SHOOT BOXING 2024 act.4 2024年8月17日(土)後楽園ホール

PR
U-NEXT

ギャラリー戦線異状なし。台風過ぎたら、あちーっ、あちーっよ。

本日の興行は、20時50分終了。例によってスクランブル渋谷のプチ門番・木村さんと見ていたのだけど、ただただ東京ドームの「2024 aespa LIVE TOUR – SYNK : Parallel Line – inTOKYO DOME -Special Edition-」とバッティングしないことを祈るのみ。結果逃げ切り成功、そそくさと退散。

客入りは、6割くらいか。リングサイド周りはよく入っていたが、南側席に毎回人がいないSB興行。かつて海人VSペットモラコットパート1が満員でなかった衝撃を書いたが、SBには6割の壁があると思う。海人、笠原兄弟、山田ツインズ、MISAKIなどを並べても、この6割の壁が中々越えられない。

当日券は、20500円、15500円席は売り切れも、10500円、7500円席はあり。繰り返しになるが、SBはいかに南側席のオレンジ色を塗り潰せるのかが課題。カードは悪くない、固定客もいる。外に開いて行くのが難しいんだよね。(全団体共通の悩み)

PR

目次

海人VSドラゴミール・ペトロフについて。

この試合、海人がペトロフの軸足を刈ってのこかしにてTKO勝ち。おかしかったのは、試合後にTEAM F.O.Dの中の人が記録員さんに対して、「すみません。誤りがあるので訂正させて頂きます。あれは投げではありません。崩しの一つです。海人は投げません!よろしくお願いします」と言っていたこと。

海人が現在GLORYに挑戦していることは分かるし、SB試合でも「投げを封印してるな」という戦い方をしているのも分かる。ただし、ここまでかたくなに「海人は投げません!」と投げでのKOを「不名誉」的なニュアンスにて語ってしまうと、本来SB選手としては看板を否定してやしないか。

また、試合後には和田レフェリーがマイクにて、「シュートボクシングは投げがあるので、投げで立てなかったらダウンとなります」と説明。場内に説明することは必要だが、先日の与座VS中村寛戦での騒動もあり、やや神経質になり過ぎてると感じた私の見方はうがち過ぎだったろうか。

ちなみに、私はシュートボクシング云々は置いておいても、あのこかしで腰を痛めたペトロフは、キックボクシング試合でもダウンだと感じた。過去にもきれいに軸足を刈られ、頭からキャンバスに突っ込んだ選手のKO負けもあった。後頭部を打ちつけるのさえも「こかされた選手が悪い」の感覚。

ただし、この辺りも実はキックボクシングルールが曖昧に運用している部分にも思える。何か起こらないと問題視されないのだろうが整備を望む。余談ながら、中村寛がNCとなった試合、最初倒れ込んだ際に肩が外れたのではとドクターチェックとなった。これもグレーゾーンでダウンを取る人もいるのではと思った。

本日のええ写真

本日の「ええ写真撮れたでぇ~」は、海人。苦悶のペトロフを介抱しようとしていたが、勝利者マイクにもあったように本当に本人も物足りなかっただろうな。ペトロフも過剰な演技とは言わないが、「うーん」と思ってしまったのが正直なところ。

次点は、笠原友希。笠原の強さは間違いないが、ムエタイぼんやり層の私からすると、「元ルンピニースタジアム4階級王者」をあてがわれても、笠原の強さにピンと来ないことは確か。贅沢過ぎる時代になったものだが、他団体の日本人王者達との絡みを見たい。

シーザータイムあり。シーザーさんへの客席からの声援の飛び方は、最近「歌舞伎か」というくらい様式美となって来た。伊原会長もトップロープを飛ばなくなり、石井館長はプロ興行より退き、佐山さんは体を悪くした。その中、シーザーさんだけは、いよいよシーザータイムを望まれる存在に肥大化中に思える。

この日が69歳の誕生日だったというシーザーさん。山田ツインズがSBガールズを呼び込みお祝いを述べていたが、最終的に言い出しっぺのツインズがコーナーに押しやられ若干困った感じになっていたのが面白かった。

伊藤要VS奥田啓介について。

途中まで奥田初白星かという流れも、最終的には2R負傷ドロー。奥田は大の字に、伊藤は正座をしてガックリうなだれ。奥田はパフォーマンスだという雰囲気はありありも、和田レフェリーを突き飛ばしもありも、最後はシーザーさんに正座で礼。まぁ、キャラで許されてるか。

樋沼朝光VS東修平について。

SBはオープンフィンガーグローブを導入したことで、思わぬ鉱脈を掘り起こしたのではないかの思い。立ち技としてはスマートでない両者も、格闘技の原点を感じさせるガツガツの打ち合いを9分間見せ、場内大盛り上がり。技術云々ではなく理屈抜きに望まれるのはこんな試合だよなぁ。

なお、アナウンスはお馴染みびぃーびぃーさん。

席比率

【席比率】2024年、平野凌我チケット、ハジ席。126興行中、103ハジ席(82%)、21空き席(17%)、2中席(2%)。5372→5378(-02,+08)。

「ご来場いただき有難う御座いました! 樋沼選手が自分らしさを引き出してくれました。次回の試合も頑張ります!」(ラウェイマスター東修平)

PR
格闘技見るならU-NEXT
\ 初回登録で31日間無料! /

U-NEXT
UFC Fight Night

RIZINもUFCもDEEP/DEEP JEWELSも、その他様々な格闘技を配信中!
格闘技見るならU-NEXTで決まり!

