NJKF CHALLENGER 東西対決 2/11(日) 後楽園ホール

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目次

ギャラリー戦線異状なし

昨日のSB記事を書き切れない、消化出来ない内に次の興行に突入~。

武田幸三劇場スタート。K-1王者、大和哲也のジムがNJKFに加盟とのこと。やはりK-1グループの上部組織はNJKFだった! 日本のキック界はNJKFが回している!

さらには、山口元気代表もリングイン。武田幸三氏に控え室でせまられ、山口氏はKNOCK OUTとNJKFとの対抗戦を受諾とのこと。山口氏はOFG使用での試合を提案。やはり日本のキック界はNJKFが回している!

本日の興行

本日の興行は、22時終了。見違えるようにお客が入っていたNJKF。ただし、いくら今日は明日が休みの(日)とはいえ、もう少し試合を絞った方がいいか。よく最後までお客は残ってくれてはいたが、チビッ子連れのお客も多く、「NJKFが一番見せたいメイン」をもう少し条件良く見せるべきかと思う。

客入り

客入りは、9割くらいか。プロデューサーの武田幸三氏が動けばこれだけ入るなら、正直今までの3、4割しか入らなかったNJKFの活動は、どれだけサボっていたのよの気持ちもある。ただし、こう頑張ればお客は現場に来てくれる好例として、他団体へも希望を持たす話だと私は受け止めたい。

当日券は、25500円、20500円、10500円、5500円席は売り切れ。7500円、立ち見2500円席はあり。立ち見席は安くていいね。こんなツイートをNJKF興行でするとはという感じなのだが、いずれにせよ大事なのはこれを続けることだからね。

本日のええ写真

本日の「ええ写真撮れたでぇ~」は、TAaaaCHAN。妙に私のツイートを高評価してくれているTAaaaCHAN選手。フォローしていただいているのは知っていたので、この日はTAaaaCHAN選手よりチケット購入。すると昨日のSB興行終了時、挨拶をいただいた。計量に来た後だと思われる。

たまにこうやって私に会いたいと言ってくれる選手に会うのは嬉しいよね。最早キック会場にて、「空気のような存在」というのは無理があるので、最近は選手や関係者と会うのも躊躇しない。大盤振る舞いだ、持ってけドロボー、君も後楽園ホールでサーバルと握手!

次点は、嵐。フライ級時代の計量オーバー、並びに団体としてのその後の処置が悪く、私の中ではダーティーなイメージがついてしまっていた。ただし、今回は逆に相手が計量オーバー。その中での鮮やかな勝ち方を見ると団体の次世代エースは間違いないだろう。他団体との交流を望む。

なお、今回も嵐大応援団は、東側席を占拠。セミセミが終わった時点では、早くも時計は21時を回る。嵐の試合後、一気に人が消滅し、ほら言わんこっちゃないと思ったが、しばらくすると人はポツポツと戻って来た。ただまぁ、繰り返すが終るのは遅過ぎなわけで、もう少しNJKFは考えた方がいい。

リングアナ氏こぼれネタ。激励賞にて「ウィーバーン、野本様」とのアナウンスあり。これ野本様というくらいだから、「WIVERN(ワイバーン)」の読み間違えだよね。また第4試合、スコアを「36ー26」とアナウンスしていた。3Rで10ポイント差? おそらく手書きの「0」を「6」と読んだかな?

試合前、忙しいかなと挨拶は控えようと思っていたのだが、たまたま座った位置から目が合って、武田幸三P並びに深津飛成氏に挨拶出来る。2人共、文字通り飛び回っていた。まぁ、色々あって今はこんな形だが、私も新日本キック協会出身者ゆえ、2人には頑張って欲しいと思う。

吉田凛汰朗VS青木洋輔について。前試合、私の子分、畠山隼人をKOした吉田。その時の戦績は、22戦9勝(2KO)9敗4分。勝ち負け半分だったが、これで覚醒。今回も1階級上のNJKF王者に判定勝ち。長年見ていると、こういう選手が覚醒して勝ち方を覚えるとやっかい。まだ23歳だし頑丈だしね。

NJKFは、コーナーポストにモンコン、プラー、ガウンをかけておいていい系団体。

亜維二選手の戦績、ネットで調べて、こうかなという数字でアップ。NJKFは戦績入りパンフレットを無料で配っていて素晴らしいのだが、今回は亜維二選手の戦績に重ね印刷のミスが…。

