WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT vol.11 2024年2月3日 後楽園ホール

PR
U-NEXT

元グリーンホテル跡戦線異状あり。ほとんど出来上がりました。ギャラリー戦線異状なし。穴口選手への追悼の黙祷より興行スタート。

PR

本日の興行

本日の興行は、20時50分終了。セミの8回戦が中止となり、ほどよい時間に終了。私が常々言っている、「ボクシング興行は1試合多い(8回戦レベル)」を裏打ちするものに。ただし、メインが3Rで終わってこの時間だからね。なお、またまたWBOアジア戦は10回戦。10か12かは誰が決めてるの?

客入り

客入りは、4割くらいか。U-NEXT興行は、入る日と入らない日の落差が大きい。さらには、一般的にカードの良し悪しに比例していない気がするのは何故だろう。メイン試合の集客よりも前座試合の集客度合いにバラつきがあるのだろうか。また、セミ後にドッと人が帰ってしまったのは残念。

当日券は、22000円、16500円、11000円、6600円席とあり。昨日の興行は、高い席種3つが売り切れだったが、今日はそれはなし。全体的に値段は高い設定。私は6600円席だったが、南側H列だった(中通路を挟んで下側)。

席比率

【席比率】2024年、山本智哉チケット、ハジから2席目も人は瞬間しかいなかったためハジ席認定。12興行中、10ハジ席(83%)、1空き席(8%)、1中席(8%)。4858→4860(-01,+03)。

第7試合 WBOアジアパシフィックミニマム級王座決定戦10回戦 小林豪己(真正) 金谷勇利(金子)

小林3RTKO勝ち。新王者に。

初回、金谷が足を使いながら右ストレートボディを起点に、いいワンツー。金谷というもう1人の「ユーリ」が勝つ日かと思ったのも束の間、2Rに小林が右から返した左フックにて1ダウン奪取。小林はもう少し繊細にアウトボクシングをして来るかと思ったが、意外なパワープレイに唖然。

3R、金谷は立て直しを図ったが、ダウンしたダメージはあったか。ここも金谷と真正面から打ち合った小林がワンツーにて2ダウン目。金谷は立つも、リング禍もあった直後レフェリーはどうするのかと思ったが続行。すぐに小林が右フックにて3ダウン目奪取にてストップへ。ギリギリありの展開に見えた。

この試合にて、25歳の小林は、8戦7勝(5KO)1敗となり。27歳の金谷は、7戦5勝(1KO)2敗となり。

第6試合 バンタム級8回戦 矢代博斗(帝拳) アルビン・カミケ(フィリピン)

中止。矢代の棄権によるもの。

第5試合 S・フライ級8回戦 廣本彩刀(角海老宝石) 川浦龍生(三迫)

川浦判定勝ち。

初回、サウスポーの川浦のワンツーのクオリティに息を飲む。すご過ぎる。しかし一瞬、川浦は気を抜いたか、廣本の強烈な左フックをボカンともらう。しかししかし、すぐに川浦が必殺のワンツーにて、廣本より1ダウン奪取。どんな試合だ。ただし、ここから廣本はプレッシャーを受け川浦ペースへ。

2R以降、廣本もガードを固め、前に出て来る廣本の左ストレートの返りに、いい右ストレートをリターンしたりもあり。それでも圧倒的に攻めていたのは川浦。ワンツーのキレは最終Rまで落ちることなく、8Rなどコーナーで打ち込まれた廣本は危うし。よほど移籍先と相性がいいのか川浦は伸びまくっている。

この試合にて、29歳の川浦は、13戦11勝(7KO)2敗となり。26歳の廣本は、9戦6勝(3KO)3敗となり。

第4試合 フェザー級8回戦 嶋田淳也(帝拳) ジェトロ・パブスタン(フィリピン)

嶋田2RKO勝ち。

試合は、体格の大きい嶋田に対して、サウスポーのパブスタンも力感のあるいい左右フックを全振り。バチバチの打ち合いが始まる予感も、2Rに嶋田が強烈な左アッパーボディ一閃。素晴らしいカウンターで、これに悶絶のパブスタンは丸まりダウン。

カウント8で立ったが、何故か顔を横に向けたまま(セコンドがいたの方向とは逆方向)。この様子に、マーチンレフェリーはカウント10へ。これに驚いたジェスチャーのパブスタンも、これは自分が悪いな。セコンドもコーナーで抗議していたが後の祭り。闘志がないと判断されても仕方ない。

この試合にて、25歳の嶋田は、6戦6勝(2KO)となり。34歳のパブスタンは、50戦32勝(10KO)12敗6分となり。

第3試合 L・フライ級8回戦 川崎智輝(真正) 山本智哉(横浜光)

山本判定勝ち。

試合は、スタートからサウスポーの山本のドライブがかかったような左ストレート、右フックが強い当たり。しかし、3Rよりは川崎の接近戦に手を焼いた山本。5R、一気に打ち込んだ山本も、川崎の右アッパーボディに丸まり苦しむ。その後も山本の手数が少なくスコアは競っている印象も山本3ー0で出た。

この試合にて、26歳の山本は、11戦8勝(1KO)3敗となり。25歳の川崎は、8戦2勝6敗となり。

第2試合 ミニマム級8回戦 松本流星(帝拳) ジョマー・カインドグ(フィリピン)

松本判定勝ち。

試合は、サウスポーの松本がパンチへの反応が良く、カインドグがもらってもケロリとしていたこともあったが、山場には乏しく静かなままの展開にて推移。その中6R、松本は素晴らしいロングの左アッパーボディ一閃。レバーにもらったカインドグはディレイでダウン。しかし立ち上がると判定となった。

この試合にて、25歳の松本は、3戦3勝(1KO)となり。29歳のカインドグは、16戦11勝(4KO)4敗1分となり。

第1試合 S・バンタム級4回戦 岡森祐太(真正) 福嶋滉平(竹原慎二&畑山隆則)

岡森判定勝ち。

初回、岡森がワンツーにて長身の福嶋に打ち勝ったが、2Rは急に福嶋のワンツーペースとなり。しかし3R、今度はまた岡森が良くなり、福嶋に左フックを当てるとバランスを崩し気味に1ダウン奪取。4Rは再び、福嶋のワンツーが良し。交互に良い両者。判定が割れる要素はなく見えたが2ー1にて岡森に出た。

この試合にて、31歳の岡森は、1戦1勝となり。21歳の福嶋は、1戦1敗となり。