第80回東日本新人王決定戦 11月3日(金) 後楽園ホール

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目次

第12試合 ミドル級4回戦 赤井英五郎(帝拳) マッチョパパ一基(協栄)

赤井判定勝ち。

試合は、赤井がショートの高速左右フック、アッパーにてリードも、もらってもマッチョパパが打たれ強い。あのもらい方では最後まで行かないのではと思ったが大丈夫。マッチョパパは右のオーバーハンドライト1発にかけるしかなかったが、最後まで赤井に抵抗。赤井は詰め切りたかったが、圧しながらもほろ苦判定止まり。

この試合にて、29歳の赤井は、6戦4勝(3KO)2敗となり。34歳のマッチョパパは、5戦1勝(1KO)3敗1分となり。

第11試合 ウェルター級4回戦 須賀大地(世田谷オークラ) 加藤大河(DANGAN越谷)

須賀判定勝ち。

試合は、長身の加藤はワンツーは一級品ながらも機動力には乏しい。そこを須賀は足を使いながら、左右フックの上下にてリード。2Rには須賀の右フックボディに、明らかに苦しい顔の加藤。その後も加藤の強打は不発の中、ポイントをピックアップしたのは須賀。1者38ー38としたジャッジがいたのが謎。

この試合にて、31歳の須賀は、3戦3勝(1KO)となり。20歳の加藤は、6戦4勝(1KO)2敗となり。

第10試合 S・ライト級4回戦 川村英吉(角海老宝石) 大場翔(ジャパン・スポーツ)

川村判定勝ち。

試合は、大場も右アッパーから切り込むいいコンボを持ってはいたのだが、川村がうま過ぎる。川村は手数は多くはないが、よく見て効果的なブローのねじ込み。特に、右ストレートを当ててからの、相手の入りに合わせる左フックが出色。試合で大場にはっきりとペースを奪われることはない安定ぶりだった。

この試合にて、24歳の川村は、3戦3勝(1KO)となり。29歳の大場は、6戦3勝(2KO)1敗2分となり。

第9試合 ライト級4回戦 西畑直哉(竹原慎二&畑山隆則) 菊池音央(新日本木村)

西畑判定勝ち。

初回、菊池のネガティブな立ち上がり方が悪過ぎる…。西畑の山なりの右ストレートを直撃されまくり。2R、菊池は左右フックでの暴れを見せたが、最大暴風パワーにいいものを持ちながらも、それが続かず。その後は菊池はホールド中心にて、西畑のワンツーに押し込まれて試合終了。菊池はもったいないなぁ。

この試合にて、24歳の西畑は、6戦5勝(3KO)1敗となり。20歳の菊池は、3戦1勝2敗となり。

第8試合 S・フェザー級5回戦 下村佳輝(三迫) 山内雄輔(RK蒲田)

下村2RTKO勝ち。

初回、両者ガッツクような左右フックの打ち合いの中、右フックにてダウン奪取は、体の大きな下村。しかし、再開後は下村も攻めてはいたが、一息つくと山内が攻め返し。山内逆転の目を感じる展開となり。2R、ここも山内の攻めが目立っていたが、下村が最後に左右フックで山内を2ダウン目。ストップへ。

この試合にて、24歳の下村は、6戦5勝(5KO)1分となり。26歳の山内は、6戦4勝(1KO)1敗1分となり。

第7試合 フェザー級4回戦 山川健太(大橋) 牧田健之介(RK蒲田)

牧田2RTKO勝ち。

試合は、両者あまりにも手数が少ない立ち上がり。その中、左ジャブをちょいちょい伸ばすのは山川ゆえ、それでは牧田は勝てないぞと思い見ていた。しかし2R、一瞬の打ち合いにて、切り返しの左フックにて山川が失神ダウン。これは立てない…。山川が担架送りとなる衝撃的な番狂わせとなった。

この試合にて、22歳の牧田は、4戦4勝(3KO)となり。19歳の山川は、5戦4勝(3KO)1敗となり。

第6試合 S・バンタム級5回戦 鳥井士恩(角海老宝石) 須藤大和(伴流)