NJKF興行時、ライターの長谷川さんと挨拶。長谷川さんとは、今はなき新宿の吉田商店・吉田店長を介して顔見知りとなったのだが、元プロのキックボクサーでNJKFに上がっていた人。今は柔術家で、岡田准一や玉木宏がチャレンジしたアメリカの柔術大会に出場もして来た、とてもすごい人なのです。

席比率

【席比率】2024年、TAaaaCHANチケット、ハジから3席目も人がいなくなったためハジ席認定。15興行中、12ハジ席(80%)、2空き席(13%)、1中席(7%)。4883→4924(-04,+45)。

透士…ついにサーバルさんに速報される

“TRASH”
ついにサーバルさんに組み膝に特化した”首相撲”認められた

‘TRASHジムの組みヒザに特化した攻め方、キック界に一大ムーブメントを起こすかも…。’

嬉しすぎる1文。

ただ試合内容は0点。

サーバルさんに首相撲取り上げて貰ったんでおまけして2点。

(100点満点中)
大輔

武田幸三氏が動いてもジャパンキックはそこまで埋まらなかったけど、今日のNJKFは「こんなのNJKFじゃない!」と言いそうになる位の盛況ぶりのようですね!
来場者属性を追っかけたり、今後のフォローとかに繋げて、ご祝儀的な打ち上げ花火にならないと良いですが…
H.Kondo

武田幸三劇場、面白かったです。伊原信一イズムを感じさせる強気な恫喝スタイルながらも、どこかに愛とノリの良さを感じます。アレはまたNJKFが観たくなりますね。

本当に、NJKFが変わるかも。
高倉仮面

第11試合 NJKFフェザー級王座決定戦 3分5R 大田拓真(新興ムエタイジム/1位、元WBCムエタイ日本統一同級王者、IRON FISTスーパーフェザー級王者、元S1日本-55kg級王者) 笹木一磨(理心塾/2位)

大田判定勝ち。新王者へ。

試合は、3Rまでマッチョなサウスポー、笹木につられたか、いつになく大田もパワープレイのボクシング。左右フックや、ロー、ミドルが飛び交ったが、再三のローブローやバッティングにて試合が止まる。笹木はバックハンドなどから飛び込んだが、大田が蹴り返すと股間に当たり止まるイメージ。

ただし、4Rより丁寧さが戻った大田。右三日月を刺しながら、ワンツーから組むと一瞬で回して笹木を投げ捨てる。このパンチからこかしが出色。さらに大田は右ストレートボディを効かし、組みヒザにて笹木を丸める。5Rも、右テンカオフェイントからの左ヒジと鮮やかなコンボを見せた大田の判定勝ちへ。

この試合にて、24歳の大田は、36戦27勝(8KO)7敗2分となり。27歳の笹木は、22戦12勝(4KO)9敗1分となり。

第10試合 NJKFスーパーバンタム級王座決定戦 3分5R 一航(新興ムエタイジム/1位、Bigbang同級王者、元WBCムエタイ日本統一・WMC日本・NJKFバンタム級王者) 真琴(誠輪ジム/3位)

真琴判定勝ち。新王者に。

試合は、長身の真琴のワンツー、頭を押さえての顔面へのヒザ蹴りが鋭く、一航も簡単にはペースをつかめない様子。それでも左ミドル、左右フックで一航が前に出だす。ただし、ここからという時、真琴がたびたび狙っていた右縦ヒジをガツン。これに額をカットされ、ドクターチェックが2度も入った一航。

それでも4R、一航の左右フックのブンブン暴れが激しく、残り2Rにてまくる勢い。しかし、この一航のパンチに押されながら、下げた一航の顔面に右テンカオをカウンターし、真琴は値千金のダウン奪取。これは勝負強い。5R、一航は攻めたが、勢いは真琴。胸元への前蹴りにて突き放した真琴が新王者へ。

この試合にて、19歳の真琴は、13戦10勝(1KO)2敗1分となり。22歳の一航は、27戦18勝(4KO)7敗2分となり。

第9試合 NJKFバンタム級王座決定戦 3分5R 嵐(KING gym/3位) 甲斐元太郎(理心塾/2位、元王者)