第8試合 スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R) 海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級(70kg)王者、KNOCK OUT-BLACK同級王者、RISEミドル級(70kg)王者、元SB日本スーパーライト級(65kg)王者) ドラゴミール・ペトロフ(ブルガリア/元GLORYライト級6位、SENSHI -70kg王者)

海人2RTKO勝ち。

初回、海人の右カーフ、ワンツーの中、ペトロフも打ち合って対抗。ラウンド終了間際、海人は左三日月、右バックキックなど腹攻め。徐々に追い込まれ出したペトロフ。それだけではないとは思うが、2Rに海人が回してこかすと背中を打ったペトロフが苦悶。やや大仰には見えたがこれにてストップへ。

この試合にて、26歳の海人は、66戦57勝(26KO)8敗1NCとなり。30歳のペトロフは、20戦16勝(7KO)4敗となり。

第7試合 60.5kg契約 3分3R(無制限延長R) 笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級(60kg)王者・元フェザー級(57.5kg)王者) ペットモラコット・スーパーボンジム(タイ/スーパーボンジム/元ルンピニースタジアム4階級王者)

笠原初回KO勝ち。

サウスポー同士。初回、両者はまだローなどで様子見の段階。その中、長身の笠原がワンツーにて切り込んだ後、右三日月へ。これでペットモラコットは削れて行くかと思った瞬間、笠原は左カーフ、右フックボディからの左テンカオ一閃。これが深々と入りペットモラコットは悶絶の中、10カウント。

この試合にて、23歳の笠原は、33戦30勝(15KO)3敗となり。32歳のペットモラコットは、戦績不明。

第6試合 58kg契約 3分3R(無制限延長R) 魁斗(立志會館/SB日本フェザー級(57.5kg)2位、RISE同級1位、HOOST CUP日本同級王者) 平野凌我(MTS/RISEフェザー級4位、MA日本同級王者)

魁斗判定勝ち。

初回、スレンダーな魁斗のボクシングスキルに圧倒された平野だが、よく2Rよりゴリゴリの左右フックにて猛追。魁斗のシャープなボクシングが効かなくなり平野が打ち勝つシーンもあり。ただし2R、後方への投げと首投げにて平野は計3ポイント失い。判定は仕方ないが、スタンド部分では負けてなかったのでは。

この試合にて、22歳の魁斗は、21戦16勝(1KO)4敗1分となり。25歳の平野は、22戦14勝(6KO)7敗1分となり。

第5試合 オープンフィンガーグローブマッチ スーパーウェルター級(70kg) 3分3R(無制限延長R) 都木航佑(たかぎ こうすけ)(キャピタルレイズ fighting GlaNz/SB日本スーパーウェルター級1位、元KROSS×OVER KICK -67.5kg王者) ロクク・ダリ(コンゴ民主共和国/TRI.H Studio/元GRANDウェルター級(77.1kg)王者)

都木延長R終了後TKO勝ち。

試合は、ダリが恐怖の左右フックは振り回したのだが都木は回避。ただし、都木も右インロー、右ミドルは当てたが、有効打までは行けずに本戦ドロー。ただし、延長Rは明らかにバテ始めていたダリ。都木はプレッシャーをかけつつ右ミドルへ。ポイントにつけて欲しかったが1ー0ドロー。しかしダリが棄権した。

この試合にて、25歳の都木は、12戦10勝(5KO)2敗となり。30歳のダリは、立ち技6戦3勝2敗1分、MMA19戦12勝5敗2分となり。

第4試合 オープンフィンガーグローブマッチ 58kg契約 3分3R(無制限延長R) 内藤凌太(BELLWOOD FIGHT TEAM/SB日本フェザー級(57.5kg)4位、元DEEP☆KICK -55kg王者) ウー・ジウォン(韓国/TEAM HON)

内藤判定勝ち。

試合は、MMAスパッツにてバックキック、バックハンドなど回転系の技を見せたウーを、内藤はいつもの手足のコンビネーションにて押さえる。その中2R、内藤は左三日月にてウーの腹を効かし。左ミドル、ヒザ蹴りにて追撃したがダウンはなし。3Rは大過なく、内藤が安定した戦いぶりにて判定勝ちへ。

