本日、両国国技館へ
NKBの皆さん、ごめん。
パンラヤーは仕事で遅れての観戦なのだが、有明アリーナに向かう算段をしていたようで、危ない危ない。たまにあるよね、これ。ずっと有明アリーナが続いていたからね。大昔、森合の兄ちゃんだかが、ボクシング興行で横浜アリーナと有明コロシアムを間違った話を思い出した。90年代の話。
これはRISEだけに限った話ではないとは思うが、ラウンドガールが選手入場で手拍子を一生懸命送っているのが素晴らしいね。…っと思ったら違った。1人は宮原華音さんで、ジムメイトの「同僚」の応援だった。宮原さんはインターバル中、興奮してウインドブレーカーのままシャドーしていた。笑
RISEは、第1部、第2部にて、入場式を分ける形かな。D.J Meiさんの「ディス、イズ、ラ~イズ」の絶叫にて、花火がバンがなかったのが良かった。あれ嫌い。
今日の両国国技館は、重低音がビリビリ。電気ビリビリだよ、まったく。選手はこの音圧の中、入場出来るのは嬉しいだろうな。
後半戦、急に外国人リングアナウンサーが登場。「シン・新生K-1旗揚げ時のVTRかよ」と思ったが、GLORYとの対抗戦なのでこうやっているのね。意味がすぐに分からなかった。入場式を分けると、後半戦の選手は少し会場入り出来るメリットもあるのかな。
第2部での「ディス、イズ、ラ~イズ」の絶叫の際、リング上でチャド・コリンズが必死に耳を押さえていたので、こちらも耳を押さえる。しかし、何もなし。チャド、説明受けてないのかよ。
本日の興行
本日の興行は、20時50分終了。7時間半興行。新生K-1興行とそう変わらないが、やや疲労が軽いのは、試合数がちょっと少なく試合間隔があり、また中盤にしっかりとした休憩時間があったからかも。本戦16試合と本戦22試合(中村P時代)の差などは体感としては相当あるんだよね。
客入りは、4割くらいか。このカードで埋まらないのかという話はあるのだが、確かにRISEはガチなカード編成ではあるのだが、それが集客に簡単に結びつくものではないことは歴史が示しているよね。昔の人気の全日本キック、カードはいいのに後楽園ホールがガラガラなMAキックを思い出した。
本人は意識していないだろうが、MAキック・山木ジム出身の伊藤隆氏が、タイやオランダ、オーストラリアの強豪を呼んで試合を組んでいるのが面白い。セーンティアンノイやラモン・デッカー、ジョン・ウェイン・パーが来ていた時のMAみたいだ。あの時は、コアなファンにとっては、たまらない時期だった。
また、現在のシン・新生K-1には、偶然というには恐ろしい巡り合わせにて、全日本キックにいた宮田氏が戻って来ている。新生K-1も対世界は打ち出してはいるが、集客に関しては日本人対決を軸に一歩リード。伊藤氏の競技者出身の視点は、ともすればそろばん勘定抜きの純粋さが勝ち過ぎる面も感じる。
ただし、ペットパノムルン・キャットムーカオVSチャド・コリンズなんて、RISEしか組もうとしないカードだよ。最高だ(ヒジなしだけど)。ただし、コア層のファンには届いても、ABEMAで普段見ている層が、「じゃ、チケット買おうかな」になるわけではないところは難しいところ。
つまりは、一時期のMAキック興行のように、5年、10年してから「あの興行はヤバかった」と語られるものを、伊藤さんは今作っているような気がしてならない。主要カードの半分が外国人選手では手売りもしてくれないわけだし、本来は日本人同士の対抗戦要素を強めた方がチケットは売れそうだけどね。
この日のRISEでは、またもやダウン裁定へのブレが起こっていたように思う。露骨な忖度裁定とまでは感じなかったが、「これがダウンで、あれは違う」のようなモヤモヤは残り。ペットパノムルンがバックハンドブローで倒れた際は、「これをダウンにして試合を決定づけたくない」心理はあったかもだが。
トーナメント優勝の田丸辰に「優勝賞金1000万円」と発表された。以前、ジャンさんの配信にて「サーバルさんが現役だったら、どこの団体に出たいですか?」の質問に「ジャパンキック協会」と答えたのだが、「やっぱRISEかも」と思ったことは内緒。なお、パンラヤーは「本当にもらえるの?」とキラー発言。
松下武蔵VS池田幸司について。今回、池田が新生側としてRISE側に一矢むくいたが、今後も継続参戦の感じ。他のK-1王者達よりも「RISEに乗り込む」的発言があり、THE MATCHの頃とは違い、K-1グループとRISEは相当に根底での融和が進んでいる印象。「ABEMAの名の元に」という感じか。
それはともかく「RISEだけはガチ」などの言い方は、新生ファンをまたもや強く刺激したらしい。かなりの文句・暴言も目にした。「ノアだけはガチ」をパロディにしている言葉だとは思うが。その意味で、新生ファンでも武尊と一緒に育った層はかなりタチは悪いような。信者レベルも多いだろう。
この層は「氷河期世代」にならえば、「格闘代理戦争世代」とも言えるのか。それは熱を生んでいた層で悪くはないのだが、時代が変わって来ていることにも注意されたい。いまだRISEの悪口を熱心に書き連ねているが、気がつけばK-1とRISEがガッチリ融合という未来がなくもない。そしたら面白い。
私は最近、その未来が色濃くなり、鎖国もやめた今、だんだんシン・新生K-1が憎むほどのエネルギー源になりにくくなっている。いいのやら悪いのやら。なお、老害と言われるサーバルだが、私レベルの老害よりも、武尊のし上がり世代のプチ新生ファン古株組の方が、老害度は強烈な気もするが…。
RISEのタイ人戦績は「1分」を入れて、あえて「5の倍数の法則」を崩しているのかなと思ったが、ブンロン・ペッティンディーアカデミーにて、「100戦75勝25敗5分」という「5の倍数の法則」いただきました。あざーす。
余談
最近、両国国技館興行の後は、インド料理屋さんへGO。
両国国技館周りの、ちゃんこ屋にて霧島のお店を発見。何~、地下1階から8階までぶち抜きで霧島のお店だと? こりゃ、相撲のタニマチが尋常ではなくすごいということの証左か。深津飛成が相撲取りなら、地下1階から8階まで「クゥーチャイ」のビルだったのか。そんな余計なことを考えた。
追記。近場には「寺尾」のお店もあり。それを見た翌日にお亡くなりになるとは。合掌。
席比率
【席比率】2023年、勝次チケット、ハジ席。184興行中、135ハジ席(73%)、43空き席(23%)、6中席(3%)。4781→4779(-04,+02)。