目次
- 第8試合 日本ウェルター級タイトルマッチ10回戦 坂井祥紀(横浜光) シーサー皆川(平仲BS)
- 第7試合 52.7kg契約8回戦 梶颯(帝拳) 篠田将人(山木)
- 第6試合 S・バンタム級8回戦 村田昴(帝拳) カルロ・デメシーリョ(フィリピン) 中止。
- 第5試合 109P契約8回戦 高見亨介(帝拳) リト・ダンテ(フィリピン)
- 第4試合 117P契約8回戦 小川寛樹(帝拳) ヤン・チェンチェン(中国)
- 第3試合 62.3kg契約8回戦 宮田彪我(帝拳) 加藤亜礼史(あれじ)(折尾)
- 第2試合 S・バンタム級6回戦 眞下公翔(ましもかける)(横浜光) 中本豊(結花)
- 第1試合 バンタム級4回戦 西屋香佑(横浜光) 岡田悠平(本望) 中止。
第8試合 日本ウェルター級タイトルマッチ10回戦 坂井祥紀(横浜光) シーサー皆川(平仲BS)
坂井判定勝ち。王座防衛。
試合は、スタートからサウスポーのシーサーがアウトボクシング。シーサーのパンチのヒットは浅いが、それ以上何よりも坂井がガードを固めて左ジャブも出さず。にじり寄ってはいるものの、この「空気パンチ」ぶりでは、普通に考えてポイントはシーサーに皆流れるのではないのかという展開。
ただしその中、3Rにシーサーにダウンあり。角度的に坂井の右ショートが当たったのかと思ったが、VTR再生を見ると、坂井が左フックにてシーサーを完全に押して尻餅をつかせただけ。うーむ…。こういう時は、リアルタイムでVTR抗議が出来ない、ボクシング競技の不自由さを感じた。
その後、4Rにシーサーは左アッパーを効かせ、坂井にタコ踊りをさせる大チャンスあり。しかし、ここでバッティングが起こり両者流血。5Rを終えての途中採点は、48ー46のスコアにて2ー1と割れて坂井有利。もっとシーサーに付くかと思ったが、かえすがえすも3Rのダウン分ポイントは余計。
6Rよりはどっち付かずな展開ながら、はっきりとはシーサーが打ち勝てていない流れ。7Rにもう一度、左アッパーで坂井を効かせたのがシーサーには最後の一山。その後、シーサーは大流血で顔面血みどろ。10R、馬力でシーサーを押し込む良さが坂井にやっと出て試合終了へ。やはり坂井の3ー0となった。
この試合にて、32歳の坂井は、45戦29勝(15KO)13敗3分となり。31歳のシーサーは、6戦4勝(1KO)2敗となり。
第7試合 52.7kg契約8回戦 梶颯(帝拳) 篠田将人(山木)
梶7RTKO勝ち。
3Rまで、サウスポーの篠田が右アッパー、左ストレートと印象的なパンチを梶に当てる。こんないい選手、どこに埋もれていたのよの感じ。この試合も番狂わせかの雰囲気が流れたが、4Rより梶が打ち返し。コーナーに篠田を詰めると、左フックボディ、ワンツーと滅多打ち状態。梶がいつ倒すかの流れに変化。
5、6Rと、ほぼ一方的に梶だったが、6R最後に篠田のワンツーが当たり。7Rも、梶が圧倒的に攻めながらも、篠田がワンツーを効かせ返すチャンス。後退する梶、大逆転の予感にざわめき立つ場内。しかし梶は持ち直し、再度篠田を打ち込み返し。その中、左フックにて篠田を前のめりに失神させてストップへ。
この試合にて、26歳の梶は、18戦16勝(10KO)2敗となり。27歳の篠田は、9戦6勝(5KO)2敗1分となり。
第6試合 S・バンタム級8回戦 村田昴(帝拳) カルロ・デメシーリョ(フィリピン) 中止。
村田の棄権によるもの。
第5試合 109P契約8回戦 高見亨介(帝拳) リト・ダンテ(フィリピン)
高見判定勝ち。
試合は、長身の高見が左ジャブ、ダンテのパンチを外しざまの右ストレートにて試合をコントロール。先制されたダンテは、3、4Rと強い左右フックをヒット。ここから高見の失速もあり得るかと思われたが、ダンテの攻勢は長続きせず。
6Rよりめっきりと消耗したのはダンテ。高見について行けず、動かれながら打ち込まれて試合終了へ。特に、高見の右ストレートボディは有効だったか。高見は長身な上、スピードあるので当てにくい選手だ。
この試合にて、21歳の高見は、5戦5勝(4KO)となり。33歳のダンテは、37戦21勝(12KO)12敗4分となり。
第4試合 117P契約8回戦 小川寛樹(帝拳) ヤン・チェンチェン(中国)
ヤン3RTKO勝ち。
試合は衝撃の番狂わせ。ヤンは頭からラフに突っ込むファイター。小川も呼応しワンツーにて打ち合ってはいたが、手数では圧倒しながらもナックルの当たりがソフトな感じ。その中3R、小川の攻めの間を突き、ヤンが左右フックにてダウン奪取。前のめりに倒れた小川は立つもグラグラ状態にてストップへ。
この試合にて、22歳のヤンは、9戦6勝(3KO)3敗となり。24歳の小川は、4戦3勝(2KO)1敗となり。
第3試合 62.3kg契約8回戦 宮田彪我(帝拳) 加藤亜礼史(あれじ)(折尾)
宮田判定勝ち。
試合は、長身サウスポーの加藤が善戦。宮田もやりにくかったのか、中々打ち込めず。4R、宮田が右ストレートを効かせてストップ寸前まで追い込むも、加藤の左ストレートカウンターにヒヤリ。その後も圧倒的に宮田優勢も、加藤のパンチも侮れないという展開。苦しいながらも判定まで行った加藤の株が上がりか。
この試合にて、23歳の宮田は、3戦3勝(1KO)となり。29歳の加藤は、14戦10勝(3KO)4敗となり。
第2試合 S・バンタム級6回戦 眞下公翔(ましもかける)(横浜光) 中本豊(結花)
眞下2RTKO勝ち。
サウスポー同士。結花ジムは鳥取のジムのようだが、両者はパンチ力が段違い過ぎてかわいそうなくらいだった。スタートから眞下が右フックボディからワンツーにて、中本をガンガンに殴りつける。初回、ワンツーにて1ダウン目。2R、右フックに2ダウンしたところでストップへ。ちょっと実力差が大き過ぎた。
この試合にて、21歳の眞下は、7戦7勝(6KO)となり。25歳の中本は、10戦4勝(3KO)6敗となり。