ペーパー戦線異状なし。
本日の日中戦、当日券窓口にやたら列が伸びていた感じなのだが、どうした理由によるものだろう。入場口では、日本人と中国人に分けて、応援グッズの配布も行われている。中国人にもかなり観客動員がかかっている感じか。
オープニングセレモニーがあるというので、日中戦ということで形式ばったものかと思ったら、いきなりチアダンス開始。場内の酒が入り出したおっさん達からの野太い大歓声…。まぁ、盛り上がっているから、いいか…。
国歌吹奏あり。日本は音楽だけで終了も、中国は横浜の中国系高校の女の子が斉唱。これがすごく良かった。日本も誰か高校生を連れてくれば良かったのに。花咲徳栄高校でも何でも声かけたら良かったのでは。
セミ前に、再び景気よく「スターチアーズ」によるチアリーディング披露。持ち上げての跳び技が出て、場内どよめき。チアリーディングは、この跳び技で必ず盛り上がる。
G.O.A.T.
本日の興行は、21時50分終了。興行開始時から8割方は埋まる場内。招待券もあったかも知れないが、試合の盛り上がりも含め、この「G.O.A.T.」と名付けられた日中平和友好親善興行はバカに出来ないものだね。DANGANと新日本木村ジムの興行なんだと初めて知った。
客入りは、9割くらいか。南側席の後方まで、一度はみっちりと埋まった場内。ただし、応援団ごとにまとまって帰路につく客も多く、メイン時にはやや座席の空きは目立った。本日のリングアナは、「週末の男」こと小村氏が久々の登板。
メイン近くには、南側席下段は、かなり寂しい座り具合。それでも少しは座っているように見えるだろうが、なんのことはない南側ハジブロック席の方々が次々と座席移動して来て、この程度に収まっている感じ。
堀江和也VS安齊祐太
この日、一番驚いたのは第1試合の盛り上がり。日中戦とは関係なく、堀江和也VS安齊祐太という37歳VS 36歳の高齢デビュー戦対決。その応援団の声がすご過ぎて、なんと数メートル先で腰を浮かせて何か叫んでいたA山J郞氏の声が聞こえず。どれだけ場内がうるさかったか分かるでしょう。
A山氏が口をパクパクさせてパンフレットを振り回していたサーバル視線からの面白映像の中、最後までワンワンの大歓声に包まれた場内。試合終了後、私の周りには安齊応援団がいたのだが、ドドドドと30人以上が席を立って帰って行った。まぁ、いいんだけどね。ノーマーシー…。
また、私は中野健斗選手よりチケットを買ったのだが、周りに座るおそらく身内と思われる応援者達が、祈るような姿勢でリング上に声援を送っていた。勝利に終わり、「良かった、良かった」「今日は安心して見てられた」と感想をかわし、笑顔で帰路につく。これもまた正しく日本のボクシング興行の一コマかな。
本日の「ええ写真撮れたでぇ~」は、フー・ロンイー。劇的なTKO勝ちに、セコンドがフーをフィギュアスケートよろしくリフティング。高々と掲げ、リング上を1回りしていた。
この日いつものボクシングファンとは、ちょっと違う層が来ているのかなと思った事例は、バイト君のモップの出動率。スタートからかなり酒が出回っている様子で、それに比例し各所で酒をこぼす客が続出。バイト君はせっせとモップを持ち走り回っていた。普段ボクシングを見てはない客層だったのかも?
メイン、選手がリングから降りて来るのを待つチアガール。たまたまそこを歩いていたSプロモーター。
♪誰だ、誰だ、誰だ~、視界の手前に踊る影、黒い輪郭の邪魔ダマン。
【席比率】2023年、中野健斗チケット、ハジ席。156興行中、114ハジ席(73%)、37空き席(24%)、5中席(3%)。4666→4673(-01,+08)。