嵐2RTKO勝ち。新王者に。

甲斐が前日計量にて300gオーバー。甲斐は減点1スタート。嵐が勝利した場合のみ王者として認定される認定試合となり。

初回、サウスポーの甲斐は嵐のクイックな右インロー、右ストレートにボコボコ状態。それでも2R、右太もも内側を紫にし鼻血を流しながらよく攻め返しに来る。やや嵐に停滞を感じたその時、嵐は深く踏み込みながらの右テンカオ一閃。これに苦悶で丸まりダウンの甲斐。立つもストップへ。嵐は吠えた。

この試合にて、18歳の嵐は、13戦11勝(5KO)1敗1分となり。21歳の甲斐は、19戦7勝(2KO)10敗2分となり。

第8試合 スーパーライト級 3分3R ジャムワンスック・ゲッナァーウィー(タイ/ジッムンノーンスタジアム王者) 真吾YAMATO(大和ジム/元NJKF王者)

ジャムワンスック判定勝ち。

試合は、長身の真吾に対して、サウスポーのジャムワンスックがうま過ぎる。特に蹴り足をキャッチしてからのリターンが、うなるほどのうまさ。左ミドル、左ハイを蹴り分け、左ストレート、組みながらの左ヒジと、サウスポーのお手本になる攻撃具合。何度かぐらついた真吾だったが、よく倒れなかった。

採点は、もちろんジャッジ3者はジャムワンスックのフルマーク。ジャムワンスックもトランクスを下げ腹が効いていたようなシーンもありも、無表情でごまかし方もうまいのだろう。いにしえより続く、「NJKFの強過ぎるタイ人選手を呼んじゃう問題」が発令だったか。(誉めてます)

この試合にて、21歳のジャムワンスックは、90戦61勝26敗3分となり。28歳の真吾は、37戦25勝(13KO)10敗2分となり。

第7試合 66.6kg契約 3分3R 吉田凛汰朗(VERTEX/NJKFスーパーライト級王者) 青木洋輔(大和ジム/WBCムエタイ日本統一&NJKFウェルター級王者)

吉田判定勝ち。

試合は、やはり体格差が出るかと思うスタートも、2Rには吉田が長いワンツー打ち込みによって、青木に打ち勝ったので驚いた。2Rを終えての途中採点では、吉田がリード。

しかし3R、吉田は右カーフをもらっていたダメージをあらわに。青木の左右フックが猛威を振るい出し、これにて29ー29のドローペース。しかししかし、サウスポーからの右フック、左ストレートにてラウンドが互角になるレベルには打ち返した吉田。これで吉田2ー0判定勝ちへ。吉田、伸びてるな。

この試合にて、23歳の吉田は、24戦11勝(3KO)9敗4分となり。29歳の青木は、27戦13勝(2KO)11敗3分となり。

第6試合 61.5kg契約 3分3R 岩橋伸太郎(エスジム/NJKFライト級1位・元王者) TAaaaCHAN(PCK連闘会/聖域統一スーパーライト級王者)

TAaaaCHAN3RTKO勝ち。

試合は、スタートからTAaaaCHANの攻撃の距離がアジャスト。左右フック、左フックボディが岩橋に当たる。ただし3Rとなると、粘り強い岩橋が、左ミドルからの細かいワンツーにて前進。TAaaaCHANも苦戦の気配も、縦ヒジにて岩橋の額をカット。さらに左右フックの打ち合いで岩橋を効かしダウン&ストップへ。

この試合にて、32歳のTAaaaCHANは、34戦21勝(10KO)12敗1分となり。36歳の岩橋は、19戦7勝10敗2分となり。

第5試合 ウェルター級 3分3R 亜維二(あいじ)(新興ムエタイジム/NJKF 5位) YUYA(クロスポイント吉祥寺)

亜維二2RTKO勝ち。

初回、大柄な亜維二にもいい右ミドル、組み際の縦ヒジぶつけはあったが、サウスポーのマッチョなYUYAのワンツー、左ミドルのパワーが勝り、優勢な状態。

2R、ここもその推移ながら、亜維二が一瞬のチャンスに右ストレート打ち下ろし。これに体が泳いだYUYA。亜維二は抜群の詰めにて、左右フックでYUYAを大の字に倒し切って見せた。K-1グループとの対抗戦を制したYUYAだったが、NJKFにて一敗地にまみれる。亜維二、強いじゃないか。