この試合にて、29歳の内藤は、42戦24勝15敗3分となり。24歳のウーは、SB1戦1敗、プロ空手1戦1敗、ボクシング1戦1分、MMA5戦3勝2敗となり。

第3試合 オープンフィンガーグローブマッチ 64.5kg契約 3分3R(無制限延長R) 樋沼朝光(RIKIGYM) 東修平(AACC)

菱沼判定勝ち。

初回、サウスポーの菱沼が左ストレートにて2ダウン奪取。しかし、ここからの東の反撃がすごかった。右三日月よりのワンツー連打で、菱沼はマウスピースを飛ばされ打たれまくり。ただし、菱沼もたまに左ストレートを当て返すと、立ったまま意識が飛んだ東。両者は最後まで格闘技の原点的な殴り合いを披露し終了。

この試合にて、38歳の菱沼は、SB3戦1勝2敗、MMA21戦7勝10敗4分となり。34歳の東は、SB1戦1敗、キック1戦1敗、ラウェイ10戦3勝(3KO)1敗6分、MMA20戦13勝5敗2分となり。

第2試合 オープンフィンガーグローブマッチ スーパーライト級(65kg) 3分3R(無制限延長R) 伊藤要(シーザージム新小岩) 奥田啓介(ANIMAL☆PLANET/BLUE DOG GYM)

2R負傷ドロー。

試合は、執拗に組んで後方への投げ等にトライする奥田と、サウスポー伊藤の左ストレート、右フックの交錯。奥田が投げにて攻めてはいたが、2Rには伊藤の左ストレートも強烈に当たり出し。そんなこれからの中、バッティングにて奥田は左まぶたをカット。これに負傷判定が入り三者三様のドローへ。

この試合にて、37歳の伊藤は、21戦6勝(4KO)13敗2分となり。33歳の奥田は、SB4戦3敗1分、MMA5戦5敗となり。

第1試合 66kg契約 3分3R(無制限延長R) 竜也(CRISS-CROSS/SB日本スーパーライト級(65kg)2位) 凱斗(Y’ZD GYM)

竜也2RTKO勝ち。

初回、凱斗は左右フックにてガンガンに出たが、相変わらず空いたアゴが恐い。それでも凱斗はきれいな首投げにてシュートポイント1×2回を獲得。しかし、被弾ダメージはありあり。2R、竜也に左フック、ワンツーをまともに当てられ凱斗は2ダウンにてストップへ。倒され方が毎回恐い気がする…。

この試合にて、24歳の竜也は、7戦6勝(5KO)1NCとなり。28歳の凱斗は、7戦2勝5敗となり。

オープニングマッチ第3試合 女子53.5kg契約 3分3R(無制限延長R) 小桐冬華(TEAM FOREST) 宇野あいり(立志會館)

小桐延長R判定勝ち。

試合は、序盤はサウスポーの宇野にいいワンツー、顔面前蹴りなどもあったが、徐々にフィジカル差があらわに。両者、2Rより組み合い、もみ合いが続いたが、ぐちゃぐちゃの中、宇野に疲弊が濃くなり。本戦が三者三様に終わると、延長Rは小桐優勢。組みの中、小桐が宇野を首投げに成功、シュートポイント1獲得にて突き放した。

この試合にて、18歳の小桐は、2戦2勝(1KO)となり。15歳の宇野は、1戦1敗となり。

オープニングマッチ第2試合 ライト級(62.5kg) 3分3R(無制限延長R) 長谷川平蔵(シーザージム) 野口貴大(シーザージム新小岩)

長谷川判定勝ち。

サウスポー同士。長谷川は野口の左ストレートを警戒か、ひたすらねちっこく組み付く作戦へ。2R、両者に消極的だとイエローカードが出されたが、その後に長谷川が野口をバックドロップにてシュートポイント2獲得。3R、最後の最後に長谷川はワンツー、左ハイを当て試合終了。野口の封じ込み成功。

この試合にて、22歳の長谷川は、6戦4勝(1KO)2敗となり。32歳の野口は、3戦1勝2敗となり。

オープニングマッチ第1試合 オープンフィンガーグローブマッチ 61.5kg契約 3分3R(無制限延長R) 金子徹哉(BELLWOOD FIGHT TEAM) 関根累(ROOTS)

関根2RTKO勝ち。

試合は、長身サウスポーの関根の左ミドル、左ハイに特化した戦い方が魅力的。左の蹴りをガンガン叩きつけて、ワンツーにて金子のガードをこじ開けて行く。2R、金子も右ローは出していたが、オープンフィンガーグローブで叩かれた顔面はカットされ流血、ドクターストップへ。関根は佐藤ルミナのジム選手。

この試合にて、25歳の関根は、SB2戦1勝(1KO)1敗、MMA6戦2勝3敗1分となり。38歳の金子は、7戦2勝5敗となり。