アップライトに構えてじっくりと出たスーパーレック。武尊の右ローは腰を引いてすかしいいスタート。武尊の右カーフはスネカット。スーパーレックの右ローが武尊の左太ももに何発も強烈に当たり、右ハイへのいい布石になっているのではという出足。静かな中、ラウンド終了。

2R、武尊はもらいつつワンツーにて出るが、スーパーレックはよく見切り、ワンツーからの右ロー集め。スーパーレックの足の指が引っかかったものか、武尊のトランクスは前側が切れてしまう。武尊は肉を切らせて骨を絶つ戦法に来るしかないのだろうが、さすがにタフではある。

3R、ここで武尊が一気に左右フックボディ、右テンカオで出ると、スーパーレックは完全に丸まり陥落寸前。武尊はディフェンスはいまいちもこれがあるから恐い。理屈抜きの圧殺。スーパーレックは青息吐息も、右ストレート、右ハイを合わせようとするなどギリギリ見てはいる。よく耐えたなという恐怖の3分間。

4R、ここで命を削る練習ぶりの武尊が、3Rと同じ暴れ方をするのではないかと恐れたが、さすがに彼も人間だったか。そうなるとスーパーレックのフェイントからの左テンカオ、右ロー、腹への前蹴りが武尊を削る削る。スーパーレック、うまい、うま過ぎるよ。武尊は右ローをもらい過ぎたツケもあったか。

5R、スーパーレックは右ハイを蹴りつけながら、前蹴りボディにて武尊に尻餅をつかせるなどさばくボクシングへ。武尊もたまにワンツーは当てたが、下がるスーパーレックを効かせるまでは行けず。適宜、左テンカオも入れながらスーパーレックがゴールへ。終われば武尊のズタボロぶりが勝敗を語っていた。

第10試合 ONEサブミッショングラップリング・ライト級(77.1kg)チャンピオンシップ 10分1R ケイド・ルオトロ(米国/Atos/王者) トミー・ランガカー(ノルウェー/Wulfing Academy/挑戦者)

ルオトロ判定勝ち。王座防衛。

セミファイナルに、謎のグラップリングマッチ。箸休め的なトイレタイム?(失礼)と思ったが、回転体運動に場内大きくどよめく(実際にトイレに立った周りの客はいたけどね)。よく分からない人間同士の知恵の輪的な絡み合いとなっていたな。

第9試合 MMA ライト級(77.1kg) 5分3R 青木真也(フリー/元王者) ジョン・リネカー(米国/ONEバンタム級1位)

青木初回一本勝ち。

青木の相手、セージ・ノースカットが、セコンドが急遽帰国したために欠場。興行中にそれが発表される。初回、代打のリネカーはかなり体が小さかったが、青木はかまわずタックルよりグランドへ。上からのパウンド、ヒジを叩き込んでいた青木が、バックよりチョークにてタップアウト勝ちへ。

第8試合 特別ルール 187.25ポンド(84.94kg)契約 3分3R 秋山成勲(チームクラウド) ニキー・ホルツケン(オランダ/チーム・ホルツケン・ヘルモン/元GLORYウェルター級(77kg)王者)

ホルツケン初回TKO勝ち。

オープンフィンガーグローブを着用し、1R目はボクシング、2R目はムエタイ、3R目はMMAで争われる。決着はKOまたは一本のみで、時間切れの場合はドローとなる。

初回、秋山と通常のMMA試合をやらせてもという考えだったのだろうが、普通に考えると秋山には厳しいルール。ホルツケンはボクシングでも世界ランカーレベルだったわけだし…。ホルツケンは左フックにて1ダウン奪取。左フックボディよりの右ストレートにて2ダウン目でストップ。秋山は目が飛んでいた…。