この試合にて、17歳の亜維二は、8戦5勝(3KO)2敗1分となり。32歳のYUYAは、11戦7勝(2KO)3敗1分となり。

第4試合 NJKFライト級王座次期挑戦者決定戦 3分3R TAKUYA(K-CRONY/3位) 祖父江泰司(理心塾/4位)

祖父江判定勝ち。

初回、サウスポーの祖父江が、TAKUYAをワンツーからの左ヒザボディにて圧倒。ややスリップ気味ながら、右フックにて1ダウンも奪取。2Rより組みヒザに来たTAKUYAだったが、祖父江は負けておらず、効果的なボディへのヒザを送る。

しかし3R、ここでめっきりと疲弊したのは祖父江。鼻血も流れる。TAKUYAの逆転チャンスだったが、祖父江は最後、狙い済ませた右ハイカウンターをヒット。これに完全に効いたTAKUYAは、左右ヒザボディの追い打ちに丸まりダウン寸前。これにて祖父江が突き放し、試合終了へ。

この試合にて、25歳の祖父江は、8戦6勝(4KO)2敗となり。30歳のTAKUYAは、13戦5勝(1KO)7敗1分となり。

第3試合 ミネルヴァ 49.5kg契約 2分3R 真美(Team ImmortaL/S-1女子世界ライトフライ級王者) 美斬帝(ミキティ)(テツジム/ミネルヴァ・ライトフライ級1位)

真美判定勝ち。

初回、美斬帝の左右フックがヒットする好スタートも、しばらくすると真美も左右フックにてやり返し。両者打ちつ打たれつだが、被弾具合は美斬帝の方が印象は悪い。2Rより組みヒザで来た美斬帝も、要所でのヒザ、離れた時のパンチのヒット数は真美が上回る。美斬帝は毎回頑張るのだが後一歩及ばない試合多し。

この試合にて、33歳の真美は、20戦15勝(3KO)5敗となり。37歳の美斬帝は、31戦14勝13敗4分となり。

第2試合 フライ級 3分3R 明夢(あきむ)(新興ムエタイジム) 永井雷智(VALLELY)

ドロー。

初回、蹴り合いの中、右ローを効かせて好発進の明夢だったが、2Rになると永井はワンツー連打にて出て、さらにはいきなりの右跳びヒザ顔面で明夢より1ダウン奪取。明夢はダメージはあったが、しばらくすると永井の左脚のダメージもあらわに。3R、右ローで追い回した明夢も時間切れにてドローへ。

この試合にて、21歳の明夢は、9戦2勝5敗2分となり。15歳の永井は、3戦2勝(1KO)1分となり。

第1試合 57kg契約 3分3R 藤井昴(KING gym) 祖根亮麻(大和ジム)

ドロー。

試合は、初回こそ藤井の体のバネを活かした左フックボディからの右ハイなどの当たりが良かったが、手数が少ない課題が浮き彫りとなったか。2Rより、泥臭く食らいつく祖根に、ロープに詰められ攻めら出す藤井。3Rは、明らかに祖根のワンツー連打が集まり、藤井はドローに追いつかれて終了へ。

この試合にて、18歳の藤井は、1戦1分となり。26歳の祖根は、6戦3勝(2KO)2敗1分となり。

オープニングファイト第2試合 アマチュアジュニア 2分2R 竹田奏音(TAKEDA GYM) 大澤透士(TRASH)

大澤判定勝ち。

試合は、竹田も適宜ワンツーを当てるシーンはありも、2Rノンストップで来る大澤の組みヒザがすご過ぎる。大澤もパンチが出来ないわけではなく、左ジャブ、ワンツーを当ててからの組み、こかしへ。これは強い。TRASHジムの組みヒザに特化した攻め方、キック界に一大ムーブメントを起こすかも…。

オープニングファイト第1試合 アマチュアジュニア 1分30秒2R 坂田銀牙(TAKEDA GYM) 川野獅童(クロスポイント大泉)

川野判定勝ち。

試合は、サウスポーの坂田が左ミドルで押さえるかなと思われるスタートも、川野が返した右ハイのパワーに目を見張った。さらには、ワンツーからの右ハイ、組みヒザと川野の年齢に見合わない標準装備ぶりに驚いた。チビッ子のレベルが高過ぎる…。