須藤3RTKO勝ち。

試合は、サウスポーの須藤のワンツーも鋭かったが、ヒット数で上回っていた鳥井が勝つのだろうと思って見ていた。しかし3R、接近戦にて右フックを合わされた鳥井に1ダウンあり。再開し、鳥井が逆に右ストレートを効かせたシーンはありも、須藤の右フックにつかまり2ダウン追加。須藤はいいパンチを持っているな。

この試合にて、22歳の須藤は、7戦7勝(4KO)となり。22歳の鳥井は、7戦4勝(2KO)3敗となり。

第5試合 バンタム級4回戦 三浦良斗(ワタナベ) 榊原祐弥(横浜光)

三浦初回KO勝ち。

初回、長身サウスポーの榊原の立ち上がりが良く見えたが、距離を詰めた三浦が左フックからの右ストレート1発にてダウン奪取。グシャリとダウンした榊原は、ゆっくりと立ち上がったが、足元が揺らぐ。そのまま10カウントを数えたマーチンレフェリーは賢明だったか。

この試合にて、25歳の三浦は、6戦3勝(1KO)1敗2分となり。25歳の榊原は、7戦2勝(1KO)4敗1分となり。

第4試合 S・フライ級5回戦 佐藤祐(三迫) 吉成亮人(ライオンズ)

佐藤判定勝ち。

試合は、ベルトラインに「SUGAR」と入り、テクニック型の自覚のあった佐藤の完勝。接近戦にて、左ジャブ、左フックボディ、右ストレートの好打にて打ち勝つ。1発の重さでは上回っていた吉成だが、いい左フックは数度だけ。ただし、採点はジャッジ3者が48ー47評価。そんなに吉成は取れていたろうか。

この試合にて、19歳の佐藤は、6戦6勝となり。23歳の吉成は、6戦5勝(2KO)1敗となり。

第3試合 フライ級4回戦 山田龍斗(大橋) 高熊龍之介(松本ACE)

高熊判定勝ち。

試合は、やはり動きながらボクシングの山田だったが、2Rより長身の高熊が強烈なプレッシャーかけ。頑健な左フックボディ、ワンツーにて出ていた高熊だったが、4Rにビッグチャンス到来。左フックボディにて完全に腹を効かせて丸めたが、そこからの山田の粘りもすごかった。耐えただけではなく最後は打ち返し判定へ。松本ACEが大橋を破るのも新人王戦の醍醐味か。

この試合にて、25歳の高熊は、8戦7勝(3KO)1敗となり。27歳の山田は、7戦1勝(1KO)4敗2分となり。

第2試合 L・フライ級4回戦 磯金龍(大橋) 早坂峻(横浜光)

磯金判定勝ち。

試合は、第1試合の北野と同型、サウスポーのカウンター型の磯金。2Rまでは早坂を左アッパー、右フックにて打ち込みも、3Rより早坂に盛り返され、磯金も被弾が増えかなり怪しくなる。4Rも微差で早坂に振るジャッジもいるのではないかと思ったが、3者39ー37にて磯金支持。ただし、両者差はなかった試合だと思う。

この試合にて、23歳の磯金は、3戦2勝(1KO)1敗となり。19歳の早坂は、3戦2勝1敗となり。

第1試合 ミニマム級4回戦 北野武郎(大橋) 杉浦義(協栄)

北野判定勝ち。

試合は、サウスポーの北野がフィームー的にスタートも、杉浦の左右フックの食らいつきがすごく、直にバカバカの乱打戦となり。その中、北野の左右フック上下、ワンツーのパンチ効果は上回ってはいたのだが、杉浦にロープに押し込まれ細かい連打を受けるシーンもあり手こずり。さすがは東の決勝だけはあったか。

この試合にて、19歳の北野は、4戦4勝(1KO)となり。21歳の杉浦は、5戦4勝(2KO)1敗となり。