目次
- 第7試合 スック・ワンキントーン・バンタム級タイトルマッチ 3分5R 桂英慈(クレイン/王者、WMC日本王者) 伊藤勇真(キング・ムエ/5位、元WPMF日本フライ級王者)
- 第6試合 スック・ワンキントーン・スーパーフライ級王座決定トーナメント決勝 3分5R 竜輝(LEGEND GYM/フライ級5位) スダ456(BRING IT ON/スーパーフライ級4位)
- 第5試合 72kg契約 3分3R バス・レンジャージム(タイ/レンジャージム/元WMC世界65kg級王者) 小原俊之(キング・ムエ/HOOST CUP EXミドル級王者)
- 第4試合 58kg契約 コンコム・レンジャージム(タイ/レンジャージム) 大翔(ウィラサクレック・フェアテックス荒川/WMC・IPCC・M-1日本フェザー級王者)
- 第3試合 女子スーパーフライ級 2分3R 響子JSK(治政館) NAO.YK(YKジム)
- 第2試合 バンタム級 3分3R 大崎草志(STRUGGLE) 安河内秀哉(RIKIX)
- 第1試合 52.5kg契約 3分3R カズキ・シッソー(トースームエタイジム) 田嶋真虎(Realiser STUDIO)
- オープニングファイト スック・ワンキントーン・サマックレン(アマチュア)55kgタイトルマッチ 1分30秒3R 前川夏樹(クレイン) Kawakami Souma(ONELINK)
第7試合 スック・ワンキントーン・バンタム級タイトルマッチ 3分5R 桂英慈(クレイン/王者、WMC日本王者) 伊藤勇真(キング・ムエ/5位、元WPMF日本フライ級王者)
桂3RTKO勝ち。王座防衛。
サウスポー同士。試合は2Rまで、桂の左ローはすかされ、距離の作りは伊藤の方が良い。まだ均衡は破れていないも、伊藤が飛び込む構えから攻めが始まるかと思えたが、3R開始20秒、まさかの展開。伊藤と桂が交錯すると、桂の左フックに伊藤は大の字ダウン。即試合がストップされる痛烈なダウンだった。
この試合にて、20歳の桂は、10戦9勝1敗となり。26歳の伊藤は、35戦19勝15敗1分となり。
第6試合 スック・ワンキントーン・スーパーフライ級王座決定トーナメント決勝 3分5R 竜輝(LEGEND GYM/フライ級5位) スダ456(BRING IT ON/スーパーフライ級4位)
竜輝判定勝ち。新王者に。
初回、長身の竜輝の右ロー、ワンツー、右ハイが冴えており、ワンツーを直撃されたスダに1ダウンあり。その後、スダは3Rに右ロー、左縦ヒジを当て返し反撃。もらった竜輝に鈍りもあったが、まくるまでは行けず。竜輝もワンツー連打、右ロー、右ハイにて持ち直し。スダより運動量多く試合終了となった。
この試合にて、18歳の竜輝は、8戦6勝2敗となり。37歳のスダは、29戦8勝19敗2分となり。
第5試合 72kg契約 3分3R バス・レンジャージム(タイ/レンジャージム/元WMC世界65kg級王者) 小原俊之(キング・ムエ/HOOST CUP EXミドル級王者)
バス判定勝ち。
初回、頭1つ大きいサウスポーの小原が縦ヒジも折り込みながらワンツー、左ミドルと攻めたが、最後の最後にバスは虚をついた左バックヒジをクリーンヒット。これはいい当たりだった。2R以降、小原のワンツー、左ローは効いており、バスはバテバテも見せ方がうまい。右ミドルを当てては組むとこかしへ。
3Rは、壊滅的に疲れていたバス。小原も左ヒジを当てバスの額をカット。もう少し小原が明確に効かす攻撃を当てていれば印象は変わったが、バテながらもバスは「優勢を装うムエタイムーブ」を演出し、下がりながら小原をさばき試合終了へ。やはりポイントは生真面目な小原ではなくバスについていた。
この試合にて、34歳のバスは、戦績不明。37歳の小原は、28戦14勝12敗2分となり。
第4試合 58kg契約 コンコム・レンジャージム(タイ/レンジャージム) 大翔(ウィラサクレック・フェアテックス荒川/WMC・IPCC・M-1日本フェザー級王者)
大翔2RTKO勝ち。
初回、サウスポーの大翔が鋭い左ハイよりの左ストレートへ。コンコムもプライド高く右ミドルを返し対峙していたが、動きは大翔の方がシャープ。2R、ここでコンコムが右ストレートにて出たが、大翔はショートの左ヒジのカウンター。これに前のめりにダウンしたコンコムは動けず。額がバックリと割れていた。
この試合にて、25歳の大翔は、18戦11勝7敗となり。31歳のコンコムは、戦績不明。
第3試合 女子スーパーフライ級 2分3R 響子JSK(治政館) NAO.YK(YKジム)
ドロー。
初回、響子は蹴りに行くところNAOに右ストレートをまともに合わされていたが、2Rよりは長身を活かした組みヒザ押し込みへ。アゴが上がって力の入らないNAOを、響子はロープに釘付けにしてヒザを集める。2、3R、攻勢は響子が上回り試合終了へ。
振り分け採点が多いスックワンキントーン興行では響子に振られるのではと思えたが、1ー0のドロー。ジャッジ1者が29ー28にてNAO支持の中、2者は29ー29のイーブン。1ー0NAO優勢のドローに終わったが、私には逆に響子のドロー以上の内容に見えたが。
この試合にて、NAOは、7戦2勝4敗1分となり。響子は、7戦2勝4敗1分となり。
第2試合 バンタム級 3分3R 大崎草志(STRUGGLE) 安河内秀哉(RIKIX)
安河内判定勝ち。
初回、ややぎこちないながらもサウスポーの大崎が左ミドルにて安河内を押さえる。さらに後ろに引かれた大崎の顔面が安河内には遠い。大崎のぎこちなフィームーぶりに、安河内の意外な苦戦の気配。
2Rよりは、左右ローをダブル、トリプルで細かく出しプレッシャーをかけ続けた安河内。その中、左アッパー、左フックをカウンターし大崎をぐらつかせた安河内。3R、安河内はダメージと疲弊の深い大崎を倒しに行くも、ダウンを拒否して試合終了となった。
この試合にて、20歳の安河内は、6戦4勝2敗となり。42歳の大崎は、10戦4勝6敗となり。
第1試合 52.5kg契約 3分3R カズキ・シッソー(トースームエタイジム) 田嶋真虎(Realiser STUDIO)
カズキ判定勝ち。
試合は、2Rこそサウスポーの田嶋の左縦ヒジ、左横ヒジが当たるシーンもあったが、全体的にはカズキの組みヒザに押さえられた形か。組むと田嶋はうまく組み返せず、カズキの深く入る押しヒザを狙われる。3Rも、右ミドルより組みにて前に出たカズキが攻勢をアピールして試合終了へ。
この試合にて、24歳のカズキは、6戦2勝4敗となり。23歳の田嶋は、7戦5敗2分となり。
オープニングファイト スック・ワンキントーン・サマックレン(アマチュア)55kgタイトルマッチ 1分30秒3R 前川夏樹(クレイン) Kawakami Souma(ONELINK)
Kawakami判定勝ち。新王者に。
試合は、スタートから14歳の前川に比べ、22歳のKawakamiが「大人フィジカル」にて攻勢を握る。2Rよりは組み合いとなり、前川はどうしても取っ組み合い力にて負けて投げ潰される印象。採点は、ジャッジ3者共に、29ー28にてKawakami支持だった。