第7試合 キック 156.5ポンド(70.99kg)契約 3分3R マラット・グレゴリアン(アルメニア/ヘマーズジム/フェザー級(70.3kg)2位、元K-1スーパー・ウェルター級(70kg)王者、元GLORYライト級(70kg)王者) シッティチャイ・シッソンピーノン(タイ/シッソンピーノンジム/フェザー級(70.3kg)3位、ONEムエタイ同級2位、元GLORYライト級王者、元ルンピニー認定ウェルター級王者)

グレゴリアン3RKO勝ち。

初回、サウスポーのシッティチャイがうまいうまい。左奥足ローを散らしながら、ワンツー、左テンカオ。このままグレゴリアンを黙らせるのではの勢い。しかし2R、グレゴリアンが前に出ると、やはりワンツーなどパワーがすごし。またこれは反則も組んでのヒザをアゴに入れシッティチャイはダウン…。

レフェリーは、シッティチャイを立たせノーダウンのゼスチャー。しかし、グレゴリアンには減点等はなく、シッティチャイへ追加の休憩時間もなし。3R、シッティチャイも回り込みながらワンツーにて対抗も、グレゴリアンの右テンカオからの左フックボディにダウン。動けずに10カウントへ。

第6試合 MMA フェザー級(70.3kg) 5分3R ゲイリー・トノン(米国/イヴォルブMMA/チーム・ヘンゾ・グレイシー/1位) マーティン・ニューイェン(オーストラリア/ベトナム/キルクリフFC/3位)

トノン初回一本勝ち。

初回、テイクダウンよりグランドにて圧倒したトノン。ニューイェンのバックについて、手を差し合う攻防の中、トノンはチョークを取り切りタップアウト勝ち。

第5試合 MMA 女子アトム級(52.2kg) 5分3R 平田樹(フリー) 三浦彩佳(TRIBE TOKYO MMA)

三浦判定勝ち。

試合は、徹底的に平田をコーナーに押し込み、三浦がコツコツとパウンド漬け。平田は頭部へのヒザやヒジテツの1発のパワーはあったが、打つ形に入らせてもらえず良さを潰された。

第4試合 MMA フライ級(61.2kg) 5分3R ダニー・キンガット(フィリピン/チーム・ラカイ/2位) 若松佑弥(TRIBE TOKYO MMA/4位)

若松判定勝ち。

試合は、序盤はグランドでキンガットが良く見えたが、若松の下になってもめくる体のバネがすごい。徐々に若松が上やバックを取り、パウンドで上回った。

第3試合 キック ヘビー級 3分3R ラーデ・オパチッチ(セルビア/KBKSチーム) イラジ・アジズプール(イラン)

オパチッチ判定勝ち。

試合は、要所でアジズプールも左右フックにて突っかけたが、長身のオパチッチがうまかった。左三日月、左ミドル、左ハイと、丁寧に蹴りで試合を作って行く。後半になるにつれ、オパチッチは左フック、右ストレートのカウンターをアジズプールの入りに合わせる。オパチッチは、軽量級みたいなテクニシャンだな。

第2試合 MMA ストロー級(56.7kg) 5分3R ボカン・マスンヤネ(南アフリカ/Coach Quan University/2位) 山北渓人(リバーサルジム新宿Me,We/元パンクラス・ストロー級王者)

マスンヤネ判定勝ち。

試合は、下から山北が三角を狙うシーンが何度かあったが、採点的には評価はいまいちだったのか。グランドで上が多かったマスンヤネの判定勝ちへ。

第1試合 MMA ストロー級(56.7kg) 5分3R 箕輪ひろば(STF/3位、元修斗世界ストロー級王者) グスタボ・バラート(キューバ/アメリカン・トップチーム/4位)

バラート判定勝ち。

試合は、短躯のサウスポー、バラートが2ー1の判定勝ちも、1R5分もあり、ロープ際で組み合ってレスリングで膠着したり、2R箕輪がローブローをもらい苦悶している時間が長く挟まると、どちらが優勢か分かりづらくなるな。3Rは、箕輪がはっきりとスタンドで打ち勝っていたとは思うが。

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