ダイヤモンドグローブ 2023年12月12日(火) 後楽園ホール

第8試合 日本S・ライト級タイトルマッチ10回戦 藤田炎村(三迫) 関根翔馬(ワタナベ)

藤田4RTKO勝ち。王座防衛。

初回、関根が積極的に出て、左フック、右ストレートを藤田に当てて行く驚きのスタート。押された藤田だが左ジャブを当てて対抗。「これでペースが藤田に…」と思う間もなく関根が打ち込み返し。よく研究しているのか、関根の先打ちが藤田を押さえている。しかし、ラスト藤田は右クロス。関根やや効いたか。

2R、やはり関根の左右フックボディ、ワンツーの当たりが良い。とにかく藤田対策にやって来たことが、ズバリはまっている感じ。藤田も右ストレートをねじ込みダメージは与えるのだが、ペースを引き寄せているとまでは言えず。藤田のもらい方次第で、関根が一気に詰めに来そうな雰囲気もあり。

そして3R、関根の素直に伸ばす左ジャブ、ワンツーをもらい、後手に回る藤田。非常に嫌な雰囲気。しかししかし、ここで藤田が急襲し、野性的な左右フックをビッグヒット。関根より1ダウン奪取。やっと藤田劇場の幕開け。4R、苦しい関根を追い、藤田は右フックにて2ダウン追加。場内狂乱の中、ストップ。

この試合にて、28歳の藤田は、13戦12勝(10KO)1敗となり。37歳の関根は、16戦6勝(2KO)8敗2分となり。

第7試合 フライ級8回戦 ルオ・チェンハオ(中国) 永田丈晶(協栄)

ルオ判定勝ち。

2ー1にてルオが勝ったからホッとしたが、ジャッジ1者が79ー73にて永田支持だと? おいっ、誰だこのスコア。永田は全く悪くない。まだ日本ボクシング界のジャッジの中に、昭和を生きてる者がいるな。やめてくれ、国籍関係なくこんな素晴らしい試合を前にして。もう少し真面目にやってくれ。

サウスポー同士。ルオはじっくりと構えて手数は少なかったが、しばらくすると実力者だと分かる。初回、終了ゴングが鳴る寸前、ルオがワンツー連打を永田に釣瓶打ち。永田は効かされた上に、レフェリーがゴングの音が聞こえず、少し余計に殴られて終了。いきなり永田がダメージを負うスタート。

2Rも同様、終了間際にルオは一暴れするタイプらしく、永田はもらってしまう。ルオは左ストレートの当て勘が素晴らしい。連打もまとめる時に一気に出るタイプのようで、永田の前進をよく見てボクシング。3R以降、永田も細かいボディからの手数で前には出たが、ガードで守られ被弾は続く。

試合は、中盤からはルオも攻め控えがあり。永田が少しずつ持ち直しては来る。ただし、前半4Rで、私が永田のラウンドと感じたのは3Rのみ。つまりは5R以降、4Rすべてを取らないと永田の勝ち目はない計算。5、6Rは頑張った永田だったが、ルオも落ち切るまでは行かず。

7Rには再び強い左ストレートを、永田にねじ込んだルオ。8Rにはより攻勢を強め、左ストレート、右フックを永田に集めて試合終了。私は永田は取れて3Rの感触でルオの勝ちに見えたが、あるとすれば4Rを振りドロー。そしたら(おそらく)初回以外、すべて永田に付けるジャッジが登場。誤審レベルでは?

この試合にて、29歳のルオは、9戦7勝(4KO)1敗1分となり。26歳の永田は、7戦5勝2敗となり。

第6試合 116P契約8回戦 山口仁也(三迫) リカルド・・スエノ(フィリピン)

山口判定勝ち。

試合は、サウスポーの山口がコンパクトなボクシングで圧勝。右フック、左アッパーにてスエノの腹打ち。最後まで行かない雰囲気も、腹が効きながらスエノもよく耐え、たまに重い左右フックをまとめたりもあり。ただし、8Rには倒されないことを主点に、ランニング状態のスエノ。山口は倒したかっただろうな。

この試合にて、24歳の山口は、4戦4勝(2KO)となり。29歳のスエノは、25戦12勝(5KO)9敗4分となり。

第5試合 ウェルター級6回戦 濱野秀平(E&Jカシアス) 磯谷大心(輪島功一スポーツ)

磯谷3RTKO勝ち。

試合は、長身磯谷の距離に、飛び込む機会をうかがう濱野。その中3R、ワンツーを受け出し、危うくなって来た濱野。しかし、濱野の右フックを受けると、完全に効いてしまった磯谷。磯谷にはこれがある。一気に元気が出た濱野だが、磯谷のソリッドな右ストレート、左フックに痛烈に2ダウン。逆転TKO負けへ。

この試合にて、22歳の磯谷は、8戦5勝(5KO)3敗となり。31歳の濱野は、11戦4勝(3KO)7敗となり。

第4試合 S・フライ級4回戦 井上稜介(ONE・TWOスポーツ) 齋藤暸(KG大和)

井上判定勝ち。

試合は、齋藤も離れているとパンチの見切り力を見せてはいたが、接近戦となり井上がジワジワと上回り。井上は印象的な右ストレートをコンスタントに当て。特に2Rに当てたものは、齋藤はロープに腰砕けとなり尻餅へ。ダウンにも取れたスリップ。齋藤のアタックもハードながらも、井上が優勢を守り試合終了。

この試合にて、28歳の井上は、7戦4勝(1KO)2敗1分となり。25歳の齋藤は、5戦3勝(2KO)1敗1分となり。

第3試合 58.0kg契約4回戦 北本慶伍(三迫) 西澤翔太(M.T)

北本2RKO勝ち。

初回、サウスポーの西澤に対して、長身の北本が長い右ストレートにて1ダウン奪取。ただし、その後は狙い過ぎたか、やや停滞。そうする内2Rには、西澤もたまにワンツーにて出る。このまま長引くかなと思った瞬間、北本は右ストレートにて唐突に2ダウン目奪取。西澤は立つもグラグラにて10カウントへ。

この試合にて、26歳の北本は、1戦1勝(1KO)となり。24歳の西澤は、1戦1敗となり。

第2試合 バンタム級4回戦 柳修平(三迫) 佐藤誠市(角海老宝石)

柳判定勝ち。

試合は、柳の攻勢でスタートも、初回最後の打ち合いにて、右ストレートからの左フックで佐藤が1ダウン奪取。ただし、ここから柳の追い上げが見事だった。残り3R、柳が攻めに攻め佐藤をボコボコ状態へ。唯一、3Rに一瞬佐藤が暴れて柳を棒立ちにさせたくらい。やはり採点は際どく柳の2ー1で出た。

この試合にて、20歳の柳は、1戦1勝となり。20歳の佐藤は、1戦1敗となり。

第1試合 ライト級4回戦 エクセル・ジェー ムス・ジュニア(DANGAN越谷) 伊藤祐太(マナベ)

伊藤初回TKO勝ち。

マッチョなエクセルに負けないマッチョぶりだった伊藤。試合は初回、両者いきなり頭をつけての左右フックでガチガチの打ち合いへ。まず右フックにて伊藤の体を泳がせたのはエクセル。しかしその後、伊藤のワンツーにたたらを踏んだエクセル。効いていてここを伊藤は打ち込みの暴風にて飲みストップへ。

この試合にて、26歳の伊藤は、4戦3勝(2KO)1分となり。28歳のエクセルは、3戦2勝1敗となり。